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スターリンクアンテナは原則屋上への設置

戸建ての場合は壁面への取付をおすすめしていますが、マンションやビルの場合は原則屋上への取付になります。
将来的にベランダに設置できる可能性もあるものの、現時点では上空が充分に開けている場所(=屋上またはルーフバルコニー)への設置が有力でしょう。

目次(矢印クリック・タップで開閉)

BCP対策としてのスターリンク

現在スターリンクは高速回線のない地方や僻地での導入以外に、大きな施設やビル、マンションなどのBCP対策の一つとしての導入も検討されつつあります。
クラウンクラウンではその豊富な経験と実績から、予算に合わせたスターリンクの導入プランをご提案します。導入にあたり相見積もりが必要な場合の一つの選択肢としてご検討いただけますと幸いです。

ビルやマンションへの設置方法

事前調査・見積もり

居室につながるルーフバルコニーへの取付などのコンパクトな工事を除き、原則として現地調査(有料)が必要です。
あとでも触れますが、配線経路によっては新規配管工事や穴あけが必要になりますが、配管経路が長い場合や穴あけ場所の検討にレントゲン検査が必要な場合などは、別途配管経路の確認と材料選定のための現地調査(有料)が必要になります。なおこの現地調査の際に、場合によっては点検口を作成する工事が必要になる場合があります。

全体の流れ

1.LINE・電話・メールなどによる一次カウンセリング

現状の確認、ご要望などを伺い、大まかに工事の内容を検討してお話しさせていただきます。お写真などの資料をいただくことでより詳細に検討ができますが、原則として現地調査は必要になります。
大まかな料金帯や、似た事例のおおよその料金をお伝えすることもできますが、多くの場合情報が不正確または不足していることが多く、この時点の概算料金で判断することは難しいでしょう。

2.現地調査(一回目)・概算見積もり提出

実際にアンテナを設置できそうか、通信環境は問題なさそうか、配線経路に問題はないかなどを調査します。あらかじめ配線経路が明確な場合を除き、さまざまな場所を確認させていただく必要があります。
そのため原則として建物の管理会社様同席の上で調査を行います。オプションで工事概要書や使用予定部材仕様書なども作成できます。また、実機を用いた通信テストを行うことも可能です。
なお、この調査は有料となり、原則として工事料金とは別に清算させていただいております。

3.現地調査(二回目)・正式見積もり提出

2の調査で正式見積もりまで出せる場合もありますが、大規模な配管の新規敷設工事や、コンクリートのX線検査が必要な場合(主に貫通用穴あけ箇所)は再度調査を行います。なおこの調査は有料ですが、場合によっては点検口を設置するなどの有料作業も必要になることがあるため、2の概算見積もりでGOサインが出た後に着手する作業になります。
オプションで材料の仕様書等をまとめて提出することもできます。

4.工事実施

多くの場合一日工事になります。工事時間が限られるなどの都合によっては複数日にまたがった工事になる場合もあります。
病院や公共施設などで多くの人が出入りする場所の場合、工事中の騒音などの影響も考えたスケジュール調整が必要になります。
スターリンクの設置が終わると、実際の通信状況を確認します。原則としてお客様のスマートフォンにアプリをインストールしていただき、そのアプリで初期設定を行っていただきます。
なお工事中は記録用に写真や動画を撮らせていただきますが、諸事情により撮影できない場所や時間などがある場合はご相談ください。

5.請求書送付~支払い

工事後に現地精算も可能です。
振込払いの場合、必要に応じて事前審査が必要です。また支払いのタイミングは個別に協議いたしますが、原則最長で翌月15日払いとさせていただいております。
必要な場合、請求書とともに納品書と検収書を送付させていただいております。その他の書類を作成する場合はオプション扱いとなります。

6.工事終了~保証期間・及び保守

スターリンクの工事について原則保証期間は1年間ですが、追加料金をいただき延長保証を受けられる場合があります。
その他有料にて保守サービスも行っておりますのでお気軽にご相談ください。保守料金は場所と工事内容によって個別に見積もりします。

スターリンクアンテナの設置場所と方法

以下は実際にクラウンクラウンでビルやマンションに施工した事例です。他にも屋上にある建屋や階段室の壁面なども設置場所として検討できるでしょう。
他にも敷地内(中庭なども含む)への自立設置の場合は純正マストを使う以外にもさまざまな方法を提案できます。

マストベース設置

マストベースに設置したスターリンク

手すり壁設置

ビル屋上の手すり壁打ち側への設置

外壁側面(バルコニー内)設置

マンション壁面からマスト立ち上げ

スターリンクケーブルの配線経路

配線方法はさまざまありますが、多くの場合は以下の経路を複数組み合わせて行います。スターリンクケーブルの長さには限りがあるため、ルーターの置き場所によってLAN配線等を組み合わせる場合もあります。
配管の中を通す場合、スターリンクのモデルによって必要な配管の最小内径寸法が異なります。また新規配管を行う場合はその材質や材料の選定のために現地調査が必ず必要になります。
コンクリート貫通工事が必要な場合、場所や施設の規定などから、穴あけ時にX線検査を行う必要があります。穴あけは場所にもよりますが多くの場合湿式作業(水を流しながら開口)です。

屋外露出配線

露出と言ってもナイロンチューブなどで配線を行います。

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配管内通線(既設・新設)

金属配管などを敷設、または既設配管内の通線

スターリンクケーブルの配管工事

PS(パイプスペース)等配線

ビルなどの垂直配線経路として使うことがあります。

ビルのパイプスペース

天井裏等配線

必要に応じて点検口を新たに設ける必要があります。

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スターリンクルーターの設置場所

ルーターの設置場所は通信エリアに影響するため、接続する機器との位置関係を検討します。しかしながらスターリンクアンテナとスターリンクルーターをつなげるスターリンクケーブルの長さには限りがあるため、どこに設置できるかを同時に検討します。

スターリンクの通信環境確認

まずはスターリンクシステムが正常に作動しているかどうかを確認します。アプリを使うことで末端通信速度だけではなく、スターリンク自体の通信速度を確認することができます。

スターリンクの速度テスト
スターリンクアプリで高度な速度テストを行うと、今繋がっているWi-Fiの速度とスターリンクの通信速度を切り分けて測定することができます。

有線LANやメッシュWi-Fiの構築など

必要に応じて有線LAN配線工事やメッシュWi-Fiの構築を行います。

資料のダウンロード

以下より資料のダウンロードができます。
ビルやマンションへのスターリンク導入手引書