近年、アンテナ工事での「防水処理ミス」が原因となり、外壁が深刻なダメージを受ける事例が増えています。特に寒冷地では、わずかな水分浸入が冬季の凍結・融解を繰り返すことで、サイディングを内部から破壊し、建物の寿命を大幅に縮めてしまうケースが少なくありません。以下は、その深刻さを物語る実例の一つです。
窯業系サイディングの凍害による損傷
— CONCEPT建築設計です(金沢市) (@hashinet) September 28, 2024
こちらは 既に解体した家のサイディングです
築22年の家ですが 雪の吹き付ける方向と 雪の乗る下屋周りのサイディングの損傷が酷いです
釘の周りも吸水して凍結して爆裂しています
ここまで行くと補修は不可能なんです
このような事例、北陸は本当に多いです pic.twitter.com/0pf76nUVCy
このような事態を防ぐには、アンテナ工事時に正しい防水処理を行うことが不可欠です。しかし、多くの工事業者が「ビス頭にコーキングをのせるだけ」といった不十分な処置にとどめており、その結果として外壁の劣化を招いている現実があります。本コラムでは、外壁を長く健全に保つための「正しい防水処理」と、法令に則った安全・確実な施工の重要性について、当社の施工事例や他社との比較を交えながら詳しく解説していきます。
アンテナ工事において、しばしば見受けられる誤った施工方法の一つが「ビス頭にのみコーキングを施す」処理です。一見するとビス部分がしっかり保護されているように見え、消費者は「ちゃんと防水対策がされている」と安心してしまいがちです。しかし実際には、ビス頭だけにコーキングしても、壁とアンテナ金具の隙間から水分が侵入します。その水分は毛細管現象などによってビス穴へ引き込まれ、内部でサイディングを破壊してしまう可能性があるのです。
なぜこのような不十分な手法が広まったのでしょうか?一つの背景には、かつて変成シリコーンコーキングが一般的に流通しておらず、安価な標準シリコーンコーキングのみが主流だった時代があります。当時はクリア(ほぼ透明)の変成シリコーンが入手困難で、色合わせの手間やコストもかさみました。しかし現在は、クリアタイプの変成シリコーンコーキングが入手可能になっており、当社(株式会社クラウンクラウン)ではこれを積極的に採用しています。
とはいえ、標準シリコーンコーキングは変成シリコーンコーキングに比べて5~7倍ほど安価で、まとめてビス頭にコーキングを打つだけの簡便な作業工程によって、大量施工や低価格工事を実現できてしまいます。その結果、長期的な建物保護よりも即時的なコスト削減を優先する業者は、今なおビス頭コーキングという誤った防水方法を続ける傾向があります。
当社は、ビス穴内部へ変成シリコーンコーキングを施す正しい防水処理法や、防錆効果の高いビスの使用によって、外壁の長寿命化を実現しています。短期的なコストだけを追求するのではなく、建物全体の健全性を守るための施工こそが、結果的にオーナー様の資産価値を高めると確信しています。
【よくある間違った施工例】一見、防水対策がなされているように見えますが、実際にはビス頭部分にのみ一般的なシリコーンコーキングを塗り付けただけです。これでは壁面とビス穴を十分に保護できず、水分が内部へ侵入してビスの錆やサイディング破損を引き起こすリスクが高まります。
外壁に何かをビスで固定するとき、ビス頭にコーキングをしても壁の中でビスは錆びてしまいます。できればステンレスビスの使用と、下穴をあけてビスにコーキングを塗り付けると錆は防ぎやすくなります。防水の観点からもお勧めですよ。写真は新築時の施工から2年。#おうちのこうじtips pic.twitter.com/OSb3TDLRm9
— 頑張る業者さんを応援するプラットフォーム おうちのこうじ.com (@uchi52com) January 16, 2022
外壁を長く健全に保つためには、単にビス頭へコーキングを施すのではなく、「ビス穴内部」に適切な防水処理を行うことが欠かせません。当社では、ビスを打ち込む前に下穴を開け、内部の切粉や粉塵をハンドブロワーで丁寧に除去したうえで、変成シリコーンコーキングをビス穴に充填します。この手間をかけることで、ビス周りに水分が侵入する経路を確実に断ち、外壁内部への湿気・水分トラブルを根本から防ぐことができるのです。※ビス穴が小さい場合はビス本体に変成シリコーンコーキングを塗り付けてビスを打ちこんでいます。
