
はじめに
先に結論を言ってしまうと
いい業者選びの簡単なチェックポイント
- 法人もしくは個人事業主である(フリーランスを除く)
- 電気工事業許可を得ている(電気工事を業として行う場合に必ず必要)
- 2人以上で工事を行っている
- 料金の掲示があいまいではない(最安値を大きく謳っている場合やブースター込みの合計金額を掲示していない場合は要注意)
- 命綱やフルハーネスを使用している(法律で利用が定められている)
- 工事の内容・アンテナの種類などが選べる
- 保証の有無や内容をしっかりと説明してくれる、または掲示している
資格について
アンテナ工事受注先

アンテナ工事専門会社にアンテナ工事を依頼する場合
メリット
- 専門会社なので、知識や経験が豊富
- さまざまな方法から最適な工事方法を選べる
- 技術力がある
デメリット
- アンテナ以外の工事を頼むことができない
- 他業種からの参入や個人事業主の場合、法令が遵守できていない場合がある(電気工事業法・フルハーネス型安全帯(墜落制止用器具)特別教育など)
特徴・注意まとめ
アンテナ工事専門会社は非常に珍しい業種となります。今はウェブ上で検索することで見つけやすくなったものの、旧来から営業している会社よりもいわゆるネット系の会社ばかりが見つかるかと思います。アンテナ工事専門と謳っている会社も、実際はエアコン工事などが専門の会社も多く、中にはウェブサイトが専門で実際の工事は全国から募集した工事会社という場合もあります。特に会社名をあまり表に出していないサービスは要注意です。
アナログ放送の時代から専業で経営している会社はほとんどないと思います。多くは地デジ化以降に新規参入した会社などではないでしょうか。以前は地デジ化バブルに現れた新参者という立場でしたが、地デジ化されたのもずいぶん前になりますので、そういった会社でも今では十分ベテランになっていることも考えられます。
ただし、そういった若い会社はアナログ放送時に建てた家など、築年数の経った建物の工事経験が乏しく、最良の結果が得られないこともあるかもしれません。そのため[新築専門]などとターゲットを絞っている会社もあります。また異業種から参入してきた場合に、法令遵守ができていない(そもそも関連法の知識がない)場合も時々見かけます。
専業で行う会社も方向性がいくつかあり、材料や施工方法を絞って工事費用を安く抑えている会社や、専業としてどんな工事でも対応できるように材料をそろえ、様々な現場に対応している会社などの違いもあります。
BSアンテナ工事を行う場合、今でも2Kが標準で4Kが追加工事になる場合や、4K工事の際には必ず分配器やテレビ端子を取り換えなくてはいけないと言われて工事料金が思っていた以上に膨れ上がる場合があります。
アンテナ専門と謳っていても、実際にその内容は千差万別です。 メーカーの研修実績やCATV技術者の資格を持っているなどの場合や、独学で始め知識や技術が伴っていない場合もあります。
アンテナは八木式だけではなく、デザインアンテナの設置や屋根裏への設置なども得意な会社があります。またアンテナの色やブースターもいくつかの候補から選べる場合もあります。
対応エリアが広いため現地調査が有料となることが多いのですが、電話やメールなどで細かい見積もりを出してもらえることが多いです。
法令遵守でいうと電気に関係する作業を行う場合は電気工事業の登録(建設業の場合は届け出)が必要になります(電気工事業の業務の適正化に関する法律)。
Googleやまとめサイトの口コミも業者選びの際には参考になるかもしれません。※ユーザーが投稿できないタイプの口コミまとめサイトは恣意的にランキングされている場合があり、信ぴょう性があまりありませんので無視していいでしょう。弊社の口コミでも指摘されましたが、最近は残念ながらGoogleの口コミも不正を行っている事例があるようです。※弊社では口コミ操作、外部委託などは一切行っていません。
おおよその価格
専門業者は主にネットで探すことができますが、ネット上では主に最低価格のみを大きく掲示している会社が多く、合計金額が非常にわかりづらくなっています。
なお、多くの場合はブースターが必要になると考える方がよく、ブースターも含めた工事金額で予算を組みましょう。
最近は減りましたが、通常のプランではありえない最低価格を大きく掲示している会社もあります。
多くの場合工事料金の相場は以下のような価格帯になりそうです。
- 地デジ+ブースター工事
- 30000円~60000円
- 地デジデザインアンテナ+ブースター工事
- 30000円~70000円
- 地デジ+BSアンテナ+ブースター
- 45000円~80000円
- 地デジ+新4K8K衛星放送アンテナ+ブースター
- 65000円~100000円
弊社の場合

