外から見えないBSアンテナのベランダ設置

BSアンテナをバルコニーの中に設置
現在小さな室内アンテナで地デジをご視聴されていたお客様でしたが、BSアンテナを増設するにあたり、地デジは室内アンテナで十分なのにBSアンテナを目立つ場所に設置したくないというご要望から、既に購入されていたBSアンテナをバルコニーの中で目立ちにくい場所に設置した事例です。
単純なようで奥が深い事例なのでよければ詳細をご覧ください。

ハウスメーカー様等の敬称は記事中では省略させていただいております。

アンテナ工事概要

自立スタンドに設置されたBSアンテナをお持ちで、外から目立たない場所への設置をご希望され、弊社にたどり着いたということでした。

BSアンテナ自立スタンド背面
BSアンテナを購入した際に三脚型の自立スタンドが付属でついてきたようです。樹脂製の簡単なものですが、よくできていると思います。

書き直してまとめていますのでよろしければこちらもどうぞ。

ちなみにFAQではベランダと言っていますが、多くの場合はバルコニーですね。
ベランダは屋根付き、バルコニーは屋根なし、ということになります。

実はこのバルコニーのすぐ正面に3階建てのマンションがあり、受信方向にやや重なっていました。
BSは2階のバルコニーに面した部屋で見るだけと言ことでしたので、その部屋のすぐ外にアンテナを設置できればよかったのですが、マンションの影響もあり高い位置に設置する必要がありました。
一番道路に近い場所になり非常に目立ってしまいます。
バルコニーの中の設置をご希望されていたため、実際に取り付けるとどの程度場所を占有するのか、実機をあてがって説明し、問題ないとの回答をいただき設置をしています。

バルコニーに面した壁にテレビ端子があり、現在は使用していない(テレビに載せた小型の地デジ室内アンテナでテレビを視聴)ため、この端子をBS用端子として再利用しました。

外から見えないBSアンテナ
バルコニー内部の腰よりも低い位置に設置されているため、屋外からはどんなに離れてもアンテナは見えません。

アンテナ工事の手順

  1. 現状とお客様支給のアンテナ・ご要望の確認

    現状の地デジアンテナの受信方法と支給アンテナの確認を行い問題ないことを確認しました。
    また現在小型の地デジ室内アンテナで電波が受信できているため、特別屋外などに再設置する必要はないことや、BSを視聴するのが一部屋だけであることを確認しました。
    事前に電話によるカウンセリングでも詳細の打ち合わせをさせていただいておりますが、現地にて再確認させていただいております。

  2. 電波受信方向の確認

    受信方向にマンションがあり、テレビ設置場所は日中日陰になってしまっているとも伺いました。
    BSアンテナの受信可能位置は、春分の日・秋分の日の午後2時ごろの太陽光が当たっている場所です。そのため日中(13時~15時ごろ)に充分陽が当たっていない場所はBS電波が受信できない可能性があります。

  3. 簡易的な受信方向調査後にプランの打ち合わせ

    一番確実で配線がシンプルにできるのは、バルコニーの中でも道路に近い場所の一番高い位置(破風部分)に取り付けることでした。しかし今までアンテナが外に出ていなくてよかったのに今回BSアンテナだけが目立つのはどうかということで、バルコニー内への設置を検討することになりました。

  4. 詳細電波の確認を行い、最終確認

    実際にどこなら電波が受信できるのか、手持ちで電波を測定しながら設置場所を決めていきます。
    一人が取付金具を持ち、そこに仮設置したBSアンテナで実際に電波を測定することにより、確実な調査を行います。
    この方法は一人の場合や、梯子の上、足場が不安定な場所では行うことができません。
    エアコンの上か横あたりで受信できるポイントがあることを確認し、エアコン横のできるだけ低い位置に設置することになりました。
    エアコンの上に設置する場合は、エアコンの入れ替え時に問題ないかを検討する必要があります。機種によっては室外機の高さが大きく異なる場合もありますし、メーカー修理の際には室外機の上部パネルを取り外して作業を行う場合がありますので(基盤が上部パネルを開けたところに入っているため)エアコンの上に設置するのは慎重に考えましょう。
    アンテナ設置場所からの配線方法と経路、掃き出し窓の下は防水層であるためビス留めができないことをご了承いただき、工事に取り掛かります。

