このコラムではTOKYO MX(東京MXTV:以下MXTV)を受信したい(視聴したい)方のための情報まとめとなります。
現時点でMXTVが受信できない、安定して映らないなどの方の対処法から、これからアンテナを立てるときにMXTVを受信するためにはどうすればいいかなどをアンテナ工事のプロの視点からまとめました。
さらに、2023年最新情報として、最新型ブースターと旧型ブースターの使い分けなどについても解説します。
Table of Contents
東京MX(TOKYO MXTV)とは
東京MXは東京のローカルチャンネルで、リモコン番号9番の地デジ放送です。
正式名称は東京メトロポリタンテレビジョン、愛称はTOKYO MX、略称はMXTV(当社のコラムや施工事例ではTOKYO MXもしくはMXTVと表記しています)。
その他詳しい情報はwikipediaをご参照ください。
MXTVはどこで受信できるのか
スカイツリーが発信する一般チャンネルとMXTVの受信エリア
ただしこちらはあくまでも参考値であり当社の施工事例ではつくば市でも十分強くMXTVが受信できた事例もあります。逆に言うとこのエリア内でもほとんど受信できない場合もあります。
実際の受信データ例(当社実績値)
測定場所 | 我孫子市 | 練馬区 | 新宿区 | 東村山市 | さいたま市 | 川口市 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
16 | MXTV | 33.0 | 43.9 | 54.6 | 29.8 | 43.1 | 34.7 |
21 | フジ | 50.7 | 63.7 | 64.7 | 49.8 | 62.6 | 60.8 |
22 | TBS | 53.7 | 63.9 | 66.9 | 51.8 | 64.4 | 60.4 |
23 | テレ東 | 56.5 | 63.3 | 67.9 | 53.1 | 65.1 | 59.2 |
24 | 朝日 | 57.6 | 64.0 | 65.2 | 53.6 | 64.8 | 58.1 |
25 | 日テレ | 56.8 | 64.1 | 64.3 | 54.4 | 62.9 | 62.9 |
26 | ETV | 54.3 | 64.5 | 61.6 | 53.5 | 61.0 | 64.4 |
27 | NHK | 53.2 | 68.2 | 62.6 | 53.6 | 61.3 | 61.4 |
ここではわかりやすく電波レベル(dBμV)のみ抜き出していますが、実際の工事の際には電波の品質も考慮する必要があります。
建物の高さはバラバラですが、すべて屋根の上ではなくバルコニーか屋根裏への設置となっています。 上のデータでは新宿区が一番バランスよく受信できており、東村山市の受信が一番難しくなっています。いづれにしてもMXTVとそのほかの放送局で受信レベルに差があります。一番差が大きいのは川口市の事例ですね。
MXTVが映らない時:MXTVの視聴エリアか確認しましょう
MXTVは主に東京都内向けの放送です
冒頭の受信エリアの目安もご参照ください。
放送塔による違い
MXTVは東京スカイツリー(以下スカイツリー)以外にいくつかの中継局からも電波が送信されています。
ですがそれら中継局とスカイツリーでは状況が異なります。
中継局では広域民放キー局(以下広域民放)などと同等の強さで電波が出力されていますが、スカイツリーからは広域民放、NHKが10KWという強さの電波送信なのに対し、MXTVは3KWしか出力されていません。
そのため、スカイツリーから電波を受信する場合、広域民放とMXTVの受信レベルの差が大きくなり、バランスよく受信できない場合があります。
先ほどの表で見ると川口市などはわかりやすいと思います。フジテレビの受信レベル(電波受信の強さ)が60.8(dBμV)であるのに対し、MXTVは34.7となっています。
以降は原則としてスカイツリーから電波を受信しているエリアを前提に解説します。
CATVや光回線(フレッツ・テレビ、光TVなど)の場合