また、当社ではステンレスやステンレス相当の防錆効果があるビスを採用しています。これにより、たとえ微量の水分が浸入した場合でも、ビス自体が錆びにくくなり、内部での膨張によるサイディング破損や防水性能低下を大幅に抑えることが可能です。さらに、ビス頭部分から発生した錆が雨水に混ざって外壁を汚すようなトラブルも防ぎ、美観を長期的に維持できます。費用面では多少の負担増がありますが、「建物を守る」という観点から見れば、防錆効果の高いビスの導入は非常に価値のある投資といえるでしょう。
一見すると面倒に感じられるこの工程は、長期的な安心と建物価値の維持につながります。当社が変成シリコーンコーキングを積極的に導入しているのは、決して「手間」や「コスト」だけが理由ではありません。「建物を長期的に守る」というポリシーのもと、高品質な材料と確実な施工プロセスを追求し、オーナー様が安心して暮らせる環境を提供するための選択なのです。
アンテナ工事における防水処理を語るうえで、石綿(アスベスト)を含む建材への対応は、見過ごせない要素です。一般住宅には石綿が使われていないと決めつける業者もいますが、実際にはモルタル仕上げ材や古い窯業系サイディングなど、石綿含有の可能性がある建材は確かに存在します。こうした建材に接する工事は、建物解体時だけでなく、改修工事においても法的に事前調査が義務付けられており、2023年10月1日以降は国家資格を有する専門調査者による確認が必須となりました。
「建築物石綿含有建材調査者」や「石綿作業主任者」などの国家資格保有者が関わることで、石綿含有の有無を正確に特定し、粉塵飛散を防ぐための適切な対策を講じることが可能です。これらを軽視すれば、施工現場の安全性はもちろん、防水処理を含む全体的な施工品質にも疑問符がつきます。しかし、法令順守と資格保持を徹底する業者は、こうした“意外な”面にも配慮し、建物内部からのダメージを回避。結果的に、防水性能を最大限に引き出し、お客様の資産価値を長期的に確保できるのです。
当社では、これらの有資格者を適切に配置することで、石綿含有建材の調査や対策を自社内で一貫して行える体制を整えています(必要に応じて外注対応も可能です)。法令遵守を実践することで、あらゆる工程の品質が底上げされ、防水処理に関しても安心・確実な施工を提供できると確信しています。
防水処理を正しく行った後も、外壁の状態を長く健全に保つには、定期的な点検や適切なメンテナンスが欠かせません。たとえば、数年ごとにアンテナ固定金具まわりのビスやコーキング部分を目視確認し、亀裂や浮きがないかチェックするだけでも、早期発見・早期対処が可能です。また、外壁全体の洗浄や塗装の塗り替えを行う際には、防水処理を行った箇所との相性(変成シリコーン使用部位の塗料付着性など)を考慮し、トータルで外壁の健康状態を維持することが重要となります。
さらに、環境条件(降雪地域や海風が当たる地域など)によって劣化要因は異なります。こうした外部要因を踏まえたメンテナンス計画を立て、必要に応じて信頼できる施工業者に相談すると、外壁寿命をより長く引き伸ばせるでしょう。定期点検と適切な対策の積み重ねが、建物の資産価値を保ち、安全で快適な居住環境を持続させる鍵となります。
アンテナ工事時の防水処理は、ビス穴への適切なコーキングや防錆ビスの使用、そして石綿含有建材調査などの法令遵守を含め、建物の長寿命化に欠かせない重要な要素です。誤った防水処理は、サイディング内部での水分侵入やビスの錆による膨張・破損を招き、外壁寿命を大幅に縮めてしまいます。一方、正しい防水処理と資格・法律に基づいた施工を行うことで、外壁の健全性と美観、ひいては建物の資産価値を長期にわたり守ることが可能です。
第2世代キットはアンテナを自立させる台座が同梱されており、第3世代と比べると梱包も大きく、重量も重いです。第3世代からデフォルトの自立方法が背面についているキックスタンド(ほかのアダプターと取り換え可能)で、本体にモーターも内蔵されていないため梱包は非常に薄くなっています。