ハウスメーカーにアンテナ工事を依頼する場合
メリット
- 注文住宅の場合、建築の段階で気軽にアンテナの設置場所や種類を相談できる
- 特殊な工事でも対応してもらえる場合がある
- アンテナ設置場所に下地を入れてもらえる場合がある
- 窓口が増えずに済む
- 支払いが住宅ローンに組み込める場合がある
デメリット
- 工事料金が高くなりがち
- 専門知識に乏しい電気工事の担当者が工事を行う場合がある
- 現金払い、もしくは工事後の振り込み払いにしか対応していない場合がある
- 全く保証が付かない場合がある
- 特殊な工事に対応してもらえない場合がある
特徴・注意まとめ
八木式以外にデザインアンテナの取扱いができるかを確認しましょう。
工事後の保証の有無を確認しましょう。
おおよその価格
中にはアンテナ工事がサービス(建物の金額に含まれている)の場合もありますが、有料で手配した場合、アンテナ工事料金の相場は以下のような金額ではないでしょうか。
- 地デジ+ブースター工事
- 50000円~100000円
- 地デジデザインアンテナ+ブースター工事
- 50000円~100000円
- 地デジ+BSアンテナ+ブースター
- 70000円~120000円
- 地デジ+新4K8K衛星放送アンテナ+ブースター
- 70000円~150000円

リフォーム会社にアンテナ工事を依頼する場合
メリット
リフォームと同時に行うことで、様々なメリットが考えられます。
- 危険な屋根などでも足場を組んで工事ができる
- 壁の中の配線を入れ替えることができる
- 外壁に引き回した配線を壁と一緒に塗装して目立たなくすることができる
- 室内のテレビ端子を同時に増やすことができる
- 新4K8K衛星放送対応の設備に総入れ替えすることができる
- 支払いをローンで組める
デメリット
- 専門知識に乏しい電気工事の担当者が工事を行う場合がある
- アンテナ工事部分のみ丸投げし、そこに手数料を上乗せされる場合がある
- 全く保証が付かない場合がある
特徴・注意まとめ
おおよその価格
おおよそ、ハウスメーカー経由の工事と同じだと思いますが、ハウスメーカー経由はご新築時、リフォーム会社はリフォーム時、ということになるでしょう。
工事料金の相場は以下の通りです。
- 地デジ+ブースター工事
- 50000円~100000円
- 地デジデザインアンテナ+ブースター工事
- 50000円~100000円
- 地デジ+BSアンテナ+ブースター
- 70000円~120000円
- 地デジ+新4K8K衛星放送アンテナ+ブースター
- 70000円~150000円

家電量販店にアンテナ工事を依頼する場合
メリット
- 家電を購入したついでに依頼ができる
- たまったポイントが使用できる場合がある
- 様々な支払い方法に対応している場合がある
- 窓口が大会社なので安心感がある
- 対面して受付ができる
デメリット
- 夏場は受付に消極的な場合がある
- 夏場はエアコン工事で人手不足になりがち
- 工事担当者の品質にむらがある
- 工事の保証が付かない場合がある
- 工事のバリエーションに乏しい
- 工事料金はやや高め
- 受付の担当者が知識がなく、工事担当者に正確に情報が伝わらないことがある
特徴・注意まとめ
おおよその価格
- 地デジ+ブースター工事
- 35000円~70000円
- 地デジデザインアンテナ+ブースター工事
- 50000円~100000円
- 地デジ+BSアンテナ+ブースター
- 70000円~120000円
- 地デジ+新4K8K衛星放送アンテナ+ブースター
- 70000円~150000円