各家庭のアンテナによる受信とは違い、実際にMXTVの電波が届いていない場所でも、CATVや光回線では放送が視聴できる場合があります。
これはMXTVに限らず他のローカルチャンネルも同様です。(例:埼玉県内の大手CATV回線では、テレ玉、チバテレ、MXTVが受信できる、など)。
事業者により異なりますので、詳しくはお住まいのエリアの事業者に直接お問い合わせください。
これまで映っていたのに急に映らなくなった場合
受信レベルの確認
受信レベルの確認の仕方は、各メーカーやテレビごとに異なります。
受信レベルの確認方法は下の方で解説しています。
アンテナがずれていないか確認
近年大型化している台風によって、アンテナの方向がずれてしまう、または倒壊してしまうという被害が多く起きています。
急に一部のチャンネルが映らなくなった場合は、このようなことが原因かもしれません。
目視でアンテナに異常がないか確認してみましょう。ただし、庭やベランダから見えないからと言って、屋根に上るのは危険です。
少し離れた場所から見えないか確認してみましょう。周りのアンテナと方向が大きく異なっていないかなども確認しましょう。
なお、屋根裏に設置されていたり、壁面に設置されたデザインアンテナの場合は方向がずれることは施工ミスのない限りほぼ起きないと考えられます。
テレビの買い替え・設置位置の変更をした場合
MXTVが映らなくなったきっかけは、テレビを買い替えた時もしくは模様替えをしてテレビの設置場所を変更したときからではありませんか。
上記のような使用環境の変化などがあった時から映らないという場合は、設定や配線の接触不良なども考えられます。
また、テレビだけではなく使用していたレコーダーの買い替え時にも起こる場合があります。
テレビのチャンネル設定がずれていないか確認
ふとした拍子にチャンネル設定をリセットしてしまったり、たまたま電波が悪い時にチャンネルの自動設定(チャンネルスキャン)を行ってしまって、設定を消してしまうことがあります。また、電波塔や受信方法が変わった場合にMXTVのチャンネルが変わっている場合もありますので、その場合は適切なチャンネルに変更する必要があります。
※CATVからアンテナに変更した場合や、八王子市近辺から23区寄りに引越した場合、またはそれらの逆の場合はチャンネル設定をやり直す必要があります。
受信状況を改善する方法
チャンネル設定・チャンネルスキャンをする
CATVからの入れ替えや、新しくテレビを設置した場合、また別の場所で使っていたテレビを移動してきた場合など、新たにチャンネル設定が必要です。各テレビメーカーで若干の違いはありますが、「初期設定」や「設置設定」などから「チャンネル設定」「チャンネルスキャン」を行うことでMXTVが映るようになる場合もあります。まずはこちらの作業を行ってからその他の項目を確認しましょう。
テレビ裏のアンテナケーブルを取り替える
細すぎるケーブル、長すぎるケーブル、古いケーブル、先端が直付けコネクタの場合など、ケーブルを適切なものに取り替えることで改善することがあります。直付けコネクタの場合、今後4K8Kの放送受信では電波漏洩の可能性から不適格ケーブルとなっています。今ではほとんど目にすることがありませんが、特に300Ωタイプの平線(フィーダー線)でも使用できる整合器付きのコネクタは、同軸ケーブルで使用する際に内部のケーブルをカットしたり、リングを外すなどの作業が必要ですが、知識のない方が設置した場合、これらがそのまま放置されている場合があります。その場合、このコネクタ内部で著しく電波レベルや品質が劣化していますので、ケーブルを交換することで受信できるようになる場合もあります。
以下の画像は、いまだに使われていることもある古いケーブルとコネクタの一例ですが、この組み合わせで10dBμV程度の電波劣化の可能性があります。また、内部の配線がショートしているとさらに大きな電波損失が起こりえます。
なお、4K放送受信時には、電波漏洩の観点から使用は非推奨となっていますので速やかに交換いたしましょう。
現在は電波の漏洩や飛込ノイズの観点から、利用しないこととなっていますが、こちらのタイプを使っている場合は次のチェックをしてみましょう。