条件ができるだけ同じになるように、二つのアンテナを並べて、アプリからスピードテストを行いました。
計測当日は天候が悪かったこともあり、若干不安定だったため、順番ではなく同時にスピードテストを行っています。ところが、アンテナをすぐ隣り同士に並べた時は、片方のスピードが著しく落ちてしまいました。公式からもアンテナを複数設置する際の最低離隔距離が示されていたと思いますが、この時は3mほど離して設置しなおした結果、2台とも十分な速度で通信することができました。
計測の様子や計測結果はまた改めてこちらに更新します。
第2世代キットと大きく異なり、梱包をあけるとすぐにむき出しのアンテナがお目見えしました。角には保護剤が仕込まれており、キックスタンドは装着済みでした。
写真の左上から時計回りに
第2世代のルーターは転倒防止用に前足のでっぱりがありましたが、第3世代のルーターは横長になり安定性が増したためか、でっぱりのないスッキリとしたデザインになりました。背面にはアンテナと接続するためのスターリンクケーブル端子とパワーサプライと接続する電源端子があり、中央のパッキンを外すと有線LAN端子が二つ出てきます。左右の端子に差し込むケーブル(すーたリンクケーブルおよび電源)はパッキン付きのケーブルになっています。
パワーサプライのスペック表記抜粋
項目 | 内容 |
---|---|
型式 | UTP-232L |
入力 | 100-240V ~ 2.5A 50/60Hz |
出力 | 57.0V 3.42A 195.0W |
防水防塵 | IP66 Type4 |
生産国 | ベトナム |
キックスタンドを取り外すと、アンテナ背面のスペック等の表記が確認できます。右下の方には電源のスペック、つまりスターリンクケーブルのPoEスペックについて書かれています。
項目 | 内容 |
---|---|
型式 | UTA-232 |
入力 | PoE 57V 1.7A(x2) |
防水防塵 | IP67 Type4 |
生産国 | アメリカ合衆国 |
アンテナの表面積が大きくなり、内蔵された電子フェーズドアレイアンテナの数も増えています。またヒーターの面積も大きくなっていることが考えられ、その分アンテナに供給される電圧が上がっています。使われているケーブルの中身は第2世代と変わりませんが、先端は防水パッキン付きで特殊な爪付きのRJ45タイプになっています。
入力電源が57V 1.7A(x2)と表記されていますが、内蔵アンテナが2系統に分かれていてそれぞれで1.7Aを使用するのだと考えられます。
アプリには新たに「調整」メニューが追加されました。アンテナ本体の向きを変えるとほぼリアルタイムにアンテナの向いている向きがアプリ上に反映されます。
写真のように、適切な方向を向くと枠が太く光り、ちょうどいい向きだということを示してくれます。ただし、必ずしもこの方向にまっすぐ向けなくてはいけないわけではなく、諸具合物の状況によってはわざと方向を変える方が効率的な場合も考えられます。ただし注意点として、BS放送の電波干渉を防ぐため、BSアンテナと同一方向では電波が弱くなってしまう可能性が考えられます。そう考えると南西に向けて設置するのは避けたほうがよさそうです。
2024年8月30日に突然日本のショップにラインナップされた新型台座です。キックスタンドで自立させるだけではなく、この台座を使うことでアンテナに少し高さを出すことができるようになりました。
雪や草などに埋もれてしまうことや、泥などでアンテナ本体が汚れることを多少防ぐことができるようになりそうです。4脚部分は第2世代の付属品と同じもののようです。
キット内容:Xフレーム台座、マストアダプター、マスト
推奨ツール:特になし
パッケージ寸法: 380 x 640 x 145 mm
パッケージ重量:2.9kg(6.4ポンド)