街の電器屋さんにアンテナ工事を依頼する場合
メリット
- 日々の細かい電気関係のメンテナンスなどと絡めて点検などを頼みやすい
- アフターフォローが頼みやすい
デメリット
- 時期によっては対応してもらえないことがある
- アフターサポート費用が高め
- アンテナ工事の経験があまりない場合がある
- 最新の計測器などを持っていない場合がある
- 工事のバリエーションに乏しい
- 工事料金はやや高め
- 後継者不足による将来のアフターサポートの不安
特徴・注意まとめ
中には家電製品の売り上げで十分利益を出している電器屋さんもありますが、一般的にイメージされるのは家電メーカーの看板が大きくて実際の店舗名が小さく書いてある、小さいお店ではないでしょうか。 これらは、やはり家電製品の販売だけで成り立っていることは少なく、店舗での営業以外にいわゆる出稼ぎに出ているケースも多いです。
この出稼ぎ(というか副業)は、工事に関係するものであることがほとんどですが、まれに全く異業種で収入を得ていることもあります。 副業として工事をしている事例では、家電量販店の工事を請け負っている事例や、現場仕事としてハウスメーカーの電気工事を行ったり、ビルやマンションの電気工事や空調工事を行っている場合など様々です。これらの仕事もそれぞれ繁忙期があったりしますので、その時期は工事を受け付けてもらえなかったり、アフターサポートも対応してもらえない場合があります。
アフターサポートは高額になるケースもあり、弊社に相談があった事例ではアンテナを立ててから毎年のように不具合が起き、そのたびに調整料金を数万円取られていたという事例が数件ありました。特に料金表などを作って掲示していないケースも多く、ご高齢の方や人の好い方などには高額請求を突きつけるという場合もあるようです。
中には、普段下請けとしていただいている料金そのままで直接のお客様に請求するという、格安工事のところもあります。
一見良心的ですがアフターフォローや顧客管理ができているのか心配になります。その場その場のやっつけ仕事でやっていると書類やデータではなく店主の記憶だけでアフターフォローされる場合もあるかもしれません。
おおよその価格
- 地デジ+ブースター工事
- 30000円~100000円
- 地デジデザインアンテナ+ブースター工事
- 30000円~100000円
- 地デジ+BSアンテナ+ブースター
- 50000円~120000円
- 地デジ+新4K8K衛星放送アンテナ+ブースター
- 50000円~150000円

ホームセンターにアンテナ工事を依頼する場合
メリット
- 取り付ける材料を自分で選べる
- 様々な工事に対応してもらえる
デメリット
- 工事の受注数が少なく対応が慣れていない場合がある
- 選べる材料が少ない
- 電波が悪かった際に購入したアンテナが無駄になることがある
特徴・注意まとめ
おおよその価格
- 地デジ+ブースター工事
- 30000円~100000円
- 地デジデザインアンテナ+ブースター工事
- 30000円~100000円
- 地デジ+BSアンテナ+ブースター
- 40000円~150000円
- 地デジ+新4K8K衛星放送アンテナ+ブースター
- 65000円~200000円