コネクターのふたを開けると、中にリード線がつながっていました。こちらは整合器として使用するためのものなので、今回のように同軸ケーブル(丸いケーブル)を使用するときは外す必要があります。
外したリード線はどかしておくための爪などがついている場合もありますが、こちらのように何もない場合は横に外しておけば大丈夫です。
一見普通のコネクターですが、ドライバーでケーブル押さえを緩めてケーブルを抜いてみると。
ケーブルが引っ張られることによって、コネクター内部で中心の心線と周りの編組線が接触してしまっており、ノイズが大きくなっていました。
お掃除の際などにテレビを動かしたりケーブルを引っ張ってしまい、その結果コネクター内部でショートしてしまっていたという事例です。
いずれにしても、このタイプのケーブルは現在非推奨ですので、新しいものに交換することをお勧めします。
ブースターを設置・調整する
現在ブースターが設置されていない場合
ブースターがなくてもおおむね問題ないということで、ブースターを設置していない場合もあると思います。その場合はブースターを設置することで受信できるようになる場合があります。
なおMXTVだけ電波の品質が悪いという場合も多いため、ブースターはできるだけ雑音指数が低いものを使用しましょう。CATVや光受信でも使える高機能型よりも、家庭用ブースターの方が雑音指数が低いです。さらに一般的な家庭用ブースターよりも、プリアンプや前置ブースターは特に雑音指数が低く作られています。ただし電波を強くする能力は低めなので、受信チャンネルが全体的に不安定である場合などは能力が足りないかもしれません。
既にブースターが設置されている場合
電波が弱い場合にブースターを増設することで受信改善につながることもありますが、MXだけが映らない場合に、ブースターの増設は多くの場合改善につながりません。それよりも既存のブースターが適切に調整されているかの確認と、前項で触れた多機能ブースター(共聴用ブースター)が設置されている場合に家庭用ブースターに入れ替えることで若干の改善が見込めます。
あくまで若干の改善なので、根本的な解決には至らない可能性があります。ほかの改善策と併せて行うことで効果を発揮します。
ブースター設置・増設時に気を付けるのは電波受信レベルのバランス
強すぎるブースターはかえってノイズを強めてしまいます。一般チャンネルは十分受信できている場合や、一般チャンネルとMXTVの受信強度の差が大きい場合は、能力を抑えた、または抑えることのできるブースターを利用しましょう。最近ではスカイツリーの電波においてMXTV以外の電波を抑えるフィルターもあり、バランス改善アイテムとして心強いものがあります。
横浜市近辺でMXTVを受信したい場合、スカイツリーとの間に横浜局が入り込む場合があります。その場合横浜局から発信されているTVK(テレビ神奈川)の電波を強く受信しているかもしれません。その場合は事前にTVKを弱めるフィルターを使用しないと、MXTVの電波強度は上がっても、品質が悪くて視聴できない可能性があります。他にみなとみらい中継局の電波が影響する場合もあります。
おすすめのブースター
地デジブースター
UB45SS
地デジ・BS/CS4K8Kブースター
UBCBW45SS
共通ブースター電源
BPS6WB
上記ブースターとセットとなっています。
マスプロ電工の上記二つのブースターは最新のフラッグシップモデルで、現在は電源部が共通化されています。以前は、地デジブースターとBSブースターで電源部が異なる機種だったため、ブースター本体を交換する際には電源部も一緒に交換する必要がありました。しかし、マスプロ電工のこれらの機種ではその必要はありません。
主流のブースターメーカーでは、現在、33~35dBタイプまたは42~45dB程度の2段階のブースターを一つに統合した製品が多く見られます。これらの製品は、強力なブースターを基盤に、信号を弱める必要がある場合には、ブースターの能力を下げるのではなく、入力信号をあらかじめ弱めることで、疑似的に弱いブースターとして機能します。