これも突然発売開始になったマウントですが、実際のところ、標準フラットの下部に、第2世代キットのマストと同等のパーツがくっついてくる部品のようです。そのため、以前第2世代キットを設置したウォールマウントがある場合、そのマウントに標準フラットアンテナを差し込むことができるようになるもののようです。上のXフレーム台座と上の部品は共通だと思います。(未検証)
第3世代スターリンクキットは、標準では地面に直接置いて使用するための部品しか入っていません。そのため、建物や乗り物に固定する場合はそれに応じた金具を別途注文する必要があります。
通常の建物への固定については、改良された純正品のパイプアダプターがおすすめです。当社では社外品の同等品を複数取り寄せ検証してみましたが、社外品を使用するメリットが考えられませんでした。中には格安の部品もありましたが、剛性や耐紫外線性能などに不安があり、手の届かない場所に長期使用のために取り付ける部材としては不適切です。他に高額の金属製のアダプターもありましたが、重量も重く、特別こちらを選ぶ理由も考えにくいです。
しかし、この標準パイプアダプターは送料、消費税込みで5900円するため、この金額も初期費用に見積もる必要があります。
※現在当社では工事の際にこちらの標準アダプターをサービスしています(2024年10月末までの工事限定)。
第3世代キットの取り付けには別売りの固定用部材が必要になりますが、第2世代キットとことなり有線LAN端子が備わっています。そのため、有線接続したい方は第2世代キットの場合はイーサネットアダプター(送料、消費税込み10400円)を購入する必要があったので、それに比べると標準パイプアダプターは安いですね。
以前、「スターリンクの設置工事はテレビアンテナ工事会社が適しているとは言えない」という記事を執筆しましたが、今回は、テレビアンテナ工事にこだわりのある当社ならではの見解を述べたいと思います。特に、形状が似ていることからBSアンテナと比較されることが多いスターリンクの耐風性について、当社が持つ専門的な視点から詳しく解説していきます。なお、本記事で取り上げる耐風性は、あくまで公表されているスペックに基づくものであることを予めご承知おきください。
台風や強風が多い地域で、アンテナの耐風性は非常に重要な要素です。スペースXの衛星インターネットサービスであるスターリンクは、その先進的な技術で注目を集めていますが、耐風性に関してはどうでしょうか?意外なことに、スターリンクの耐風性は従来のテレビアンテナ、例えばBSアンテナと比べると、あまり強くないことが分かっています。
項目 | BSアンテナ | スターリンク |
---|---|---|
種類 | BC453S(当社標準工事利用機種) | 標準ムーブタイプ(第2世代キット) |
受風面積 | 0.2m^2 | 0.155m^2 ※5 |
耐風速 | 20m/s ※1 50m/s ※2 60m/s ※3 |
22.2m/s ※4 |
質量 | 1.4kg(アンテナ・固定金具) | 2.9kg(アンテナ・付属マスト) |
注1)
※1 受信可能風速 : アンテナに風圧を加えている間、電気的性能の劣化が許容範囲内であるときの最大風速。
※2 復元可能風速 : アンテナに風圧が加わった後、アンテナの方向を再調整することによって、電気的性能を満足する最大風速。
※3 破壊風速 : アンテナに風圧を加えている間、アンテナの一部または全部が飛散しない最大風速。
※4 スペック表の80km/hから計算。内容は不明。
※5 スペック表のアンテナの表面寸法から計算
このスペック表から見て取れるのは、スターリンクとBSアンテナが風に対してどのように設計されているかの違いです。
まず、スターリンクの受風面積は約0.155平方メートルと、BSアンテナの0.2平方メートルに比べてやや小さいですが、耐風速は22.2m/sと、BSアンテナの20m/sと50m/s、さらには60m/sという複数の耐風速スペックに対して見劣りする部分があります。特に、BSアンテナの「破壊風速」が60m/sに設定されているのに対して、スターリンクの耐風性がこの程度であることは、台風のような極端な風速に対して不安を覚える点と言えるでしょう。
スターリンクを外に置いたままにする場合、特に台風シーズンには慎重な対策が必要です。屋外に固定している場合でも、風速の変化に注意を払い、状況に応じて適切な対応が求められます。
