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本州最北端の美しい町でStarlinkの設置を実施。遠方出張の挑戦もありましたが、お客様からの高い満足度を得ることができました。独特の自然環境と海からの塩害リスクを考慮し、最適なアンテナ設置場所と配線を選択。関東とは異なる環境での工事の詳細をぜひご覧ください。

目次(矢印で開閉)

本州最北端のスターリンク工事

本州最北端と言えばマグロでも有名な青森県大間町ですね。
先日その大間町でスターリンクの取付工事を行ってきました。
さいたま市から出発し、途中休憩を挟みながら車で14時間走りました。
本州最北端の大間崎までやってきました。目の前には北海道が見えていますね。

大間崎で休憩
長旅のコリをほぐしてから仕事に向かいました。
大間崎
本州最北端の大間崎。正面には北海道が見えています。

一旦体をほぐし、マグロの心臓を食べてから工事場所に向かいました。

青森は風力発電をたくさん見かけました
青森は風力発電全国1位

ここに来るまでもたくさんの風力発電の風車を見かけましたが、どうやら青森は風力発電が全国一位のようですね。 風車は近くで見ると迫力があり、その大きさに圧倒されました。
さて、スターリンクの工事について説明します。

※ハウスメーカー様等の敬称は記事中では省略しております。

スターリンクアンテナ工事概要

今回の工事におけるポイント

  1. 冬は雪が積もる
  2. 雪で倒れることの無いようにしっかりとした設置が必要。
  3. 屋根の上は雪下ろしをする
  4. 屋根の雪下ろしの方向を確認し、アンテナは雪下ろし方向には設置しない。
  5. 海風の強い地域
  6. 積雪を考えるとマストは高くしたいが、風を考えてマストを短く設置する。
  7. 平屋である
  8. 周りの障害物に注意をし、通信方向の空が十分開けている場所に設置する。
  9. 屋根裏の配線も検討する
  10. 平屋だったこともあり、屋根裏を通線することも検討しましたが、今回は屋根裏の作業が難しく断念しました。
  11. ケーブルの長さに注意する
  12. 付属のケーブルは22mのものでしたが、お客様が念のために45mタイプのケーブルをご用意されていました。
    今回は工事の内容を重視し、22mでは少し届かない場所に45mのケーブルを使用しました。

目次(クリックで開閉)

スターリンクアンテナ工事概要

スターリンクは、イーロン・マスクCEOが率いるスペースX社が提供するサービスです。低軌道に飛ぶ何千もの小型衛星を用いたインターネットサービスです。
日本では2022年10月にサービスを開始しました。なお通信に利用される低軌道衛星は日々増え続けています。

スターリンク工事の共通ポイント

  1. スターリンクは既に第2世代で取り付けに使う金具などが異なる
  2. 日本国内でのサービス提供は2022年10月に始まりましたが、2022年の終わりには既に第2世代に移行しています。第1世代の丸いアンテナと第2世代の四角いアンテナは重量だけではなく支柱の外形寸法もことなり、スターリンクケーブルの形状も異なります。そのためどちらのアンテナを設置するのか工事の前に確認しておく必要がありそうです。当社ではどちらの施工実績もあり、工事の材料はどちらに対しても常に用意があります。
    ただし、第一世代のアンテナキット(丸型)を使用する場合は、スターリンク純正のポールアダプターマウントの準備をおすすめします。
  3. 現在注文すると届くのは第2世代
  4. 将来的に第3世代が出てくるにしても、現時点で第1世代のものが届くなどということはないでしょう。そのためこれからアンテナキットを注文する方には今回の工事事例が参考になると思います。なお現在は初期の第2世代のキットとことなり、同梱されているスターリンクケーブルの長さが15mと短くなっています。
  5. アンテナとルーター間のスターリンクケーブルはオリジナルの既製品
  6. これは、状況によっては深切な問題を引き起こす可能性があります。原則として市販品で代替することはできないので、傷がつかないようにすることはとても大事です。またケーブルの先端形状から既設配管内に通線するのは非常に条件が厳しいです。第2世代の場合はケーブル先端の硬くて曲がらない部分が64mmもあります。第1世代はいわゆるLANケーブルですが、アンテナ側は既に固定されており、ルーター側(実際にはACアダプターへ接続)には先端近くに大きなフェライトコアがあります。(寸法未確認)
  7. 第1世代はアンテナ側から配線(第2世代はルーター側から)
  8. 第2世代のスターリンクケーブルは単独で存在しますが、第1世代のスターリンクアンテナキットでは、スターリンクケーブルはアンテナ本体に接続されています(取り外しは不可能です)。
    そのため、アンテナからアダプターに向かって配線工事を行います。
    取付の順番としてはこちらの方がスムースに思います。
  9. ケーブルは屋外用だが、傷防止のためのカバー推奨
  10. 長期間の使用を考慮すると、PF管などを使用して紫外線を遮ることをお勧めします。当社では標準的なコルゲートチューブを使った屋外配線が基本ですが、さらに高耐候性の配管を使うこともできます。ですが何よりもケーブルに傷をつけないようにカバーすることが大事だと思います。
  11. 設置金具やノウハウの多くはテレビアンテナ工事のものが役に立つ
  12. スターリンクのアンテナは、基本的に周囲に障害物がないことが重要です。そのため一般的には広い空き地か建物の屋根より硬い位置に固定して使うのがいいでしょう。自宅で使うなら必然的に後者になりますので、アンテナを屋根より高い位置に固定することはアンテナ工事会社が得意とするところです。ただし、スターリンクのアンテナ自体が外部の金具で固定することをあまり想定していないため、それらの金具等の選定には知識や経験が必要になるだろうと思います。
  13. ※ただし電気工事なので、多くのアンテナ工事業者の工事は違法の可能性がある
  14. これは何度も強調したいことですが、エアコン工事と同様に、スターリンクアンテナの工事には「電気工事業の許可」が必要です。DIYでやることが前提のようなキットですが、ケーブルの固定も日本では電気工事士の資格がいります。一部のアンテナ工事会社が名乗りを上げていますが、注文するときには必ず会社概要に「電気工事業の登録番号」が記載されているか確認しましょう。