一方、マスプロ電工は新たに二つのブースターを一つに統合することで、弱いブースターとして使用する場合でも、入力信号を一度も弱めることなく増幅することが可能になりました。この特性は、「NHKや広域民放がやや強めに受信できており、MXTVがギリギリの受信」といった環境で、他のメーカーとの大きな差別化を実現します。※
広域民放やNHKなどのメインチャンネルとMXTVの電波強度に大きな差があるとき、ブースターの調整は非常に難しくなります。MXTVの電波が弱いために強力なブースターを使用すると、定格出力オーバーになりMXTVにノイズが入る可能性があります。これは、大音量で再生されている音楽に微細な音が混ざっていて、その音を聞こうとボリュームを最大に上げた結果、音が割れてしまう状況に似ています。アンプの能力が大きくても、スピーカーから出る音は音割れしてしまいますし、そのような状態では微細な音を聞き分けることは難しくなります。
従来の切り替え型ブースターを使用する場合、大音量で再生されている音楽を拾うときには、通常のマイクではなくカバーを付けたマイクで音を拾うというイメージが適しています。アンプで音を大きくしても、マイクの前のカバーにより微細な音はすでに消えてしまっているのです。
このような状況では、品質が良く、出力が適度なアンプ(ブースター)を選ぶ必要があります。上記のブースターは、電波が全体的に弱い状況でも、特定のチャンネルだけ電波が弱い状況でも対応可能な利点があります。ただし、他のメーカーのブースターに比べて価格が高いという欠点があります。また、ブースター本体の蓋はねじ式になっており、長年の使用による劣化や強風による開放、雨水の浸入による故障といったリスクを大幅に軽減します。
※(注釈)マスプロ電工から2022年に最新ブースターが発売されました。しかし、この最新モデルのEP3UBおよびEP3UBCBは、上記ブースターの後継機種ではなく、それぞれUB41、UBCBW41の後継機種となります。ブースター類の大幅な値上げに伴い、当社ではUBCBW45SSからEP3UBCBへの変更を行いましたが、UB45SSは引き続き標準モデルとして採用しています。
BSアンテナと地デジアンテナを同時に設置する際に、MXTVに比べて広域民放やNHKの電波が非常に強い場合、前述の電波調整フィルターの追加設置(有料)をお勧めします。
先ほどのマイクやアンプの例でいうと、イコライザーで音を調整するのと同じ原理です。
レコーダーなど余分な機器を外す
DVDレコーダーやブルーレイレコーダーなどを設置している場合、一般的にアンテナケーブルは、壁のテレビ端子からレコーダーの入力、レコーダーの出力からテレビの入力端子につながっていると思います。一部のレコーダーにはこの配線で著しく電波を弱めてしまうものがあることが確認されています。購入すぐに気づけば、初期不良として交換できる場合もありますが、知らずにそのまま使っている方も多くいらっしゃるようです。
壁面テレビ端子から直接テレビにアンテナケーブルをつなげて、チャンネルスキャンを行ってみてください。もしこれで問題なく映るようでしたら、レコーダー経由での配線ではなく、2分配器を用いてレコーダーとテレビを並列接続することで解決することがあります。
アンテナの方向を調整する
アンテナが東京スカイツリーにまっすぐ向いていない場合はアンテナ方向を調整することで受信できるようになる場合があります。特に地デジ化してすぐの時には、地デジの電波が東京タワーから送信されていたため、東京タワーに向けてアンテナを立ててそのままになっている場合もあります。
また埼玉県内では、アナログ時代にテレ玉(浦和)方面に向けたアンテナが方向を変えずともそのままスカイツリーの電波を受信できている家庭もあります。同様に千葉県ではチバテレ(船橋)、神奈川ではTVK(横浜)などを向けたままの場合もあります。
アンテナの方向を最適化することにより電波受信が安定する場合があります。併せてブースターの調整も必要な場合があります。
アンテナを交換する