さらに、標準ムーブタイプ(第2世代)では、アプリからアンテナをたたむことができる機能がありますが、これは一見すると安全対策のように見える一方で、アンテナが通常よりも立った状態になるため、風の抵抗を受けやすくなるリスクがあります。このため、台風や強風が予想される場合、アンテナを収納モードにすることはおすすめできません。
このように、スターリンクの設置や使用にあたっては、特に台風や強風時には十分な注意が必要です。BSアンテナとは異なる特性を持つため、設置場所や保護対策を十分に考慮することが、長期間にわたる安定した使用に繋がります。
スターリンクの耐風性が控えめに設定されている背景には、訴訟リスクの回避が考えられます。スペースXは、極端な気象条件によりアンテナが破損した場合のリスクを減らすため、耐風性の仕様を慎重に設定している可能性があります。これは、スペースXが製品の性能に対して過剰な期待を抱かせないための一環とも考えられます。
公式FAQによると、スターリンクは雪、大雨、強風、雷といったさまざまな気象条件に対応できるよう設計されていますが、台風や竜巻といった極端な自然現象に対しては、その設計範囲外とされています。具体的には、「スターリンクは、台風、竜巻、地震、隕石、恐竜、またはその他の極端な自然の力に対処するようには設計されていません」と明記されています。
この記述は、スターリンクが一般的な気象条件には耐えるよう設計されているものの、台風のような非常に強力な風やその他の極端な自然現象には対応しきれない可能性があることを示唆しています。特に、台風シーズンのある地域では、スターリンクの設置にあたって慎重な対応が求められるでしょう。
また、スターリンクは融雪機能や撥水性を備えていますが、強風や大雨の際には接続に影響が出る可能性があるとされています。これらの要素を考慮すると、スターリンクを台風時に完全に信頼できる通信手段とするには、設置場所の選定や保護対策が重要です。
スターリンクは多様な気象条件に耐えるよう設計されていますが、著しい天候不順によるサービスの低下や一時的な中断が発生する可能性もあります。公式FAQによると、「中程度の雨から豪雨、雪、ひょうにより、一時的なサービス中断が発生する可能性があります」とのことです。さらに、地上局周辺に台風やハリケーンがある場合も、サービスに影響が及ぶことがあるため、天候に注意し、必要な対策を講じることが重要です。
BSアンテナが問題なく設置できているからといって、スターリンクも同様に問題ないだろうと考えるのは危険です。BSアンテナとスターリンクは形状が似ているため、同じように設置すればよいと思われがちですが、実際にはスターリンクの耐風性には注意が必要です。スターリンクはBSアンテナに比べて耐風性のスペックが控えめであり、そのため、よりしっかりとした取り付けが求められます。
スターリンクは、特に台風や強風の多い地域では、設置場所や固定方法に細心の注意を払う必要があります。BSアンテナと異なり、スターリンクは風に対する耐性がそれほど高くないため、しっかりとした固定や設置位置の選定が、サービスの安定性とアンテナの保護にとって非常に重要です。特に、標準ムーブタイプのアンテナでは、風の抵抗を受けやすい構造となるため、さらに注意が必要です。
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テレビを壁掛けする際、多くの人が下地補強の重要性を認識しています。しかし、使用する壁掛け金具の形状によっては、一般的な下地補強方法が適していない場合があります。特に、縦一文字型の金具を使用し、上下2か所でのみ固定する設計の場合、合板を使用した下地補強では強度が不足することがあります。
スターリンクにはいくつかの料金プランがあります。
固定して使う(決まった場所で使う)なら月額6600円(非課税)のレジデンシャルプランになるでしょう。こちらは使用場所を登録し、アンテナのGPS情報をもとに固定場所で使われているかどうかを判断しています。登録住所と異なる場合は「登録された住所と異なります」などといったエラーが出て使うことができません。