工事ができる知人にアンテナ工事を依頼する場合
メリット
- もともと知っている人に任せられる安心感
- 工賃が安く済む
- アフターフォローを相談しやすい
- お互いのペースで工事ができる
- 自宅に招待するきっかけにできる
デメリット
- プライスレスの借りができる
- アフターフォローが相談しにくい
- おもてなしなどでかえって高くつく
- 工事の前後も含めて時間を多くとられる
- 知人に家の構造など他の知人には見せないような部分を見せる必要がある
- 内容によっては法律違反になる
特徴・注意まとめ
知人に工事ができる方がいるのは頼もしいですね。(と僕の知人に思われたい)
知人に工事をお願いする場合、同じような内容がメリットにもデメリットにもなります。これは相手の人柄と関係性次第と言えるでしょう。
ですが、知人に工事をお願いするのはあまりお勧めしません。多くの場合デメリットの方が目立ってしまうように思います。後に紹介するDIY感覚で、知人に手伝ってもらって一緒に作り上げる、という感覚ならいいと思います。
知人にお任せする場合、知人がプロであれば安心してお任せできる一方、公私混同のバランスをうまく取れないとその後の関係性にも支障が出る場合がありますし、知人がセミプロ程度の場合は品質に不安が残ります。また万が一の場合のアフターフォローを頼みやすいかどうかは重要な判断基準のように思います。
個人的な話ですが、自分自身家を建てた時に一部を身内の知り合いに頼みましたが、仕上がりに不備があるにもかかわらず手直しをお願いできずにいたことや、電気工事担当の技術と知識が足りなかったためにこちらの要望を間違って仕上げられてしまった後悔があり、他の人には同じ思いをしてほしくありません。
自分自身は友人の新居祝いなどで工事を行ったりしていますが、お祝いの意味もある一方、技術、知識、提案力に自信があるのでよかったら是非!というスタンスです。また、場合によってはこちらとしても知人だからこそ頼める実験的な取り付けや、アフターフォローを兼ねてその後のデータを取らせていただくなどのwin-winの関係で行っています。
お互いの関係性がより深くなることもあれば、仕事をプライベートな時間に頼むことによってこじれてしまうということもあるかもしれません。
知人への工事依頼は慎重に考えた方がいいでしょう。
個人的なお願いであれば別ですが、知人が業として請け負った場合、電気工事業法などに抵触してしまう場合があります。
工事料金に相場はありませんが、一般的なお礼としては材料費+10000円ぐらいとなるのではないでしょうか。

工事ができる個人(マッチングサイト)にアンテナ工事を依頼する場合
メリット
- 格安で工事ができる
- 時間や料金、様々なことに融通が利く相手を選べる
- インターネット上で簡単に比較できる
デメリット
- 品質が不安
- 料金がわかりにくい
- アフターフォローが期待できない
- 支払い方法が限られる
- よくわからない人を家に上げるリスクがある
- 支払い方法が現金のみなど
- 責任の所在があやふやなことがある
- 登録者(工事業者)が素人の場合がある
- 法令遵守できていない場合がある
特徴・注意まとめ
今は職人さん個人や、個人事業主などが気軽にウェブサイトで集客できますが、実際には個人のウェブサイトで集客することは困難です。そこで集客に利用されるのがマッチングサイトや紹介サイトになります。
例えば〇〇市のアンテナ取付業者を料金と口コミで比較、などと謳っているウェブサイトもありますし、登録者数は非常に多くなっています。
会社よりも個人が登録していることが多く、その分工事料金も安くできる場合があります。
ただし、こういった紹介サイトでは常にあることですが、登録者は料金の値下げ競争になりつつも、紹介手数料の負担に苦しめられてしまいます。そのため、予約メニューは安く表示しており、実際には現場で追加料金が当たり前のように発生します。特に高額になるということではなく、予約メニューではとても安そうに見えることがあるため、そのギャップに驚かれないように気を付けましょう。
簡単に比較できる一括見積もりサービスなどは非常にいいサービスだと思いますが、現在のサービスのほとんどは工事よりもITよりの土台に作られたものが多く、現場とのギャップがあるように感じます。
工事後の保証やサポートがなかったり、損害補償が全業者合計で年間累計〇円まで(年度末は保証が受けられないリスクがある)など、長文で書かれた規約を細部まで読むと消費者に不利な内容が多いように感じます。
こういった問題が解消したサービスを構築したいものです。
さいたま市で人気の業者さんの工事メニューを見てみると以下のようになっています。
おおよその価格
- 地デジ工事
- 25000円
- 地デジ+ブースター工事
- 37000円
- 地デジデザインアンテナ+ブースター工事
- 37000円
- 地デジ+BSアンテナ+ブースター
- 67000円
- 地デジ+新4K8K衛星放送アンテナ+ブースター
- 109000円

便利屋サービスにアンテナ工事を依頼する場合
メリット
- 工事だけではなくちょっとしたことでも同時に頼める
- 交渉次第でサービス内容や工事金額に融通が利く場合がある
デメリット
- 金額には幅があり、料金が不透明なことがある
- 専門的知識と技術に差がある
- 法令遵守できていない場合がある
特徴・注意まとめ
アンテナの設置から引っ越しで出たごみの回収など多岐にわたって同時に頼めたり、複数の依頼をすることや直接交渉による割引も期待できます。 半面顧客管理が甘くアフターフォローは期待できないとも言えます。
何でもできるということは、反面なにもかも中途半端、という可能性もあります。多くのことを完ぺきにこなせるようになるには、多くの経験や知識、センスが必要になります。
工事料金の相場はありません。 料金表もないことが多く、その場の雰囲気や、客ごと料金(お金を払ってくれそうな人には多く請求する)という場合もありますので注意しましょう。