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スターリンク工事の手順と内容

  1. 確認とカウンセリング及び見積もり

  2. 現地調査・屋根裏確認
    高品質な工事を行うには、しっかりとした事前調査が重要です。屋根裏配線が有効だと考えられる場合は、屋根裏のチェックも大切です。
    屋根裏を通せればよかったのですが、屋根裏の奥まで行って作業をすることが困難だったため、屋外配線になりました。
  3. 室内から穴あけ

  4. ケーブルは屋内から通す必要があり、アンテナは固定時にケーブルをつなげている必要があることから、作業としては最初に穴あけを行います。
既存コンセント周りに養生
コンセントプレートがあるときはその穴を拡張して通線用の穴を開けます。
スターリンクケーブルを通す
スターリンクケーブルの先端及び本体を保護した状態で穴を通します
カバーしながら通線
このようにコルゲートチューブを被せながら通線をしていきますが、もともと45mのケーブルを室内でよじれないようにするのは大変です。
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150ftのスターリンクケーブル
150ftのスターリンクケーブル

今回使ったのは別売りの150ft(約45m)のケーブルです。きれいにまとまっていますが、これを室内でほぐして使うのは結構大変ですね。

  1. アンテナを垂直な壁に設置し、ケーブルを固定します

  2. 自動方向調整第一段階
    アンテナを設置し、ルーターにケーブルを接続し電源を入れると、数秒~数分でこのように上を向きます。
    自動方向調整終了
    その後5分~15分程度でアンテナは通信方向に向きます。
  • コルゲートチューブをナイロン製に入れ替えて固定

  • 今回は水平方向に35cmごと、垂直方向に50cm程度の間隔でチューブを固定してたるまないようにしました。
    スターリンクケーブルの固定
    スターリンクケーブルをたるまないように固定します
  • 防雨入線カバーを設置し、隙間を埋めて防水・防虫

  • 通線部分のコーキング処理による防水と防虫
    通線部分のコーキング処理による防水と防虫
  • 防雨入線カバーの固定

  • スターリンクケーブルの仕上げと白い入線カバー
    防雨入線カバーは基本4色から選べますが、今回は
  • 室内側の防虫とコンセントプレート仕上げ

  • 室内側からの防虫
    室内側からも念のためパテで隙間ができないようにしました。
    その後いつものようにコンセントプレートを設置してきれいに線を取り出しました。(写真を撮り忘れました)
  • 片付け・清掃・清算

  • 今回の工事料金

    ※エリア別出張費・有料駐車場料金・任意保険料金・キャンペーン割引などがあった場合は省略しています。
    この記事を公開した2023年6月の価格に基づいています。価格改定があった場合は表記が更新される場合もあります。

    合計料金

    今回の合計料金は72000円(税込79200円)でした。

    内訳(税別表記)

    【基本料金】
    スターリンクンアンテナ壁面・破風設置
    22000円
    スターリンクケーブル固定 17m
    17000円
    穴あけと通線一式
    含まれるもの(穴あけ・通線・室内コンセント枠開口・室内コンセントカバー設置・テレホンガイド設置・屋外標準防雨入線カバー)
    15000円
    【追加工事】 【オプション】
    耐候性チューブ 17m
    17000円
    大型入線カバー差額
    1000円
    ※明細は消費税別表記です。
    ※その他調整費用や決済手数料などはかかっておりません。