スカイツリーからの電波では、物理チャンネルでMXTVが16ch、広域民放が21~25ch、NHKが26、27chとなっています。現在地デジではUHF13ch~52chまでが使われていますが、スカイツリーの場合は低いチャンネル(低い周波数)でMXTVが送信されているため、低いチャンネルを受信しやすいアンテナに変更することで、よりMXTVを受信しやすくなる場合があります。
当社で標準的に用いているDXアンテナのUL14というアンテナは、14素子タイプのアンテナですが、UA20という一般的な20素子タイプのアンテナに比べ高性能です。
理由はローチャンネル(低いチャンネル)の電波を集中的に受信できるように調整されたアンテナなので、スカイツリーなど低いチャンネルの電波を受信するのに適しているのです。※UA20は13ch~52chすべての受信をまんべんなく受信できるようになっているのに対して、UL14は13ch~32chの受信と対象を絞ることで、小型でも20素子の標準アンテナよりも良好な受信性能となります。
UA20に比べて小ぶり軽量ですが、UL14の方がUA20よりも材料費は高くなります。そのため、より安く、どこのエリアでも問題なく使えるUA20などの標準的な20素子アンテナを設置している会社が多いです。MXTV受信の可能性を高めるにはローチャンネルタイプをお勧めします。
また、電波干渉が多い地域の場合、受信の指向性を高める(余分な方向からの電波を受けにくくする)パラスタックと呼ばれる上下2段のアンテナ(ULX14など)を設置することで、電波の質を上げることができる場合があります。
なお、アンテナの長さおよび重さは、UA20が1374mmで980g、UL14が1014mmで900g、ULX14が1157mmで1750gとなっています。
実際のアンテナの差による電波の違い
クラウンクラウンではアンテナ本体をはじめ実機を独自に検証しています。以下の記事では様々なアンテナで電波を測り比べた生のデータを公開しています。
全長:1014mm
重量:900g
全長:1374mm
重量:980g
全長:1157mm
重量:1750g
アンテナの高さ調整
MXTVの受信にはアンテナ本体の設置高さの影響が大きいというデータがあります。
例えば地上高7mでMXTVが30dBμV、広域民放が60dBμVだった場合、地上高10mに変更するとMXTVが60dBμV、広域民放が70dBμV、と大きく改善する場合があります。
特にMXTVの数値が広域民放に比べて大幅に上がったことで、電波の強さのバランスも良くなっています。
当社の実測値で判断すると、高い位置に設置するほどMXTVと民放の電波レベルの差が縮まることが多いように思います。
なお、電波の受信レベルがアンテナの設置高さと密接な関係にあるのは確かですが、単純に設置高さと受信レベルは比例の関係ではありません。スカイツリーから直接届く電波(直接波)以外に地面に反射してから届く反射波、それ以外にも様々な電波経路(マルチパス)による影響を受けるため、少し高くした結果、余計に電波の質が悪くなる場合もあります。また著しく電波が弱くなる(受信電界強度が減衰する)ポイントもあります。
そのため、場合によってはアンテナを低くした方が受信状況が改善する可能性もあるので、数値を確認しながら調整する必要があります。
こういった特殊な調整は、手の届く範囲での調整はそれほど難しくないのですが、高い位置での微調整となるとアンテナを何度も立て替える必要などもあり、工事価格が高額になってしまう場合もあります。
アンテナの屋根裏設置について
近年ではテレビアンテナは屋根の上にワイヤーで支えるよりも、壁面に設置することが多くなってきました。アンテナ自体も見栄えの良いデザインアンテナが多く取り入れられています。
しかし壁面にデザインアンテナを設置すると、ワイヤーで支える方法と比べて4m~6mほども低い位置となってしまいます。
そこで、アンテナを屋根裏に設置すると、壁面よりも1m~3m程度高い位置に設置できます。
特に住宅密集地では壁面に比べて良好な結果が得られることが多いです。
ただし屋根裏に適切にアンテナを設置するのには、従来のアンテナ設置だけにとどまらない高度な技術や知識が必要になるため、工事会社によっては対応していない場合もあります。
まとめ
改善するためには
