台風被害の手直し(さいたま市北区)

さいたま市北区で台風による被害をうけたアンテナ補修工事
台風15号の手直しとしてさいたま市北区でアンテナ工事を行いました。
ハウスメーカーのオプション工事で行った工事とのことでしたが、単純にアンテナの固定金具の締め忘れが原因だったように思います。
おそらく手でしっかり締めた後、最後に工具を使って増し締めするつもりが忘れてしまったのではないでしょうか。

それでも握力がある人が締めた場合、めったなことで外れることはないのですが、今回はあまりにも強い風だったために近隣のアンテナと比べて真逆に向いてしまっていました。
アンテナ自体はしっかり立っていたので、電波を測定しながら方向調整を行い、ブースターの調整を行うことで終了することができました。

敬称は記事中では省略させていただいております。

アンテナ工事概要

アンテナが台風により回転してしまっていたため、適切な方向に調整しました。
一緒に設置されたBSアンテナには問題がなかったことから、マストや屋根馬がずれたのではなく、地デジアンテナ本体だけがずれてしまっていたようです。
実際に手で触ると簡単に回転してしまうほどまで金具が緩んでしまっていました。

簡単にずれるアンテナ(アニメーション)
軽い力で簡単に動いてしまっています。

アンテナ工事の手順

  1. 目視でアンテナの異常を確認

    事前に電話でも伺っていましたが、実際に目視をして配線の抜けやワイヤーの断線、アンテナの傾きなどを確認しました。
    アンテナ本体がほぼ真逆に向いていましたが、地上からの目視では他に異常は見られませんでした。

  2. 状況の聞き取り調査

    以前はアンテナの向きがおかしいと気付いたことはなかったか、テレビが映らなくなった(視聴障害が出始めた)のは台風がきっかけか、視聴障害が出ているのはどのチャンネルかなどを確認しました。これも電話で事前に伺っていましたが、地デジだけが障害が出ていて一緒に屋根の上に設置されているBSアンテナの受信には問題がないということから、問題は地デジアンテナのみに絞られそうだと考えられます。まれにブースターの異常ということもありますが、アンテナの向きが大きくずれてしまっているのでまずは方向調整が必要になると案内しました。

  3. 屋根上でアンテナの倒壊リスクの確認

    実際に屋根に上り、ステンレスワイヤー(支線)のたるみがないか、屋根馬がずれていないか、屋根馬の脚が曲がったり広がってしまっていないか、また錆びていないかなどを確認しました。
    結果的にアンテナ本体以外は良好でしたので、アンテナの方向調整のみで直るだろうと判断しました。

  4. 電波測定をしながら方向調整

    ブースター本体が屋根の上にアンテナと同様設置されていたため、ブースターのモニター出力(試験用端子)を使用して電波を測定しながらアンテナの方向調整を行いました。

    ブースターのモニター出力から電波を計測している様子
    近年のブースターは家庭用のものでもモニター出力がついているものが多く、ブースターを経由した際の電波測定が簡単に行えるようになりました。
  5. ブースターの微調整

    電波自体は比較的強かったのですが品質は少し悪い部分がありました。
    周りからの反射波などを拾ってしまっているようで、いくつかのチャンネルで電波に乱れが確認できました。
    ブースターが最大ボリュームで調整されていたため、少しボリュームを落としてノイズ対策を行いました。

  6. 屋内で電波確認

    屋内で電波が問題ないことを確認します。

  7. 片付け・ご精算

    施工場所の後片付けとご精算を行い終了です。

  8. ※工事の手順、内容は現場ごとに異なります。

電波測定結果

手直し前と手直し後の、テレビ端子での測定結果となります。

スカイツリーから受信 補修前 補修後
物理チャンネル 放送局 LEVEL MER BER LEVEL MER BER
16 MX 41.2 x NG 45.6 12.1 NG
21 フジ 62.9 14.7 NG 75.4 32 0
22 TBS 62.3 14.7 NG 67.2 29.7 0
23 テレ東 63.0 15.7 NG 70.9 31.8 0
24 朝日 66.7 19.7 7E-4 66.3 28.0 0
25 日テレ 62.7 15.5 NG 69.6 31.2 0
26 ETV 64.3 16.7 NG 72.8 32 0
27 NHK 60.4 14.6 NG 72.3 32 0
32 テレ玉 74.9 25.4 1E-4 68.8 30.1 0

チャンネルによって電波の状況に大きく差が出ています。

さいたま市北区のテレ玉受信状況

さいたま市北区ではスカイツリーと平野原送信所(テレ玉の電波)が15度~20度程度しか離れていませんので、屋根の上のアンテナであればスカイツリーに向けたアンテナ一つでテレ玉も良好に受信できるケースが多いと思います。今回もテレ玉は強すぎることも弱すぎることもなく良好に受信できました。

今回の工事料金

合計料金

今回の合計料金は10000円となりました。

内訳

基本点検・簡易補修(おおむね1時間以内)
10000円

税別価格となります。
その他調整費用や決済手数料などはかかっておりません。

今回使われていた部材

方向調整のみであったため新たに使用した部材はありません。
設置されていた部材は以下のようになります。

地デジアンテナ
UA20(DXアンテナ)
BSアンテナ(右旋専用)
BC453(DXアンテナ)
地デジ/BS(右旋専用)ブースター
GCU433(DXアンテナ)
屋根馬
MH35PT(DXアンテナ)

※弊社の工事の場合2017年1月1日より4K8K対応(左旋対応)の部材に切り替わっておりますので上記の組み合わせのアンテナの建て替えの場合も4K8K対応のアンテナやブースターを用いた工事となります。

施工時間

現地調査・カウンセリング:15分
工事:30分
後片付け・精算:15分

今回の工事のポイント

チェック項目(工事の手順)にあるように細かい症状などと目視により、アンテナの方向ずれが問題でありその原因は金具の締め忘れにあると判断しました。アンテナがずれながら落ちてきており、ビニールテープ部分で止まっていました。

アンテナがずり落ちた状態
ビニールテープでアンテナを固定している箇所があったため、アンテナはかろうじてそこで落下がとまっていました。

アンテナマストにアンテナがずれた時についた傷が残っていました
アンテナマストはリブパイプというずれにくい形状(断面が円ではなくくぼみが作られている)でしたが、工具でしっかり締められていないと台風には耐えられなかったようです。

アンテナが元の位置から落ちてきていたために、アンテナを一度倒すことなくそのまま方向調整を行うことができました。
アンテナ本体に手が届かない場合はいったんアンテナを倒すなどの作業が必要になり、工事費用が大幅に上がってしまいます。
今回は不幸中の幸いと言ったところでしょうか。

アンテナ配線を雨どいの上ではなく中に通していたのが少し気になりましたが、しっかりと固定されており倒壊の危険性は少ないと感じました。

雨どいの中にアンテナ線が通っている
横方向に配線をする場合、雨どいを利用するとすっきりと配線できます。弊社では原則として雨どいの固定部品の上を通し水につからないように配線し結束バンドで固定していますが、このように雨どいの中を通すことで雨どいから落ちてしまうことはなくなります。また工事の手間や部材を簡略化することができ工事料金の値下げなどにつなげることができると思います。

このままアンテナ固定金具が緩むと本体がマストから落下し、アンテナ本体の破損などが起きたかもしれません。

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台風被害の手直し(さいたま市北区)
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