当社でも引っ越しに伴ってスターリンクをしっかり固定したいというお客様がいらして、住所の変更をしておらずに設置後にすぐ使うことができなかった事例があります。もちろんアプリから設定を変えればほどなく使えるようになるのですが。
当社では複数のスターリンクを所持しています。
災害時の支援や、導入を検討されている方の事前テスト、当社の独自テスト用などとして在庫を持っています。
そのうちの一つのスターリンクを本社と離れた事務所に設置しました。
特別に使用住所を設定しなければ、最初の登録住所がそのまま使用住所に割り当てられています。
なおスターリンクの設定画面上では「岩槻橋」と出ていますが、実際に本社と岩槻橋は1.8km離れています。
設置してある大宮営業所は、スターリンクの契約住所である本社と5.6kmしか離れていませんが、本社はさいたま市岩槻区、事務所はさいたま市見沼区と別の区です。
そもそも登録住所は番地まで指定したピンポイントではなく、郵便番号で指定されています。
当社があるさいたま市岩槻区岩槻は比較的広い住所で、飛び地もあります。もしかするとそれも一因かもしれませんが、そこまで厳密に位置情報を適用しているわけではないようです。
スターリンクは、革新的な衛星インターネットサービスとして急速に注目を集めています。このサービスは、低軌道衛星を利用して、従来のブロードバンド接続が届かない地域にも高速インターネットアクセスを提供します。しかし、スターリンクの真のポテンシャルを最大限に引き出すためには、ただ単に衛星からの信号を受信するだけでは不十分です。ここで重要な役割を果たすのが、メッシュルーターの導入です。
メッシュルーターは、複数のルーター単位を使用して、家の隅々までWi-Fi信号を届けることができます。これにより、家のどの部屋にいても、スターリンク経由でのインターネット接続が途切れることなく、高速で安定した通信を享受できるのです。特に、大きな家や複数の階がある家庭では、メッシュルーターは通信の「デッドゾーン」を解消し、どこにいても快適なインターネット体験を実現します。
さらに、スターリンクの第二世代キット(国内現行製品)では、LANケーブルを介した接続をするために、別途イーサネットアダプターが必要となります。メッシュルーターを組み合わせることで、この接続を最大限に活用し、家中どこでもスムーズなインターネット接続を実現できるのです。
この記事では、スターリンクとメッシュルーターの組み合わせがなぜ最適なのか、どのようにしてあなたの家庭でこれを実現できるのかを詳しく解説します。快適なホームネットワーク環境を求めるあなたにとって、この情報は必読です。スターリンクを通じて、家中どこでも高速で安定したインターネット接続を享受するための第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
メッシュルーターの導入は、スターリンクのインターネット接続を家全体で最大限に活用するための鍵となります。メッシュルーターは、複数のアクセスポイントを利用して、家の隅々までWi-Fi信号を届けることができます。これにより、家のどこにいても、Wi-Fiの接続が途切れることなく、インターネットを快適に利用できます。
また、メッシュルーターは、一般的なWi-Fiルーターと比較して、より広範囲のカバレッジ(網羅率)を提供します。これは、特に大きな家や複数の階がある家庭において、Wi-Fiの「デッドゾーン」を解消し、どこにいても快適なインターネット体験を実現するために重要です。
さらに、メッシュルーターは、設定が簡単で、ネットワークの管理が容易であるという利点もあります。多くのメッシュWi-Fiルーターには、アプリを通じてネットワーク設定の切り替えや速度の確認、保護者による制限などが簡単に行える機能が備わっています。これにより、ユーザーは自宅のインターネット環境をより簡単にコントロールできます。
このように、メッシュルーターの導入は、スターリンクを通じて、家中どこでも高速で安定したインターネット接続を享受するための効果的な手段です。