    今回利用した部材

    無資格者のDIY防止の観点から現在は一部非公開にしています。
    工事発注の判断のために知りたい方はお気軽にご相談ください。適切な品質の材料を使っていますので、複数相見積もりの際にはぜひ判断材料の一つとしていただきたいです。
    ※ビスはステンレスビス、シリコーンコーキングは屋外用変成シリコーンを使っています。

    施工時間

    現地調査・カウンセリング:1時間30分
    工事:5時間
    後片付け・精算:30分

    今回の工事のポイント

    とにかく遠方だったので、万が一の時に近くに材料を確保できるホームセンターや契約している卸会社の支店がないか確認しました。また天候の確認ももちろん大事です。それらのチェックを行いつつ、いつも通り十分な部材を積んで伺っています。
    工事としてはシンプルなものでしたが、軒が深く壁面に標準の金具では取り付けができませんでした。伸縮タイプのものでも届きませんでした。今回取り付けた場所以外にもいくつか固定できる場所はありましたが配線を無駄に延ばさないことなども含めて設置場所を選定しています。
    屋根裏を通せれば別の場所に設置するのもいいと思いましたが、今回は屋根裏の作業が難しそうで断念しました。
    青森は普段行くことの無い地域なので、事前に少し下調べをしました。やはり積雪量が埼玉では想像できないことも懸念点で、雪下ろしのことも考慮する必要があるかと思いました。雪下ろし方向にアンテナを設置するのは避けなくてはいけないので、雪下ろしの方向も確認しました。2階建てなら最頂部につけた方がメリットがあったかもしれませんが、平屋なので低い位置につけられた方が雪かきなどのメンテナンスも含めてやりやすいかと思いました。また今回は工事料金の節約にもなります。
    そこまで悩めたのもお客様が事前に長尺ケーブルをご用意いただいていたこともあります。標準的なケーブルであればアンテナの設置位置も、開口(通線)位置も制限のある中から選ばなくてはいけませんでした。その方が工事としては楽かもしれませんが、十分な選択肢の中から最良の工事を提供できるように考え、カウンセリングをしつつ工事を行えるのは工事職人としては喜びでもあります。
    お客様は近隣の工事会社にいろいろ相談をしたそうですが、請負ってくれるところはなかったようです。困っているお客様のところには、できる限りどこでも向かいたい心構えでいます!
    なお、東北地方の工事会社の方で、是非スターリンク工事を請けたいという方はお気軽にご相談ください。適切な許認可をもって高品質で工事を行える会社はまだまだ少ないです。一緒に業界を健全に成長させていこうという工事会社の方からのご連絡をお待ちしております。

    投稿者プロフィール

    松本 昭彦代表取締役
    経歴と専門分野:
    幼少期から家電設備の工事に親しみ、クラウンクラウンの設立の前に15年以上にわたりさまざまな設備工事の現場で経験を積みました。クレーム処理責任者としての役割を経て、2011年に独立。品質重視と明朗会計をモットーに掲げ、業界改革を目指してアンテナ工事専門の「クラウンクラウン」を設立しました。

    学歴:
    東京電機大学理工学部情報科学科(中退)
    事業構想大学院大学 事業構想士修士課程

    主な資格:
    国家資格:
    1級電気工事施工管理技士
    2級管工事施工管理技士
    2級電気通信工事施工管理技士補
    第一種電気工事士
    工事担任者(2級デジタル)
    給水装置工事主任技術者
    運行管理者

    その他資格:
    第2級CATV技術者
    1級あと施工アンカー施工士
    インテリアコーディネーター
    キッチンスペシャリスト
    一級リビングスタイリスト
    二級福祉住環境コーディネーター
    排水設備工事責任技術者
    照明士

    投稿者プロフィール

    松本 昭彦代表取締役
    経歴と専門分野:
    幼少期から家電設備の工事に親しみ、クラウンクラウンの設立の前に15年以上にわたりさまざまな設備工事の現場で経験を積みました。クレーム処理責任者としての役割を経て、2011年に独立。品質重視と明朗会計をモットーに掲げ、業界改革を目指してアンテナ工事専門の「クラウンクラウン」を設立しました。

    学歴:
    東京電機大学理工学部情報科学科(中退)
    事業構想大学院大学 事業構想士修士課程

    主な資格:
    国家資格:
    1級電気工事施工管理技士
    2級管工事施工管理技士
    2級電気通信工事施工管理技士補
    第一種電気工事士
    工事担任者(2級デジタル)
    給水装置工事主任技術者
    運行管理者

    その他資格:
    第2級CATV技術者
    1級あと施工アンカー施工士
    インテリアコーディネーター
    キッチンスペシャリスト
    一級リビングスタイリスト
    二級福祉住環境コーディネーター
    排水設備工事責任技術者
    照明士