DIYでアンテナ工事を行う場合
メリット
- DIY好きには面白い
- 自分でこだわった工事が可能
- 時間に関係なくいつでもできる
- 材料費だけなら安上がり
デメリット
- 手間がかかる
- 工具や機材をそろえるのが大変
- 万が一の際に保証がない
- けがや事故のリスクがある
特徴・注意まとめ
アンテナ工事やDIYに疎い人が、経費削減のためにDIYで済ませようとするのはお勧めしません。
あくまで、自分でも設置できる人であったり、自分なりにこだわりたい人などで、工具などをある程度持っている人ならやれないこともないという程度です。
DIYでやる場合の参考となるように、弊社が用意している工具や機器、材料などを紹介します。
アンテナ工事に必要な工具や機器
※弊社工事車両に積載しているもの
同業者の方の工具チェックにもお使いください
- アンテナレベルチェッカー
- 3.2GHz電波発生器
- ドライバー(手回し・+-、蝶ナット用)
- ドライバー(充電式)
- ドリル(本体)
- ニッパー
- ペンチ
- ラジオペンチ
- カッターナイフ
- メジャー
- レーザーメジャー
- パイプカッター(40mm程度対応)
- リーマー(40mm程度対応)
- スパナレンチ(10mm、11mm x2、12mm x2、13mm、17mm)
- モンキースパナ・自在スパナ
- 水平器(水準器)
- 梯子(8m程度)
- 固定用バンド
- 雨どい除け補助具
- 脚立(1尺、4尺、5~6尺可変)
- 簡易踏み台
- 同軸ケーブルストリッパー
- 圧着端子用圧着器
- ドリルビット(3mm~12.5mm)
- ドリルビット(穴拡張用)
- 通線用ガイドワイヤー(細、中、平型)
- LED照明(3個)
- 懐中電灯
- コルゲートチューブ通線冶具
- 安全帯
- ロープ
- ヘルメット
- 防塵マスク
- 防護眼鏡
- 養生マット(複数)
- 養生毛布
- 掃除機・箒・ちり取り・雑巾など掃除用具
- コーキングガン
- 作業用手袋
- 屋根用足袋靴
- 長靴
- 雨具
- 支線アンカー打ち込み補助工具
- ハンマー(中・小)
- 検電器
- マルチテスター(電流・電圧計)
- VVFケーブルストリッパー
- 圧着ペンチ
アンテナ工事に必要な材料
- 地デジアンテナ本体
- BSアンテナ本体
- ブースター(U・U/BS各種用途により屋外設置対応型など)
- 混合器(U/U・U/BS各種用途により屋外設置対応型など)
- ビス(2.8mm~16mm、ステンレスなど錆びにくいものが望ましい)
- 防水シール材(変性シリコーンコーキング・各色)
- アンテナケーブル(同軸ケーブルS-5CFBTなど)
- F型接栓(F型コネクタ)
- 防水テープ(自己融着テープやブチルゴムテープなど)
- ビニルテープ
- 養生テープ
- 結束バンドや固定用ワイヤー
- アンテナ本体各種
- サイドベース(突き出し金具・数種)
- ステンレスバンド
- 屋根馬(メッキ以上の性能が好ましい)
- ステンレスワイヤー
- 支線アンカー
- 支線リング
- マスト
- マストキャップ
- ケーブル固定用サドル
- 分配器(屋内・屋外、2分配~6分配程度)
- 分岐器(1分岐、2分岐)
- アンテナ端子
- コンセント
- 埋め込みボックス
- コンセントカバー
- コルゲートチューブ
- 防雨入線カバー
- 防錆スプレー
- 潤滑剤