詳しくは以下のリンクをご参照ください。
※2 MXTV自身のQ&Aページです。
MXTV受信に関する当社の方針
原則として、当社では東京スカイツリーからのMXTVの受信をサポートしていません。ですが、工事の際にちょっとした調整や設置場所の選定で受信環境が良くなる場合は、できる限りそのようにしています。
特にMXTVを視聴したいという方のためには、最近はMXTVとその他の放送局の電波バランスを改善するフィルターなども用意しています。プリアンプ(前置ブースター)も普段から準備しておりますので、電波状況によってさまざまな工事が可能です。
MXTVの受信を最良化するためには、アンテナの種類を変えたり、工事内容が大幅に変わるなど、もともとお客様のご希望になった工事からかけ離れたり、工事料金が上がってしまう可能性もあります。そのようなことは推奨しておりませんが、現地カウンセリングの際にどのような方法、料金で、どの程度の電波の差があるのかなど、またお客様がどの程度MXTVの視聴をご希望になっているかなど、バランスを考えてご提案いたしております。これは他のローカルチャンネルについても同様です。
実際の受信状況について
設置されるアンテナや、目の前の建物などの状況にもよりますので、同じ町内でも受信状況に違いはありますが、意外と広いエリアで受信できています。
東京都内に限らず、埼玉県、千葉県、神奈川県、栃木県、茨城県などの一部の地域で、当社設置のアンテナ工事でMXTVの受信が確認できています。
ご近所での受信実績があるかどうかなど、気になる方はお問い合わせください。なお、ご近所で受信できているかといって同様に受信できるとは限りませんが、その逆も言えます。ほんの少しの参考程度とはなりますのでご了承ください。
テレビを使ったアンテナレベルの確認方法
各メーカーごとに操作方法は異なりますが、基本的に純正リモコンからの操作で行います。
見た目は似ていますが、ブルーレイレコーダーなどの共用リモコンでは操作ができない場合もありますので、必ずテレビに付属の純正リモコンを用意してください。
各テレビメーカーごとの操作方法
sharp AQUOS
機種ごとの操作方法は以下から確認してください。
Panasonic VIERA
チャンネルをMXTV(9ch)に切り替えます。
リモコンの「サブメニュー」→「アンテナレベル」を確認します。
panasonicの場合、一般的に地デジの受信目安は「44以上」となるようです
TOSHIBA REGZA
チャンネルをMXTVに切り替えます。
リモコンの「サブメニュー」→「その他の操作」→「アンテナレベル表示」を確認します。
または、リモコンの「設定」→「放送受信設定」→「地上デジタル設定」→「地上デジタルアンテナ設定」→▲▼で「伝送チャンネル」を選び「決定」
信号強度が推奨範囲内、信号品質が推奨の数値以上になっていれば問題ありません。
LGエレクトロニクス
三菱電機 REAL
sony BRAVIA
お問い合わせ・MX受信のご相談
- 松本 昭彦
-
経歴と専門分野:
幼少期から家電設備の工事に親しみ、クラウンクラウンの設立の前に15年以上にわたりさまざまな設備工事の現場で経験を積みました。100名を超える下請け工事業者の取りまとめとクレーム処理責任者としての役割を経て、2011年に独立。品質重視と明朗会計をモットーに掲げ、業界改革を目指して高品質工事専門の「クラウンクラウン」を設立しました。
学歴:
東京電機大学理工学部情報科学科(中退)
事業構想大学院大学 事業構想士修士課程
主な資格:
国家資格:
1級電気工事施工管理技士
2級管工事施工管理技士
2級電気通信工事施工管理技士補
第一種電気工事士
工事担任者(2級デジタル)
給水装置工事主任技術者
一般建築物石綿含有建材調査者
石綿作業主任者
運行管理者
その他資格:
第2級CATV技術者
1級あと施工アンカー施工士
インテリアコーディネーター
キッチンスペシャリスト
一級リビングスタイリスト
二級福祉住環境コーディネーター
排水設備工事責任技術者
照明士
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