  5. アンテナ取付工事

    電波の受信できる場所で一番低くなる位置に金具を設置します。
    下穴をあけてからステンレスのビスで取り付け金具を固定していきます。

  6. ビスコーキング
    ビスの周りに塗り付けたコーキングは下穴に入りきらなかった分が周りにあふれて防水層を作ります。

    バルコニーの中のBSアンテナ
    一番低い位置に設置できるように細かく電波調査を行ってから設置しました。

  7. 配線工事

    掃き出し窓のサッシュの下を配線する際、アルミの角でケーブルが傷つくリスク対策としてケーブル保護をしています。
    配線用の穴あけはコンセントボックスを取り外して室内から行うことで、断熱材の巻き込みを防くことができます。
    また今回は屋外はオプションの防雨入線プレートを設置しています。
    屋内は線をそのまま取り出すのではなく、使用していないテレビ端子に接続しています。
    このテレビ端子を使用していた場合、オプションで新しくBS用テレビ端子を設置することもできます。

  8. ケーブルの保護
    こういった保護部品がない場合はビニルテープを十分な幅で厚く巻くことでも保護ができます。

    室内テレビコンセント
    室内テレビコンセントは使用していなかったため、このテレビコンセントを再利用することにしました。

    コンセントプレートを開けてアンテナ通線用の穴あけ
    コンセントプレート外し、固定用ボックスを柱から外し、断熱材をよけてから穴あけをしています。

    テレビ端子の既存配線
    こういった既存配線は、危機から外した途端重さで壁の中に落ちてしまう場合もありますから、そうならないように気を付けて外す必要があります。

    BS配線を直接引き込むのではなく既存のテレビ端子を流用しました
    コンセント形式にすることで、後からケーブルの長さを変えることも簡単にできますし、何より見栄えがいい(変化のない)仕上がりになりました。

    コンセントボックススペースでの作業
    通常コンセントボックスは柱から外してもそのままでは落ちていきません。作業の邪魔にならないようにどかして作業をしますが、電源ケーブルなどを傷つけないように気を付けます。

    元の配線のボックス内始末
    コンセントボックスを再取り付けしました、既存アンテナケーブルはボックスの上の穴から入っていましたので、下の穴からボックス外に誘導しました。

    防雨通線カバー
    標準では屋外の穴の周りは変性シリコーンコーキングによる防水を行いますが、より長持ちさせるにはこのように防雨入線カバーを使用します。見た目にもきれいに仕上がります。

  9. テレビとレコーダーの配線・初期設定

    今回はレコーダーも使用していたため、BS配線は壁からレコーダー、レコーダーからテレビへとつながります。
    レコーダーでBS電源を供給する必要がありますので、その設定を行います。
    連動の場合は「レコーダーでBSを視聴もしくは録画している時のみ電気を流す」という省エネ設定ですが、レコーダーを使用せずテレビだけで視聴使用すると電気が流れずに視聴できない、ということになります。

  10. BS電源はレコーダーで設定
    通常の工事の場合はレコーダー等の配線はオプションとなりますが初期設定は無料で行っております。
  11. 屋内で電波確認

    屋内で電波が問題ないことを確認します。

  12. 片付け・ご精算

    施工場所の後片付けとご精算を行い終了です。特に穴あけがあったためバルコニーにもゴミが多く出ておりますからバルコニーにも掃除機をかけています。

※工事の手順、内容は現場ごとに異なります。

電波測定結果

現在編集中です。

今回の工事料金

合計料金

今回の合計料金は28000円となりました。

内訳

手持ちBSアンテナ設置
20000円
穴あけ・通線
6000円
防雨入線カバー設置
2000円

税別価格となります。
その他調整費用や決済手数料などはかかっておりません。

今回利用した部材

2K専用BSアンテナ
BC45A(DXアンテナ・ネット通販専用モデル)

弊社で取り付けた機器の説明書は工事明細、保証書、保証規定とともにお渡ししております。
今回は説明書はありません。

施工時間

現地調査・カウンセリング:90分
工事:60分
後片付け・精算:30分

今回の工事のポイント

お客様が御用いただいたBSアンテナはネット通販専用モデルのものでした。
ロゴはこちらの方が可愛いのですが、弊社では部材調達経路、や諸般の事情から原則として取り扱いはありません。
ご利用になりたい場合はご相談ください。

通販専用モデルのBSアンテナBC45A
このような形で室内に置いて受信される場合もあります。

弊社で配線だけ行い、バルコニー内で自立して受信するという方法も話の途中で出たのですがバルコニーの奥行きの関係から床置きでは受信できませんでした。
また風などでも容易にずれてしまい、その都度直さなくてはいけないことなどからお勧めはしておりません。

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