CATVでテレビの視聴契約を行う場合
メリット
- 天気や周辺環境の変化に関係なく、安定した電波を受信できる
- 建物の外観をおおむね損なわない(壁面の配線や引き込み線が目立つことはあるかもしれません)
- 電話やインターネットなどのセットプランがある
- 多チャンネル放送が見られる
- 初期費用を安く抑えることができる(場合がある)
デメリット
- 月額固定費がかかる
- 対応していないエリアがある
- 多チャンネルプランしか選べないことがあり、無駄な出費となってしまう
- 大災害などで断線すると復旧までに時間がかかることがある
- 好きなタイミングで解約しづらい
- 契約の種類によっては、1契約で1台のテレビしか契約できないことがある
- 別途STB(セットトップボックス)を設置しなくてはいけない場合がある
特徴・注意まとめ
一般的に契約期間中は不具合に対しても迅速に対応していただけます。ただし、屋内配線(テレビ裏など)に関しては原則ユーザー責任となるため、有料作業になることもあります。
インターネットや電話などの同時契約で得になるパック料金もありますが、基本的なチャンネルのみ見られればいいという場合には、オーバースペックとなり無駄な出費となるかもしれません。
契約が1年~2年などの長期契約となることが多く、更新月以外での解約は別途違約金などがかかってしまう場合があります。
キャンペーンなどで初期費用が安くなったり無料になる場合があります。
繁忙期は開通までに1か月程度待たなくてはいけない場合もあります。
CATVで地デジ、自前のBSアンテナでBS放送を見るという方法も可能で、すべての部屋でBSを見る(室内のテレビ端子からBSを見られるようにする)場合は、CATVに対応ブースターに変更してもらうなどの手間がありますが、無料で交換してもらえることもあります。
築年数の経った家屋で、壁の中の配線が古くて電波のロスが大きい場合など、CATVが屋外に新たにアンテナ配線を引き回してくれる場合があります。通常別途工事料金がかかりますが、一般的な工事料金よりも格安で配線してもらえることが多いようです。このあたりは担当する営業の方次第というところもありますので、交渉力次第とも言えます。
大災害には強いとは言えず、つい最近の事例だと「平成30年7月豪雨」の際に、一部のエリアでは放送網が分断され復旧までに長い時間を要する可能性があります。
他に、同年1月には長野県のケーブルテレビ会社(佐久高原ケーブルテレビジョン)の事業廃止による突然の放送停止などもありました。

光回線でテレビの視聴契約を行う場合
メリット
- 天気や周辺環境の変化に関係なく、安定した電波を受信できる
- 建物の外観をおおむね損なわない(壁面の配線や引き込み線が目立つことはあるかもしれません)
- 多チャンネル放送が見られる
- 初期費用を安く抑えることができる
- 新4K8K衛星放送の左旋偏波放送(WOWOW 4Kなど)を視聴するために屋内配線改修工事を行う必要がない※
デメリット
- 月額固定費がかかる
- ISP(インターネットサービスプロバイダー)によっては使用できない
- ISP変更時に契約を変更する必要がある
- 対応していないエリアがある
- 大災害などで断線すると復旧までに時間がかかることがある
- 好きなタイミングで解約しづらい
- 別途STB(セットトップボックス)を設置しなくてはいけない場合がある
- 複数カ所で視聴する場合は初期費用が高くなる場合がある
特徴・注意まとめ
工事までの間、テレビを見たり情報を収集するには
CATVや光回線の場合などは時期によっては申し込みから1か月以上回線開通まで待たされてしまう場合があります。その間ドラマを見逃したくない、テレビが見れないと寂しい、などといった場合に以下のような方法もあります。ネットサービスはもちろんインターネットを使用しますので、光回線でテレビを見る予定の場合は、開通前にスマートフォンなどでサービスを利用される場合はパケット代などに充分ご注意ください。
携帯電話などのワンセグ機能を使用する
普段使わない方はすっかり忘れている場合もありますが、日本の携帯電話(ガラケーもスマホも)の多くはワンセグチューナーを内蔵しています。家族で見るには心もとないですが、ワンセグ放送は特にパケット代もかからず無料で見ることができるので、いざというときはとても心強いですね。