スターリンクの第二世代キットでは、イーサネットアダプターを使用することで、サードパーティ製のメッシュルーターを有線接続で利用できるようになります。このアダプターは、スターリンクの公式サイトで税込10400円で販売されており、第二世代キットのユーザーにとって重要なアクセサリーです。
イーサネットアダプターの導入により、メッシュルーターを直接スターリンクのシステムに接続できます(※無線で完結できるメッシュルーターセットもあります)。これにより、Wi-Fi接続のみに頼ることなく、より安定した有線接続を通じて高速インターネットを家全体に供給できるようになります。特に、大規模なファイルのダウンロードやオンラインゲーム、ビデオストリーミングなど、高速で安定した接続を必要とする用途において、このセットアップは大きな利点をもたらします。
第一世代および今後販売される第三世代のスターリンクキットにはLAN端子が元々内蔵されているため、イーサネットアダプターは不要ですが、第二世代キットを使用するユーザーにとっては、このアダプターを通じてサードパーティ製のメッシュルーターを活用することが、スターリンクのサービスを最大限に活かす鍵となります。
このように、イーサネットアダプターを使用することで、第二世代スターリンクキットのユーザーは、メッシュルーターを介して、家中どこでも高速で安定したインターネット接続を享受できるようになります。これにより、スターリンクの高速衛星インターネットを、より効果的に利用できるようになるのです。
メッシュルーターを選ぶ際には、いくつかの重要な要素を考慮する必要があります。これらの要素は、スターリンクのインターネットサービスとの互換性、カバレッジ、設定の容易さ、および価格に関連しています。
メッシュルーターを選ぶ際には、多くの選択肢がありますが、ここでは特にスターリンクユーザーに適したいくつかのモデルを紹介します。これらのメッシュルーターは、スターリンクのインターネットサービスとの互換性、広範囲のカバレッジ、使いやすさ、およびコストパフォーマンスを考慮して選ばれています。
以下に、Amazonで入手できるおすすめのメッシュルーターのモデルとそのリンクを紹介します。これらのモデルは、上記の基準を満たすとともに、スターリンクユーザーからの評価も高いものを選んでいます。これにより、スターリンクを通じて家中どこでも高速で安定したインターネット接続を享受するための最適な選択が可能になります。
※アフィリエイトリンクを含みます
5.5万円前後/台
3.7万円前後/台
メッシュルーターの導入タイミングは、スターリンクの設置状況や個々のネットワークニーズによって異なります。一般的には、スターリンクを設置してから実際に使用してみて、Wi-Fiのカバレッジや性能を評価した後にメッシュルーターを導入することが推奨されます。これにより、どのエリアでWi-Fiの強度が不足しているか、または通信速度が遅いかを把握し、必要な改善策を講じることができます。
スターリンクアプリを使用してWi-Fiの強度をテストすることで、メッシュルーターの必要性をより正確に判断できます。アプリを通じて、家の各部屋でのWi-Fiの品質を確認し、メッシュルーターが必要なエリアを特定できます。
一方で、メッシュルーターを確実に構築するために全てのアクセスポイント(子機)を有線で接続する場合、LAN配線工事もスターリンクの取付工事と一緒に行うことが効率的です。特に、新築やリノベーションの際には、このような一括工事が推奨されます。有線接続は、Wi-Fi接続よりも安定性と速度が高いため、特に大規模な家庭や複数階建ての家庭での使用に適しています。
最終的に、メッシュルーターの導入タイミングは、個々の状況とニーズに応じて柔軟に決定することが重要です。スターリンクの設置後にWi-Fiの品質を評価することで、必要に応じてメッシュルーターを導入するか、または既存のネットワーク設備と一緒に工事を行うかを決定できます。
スターリンクのアプリには、「Wi-Fiの有効範囲を確認する」という便利な機能が備わっています。この機能を活用することで、スターリンクルーターとのWi-Fi接続の強度を可視化できます。家の中でWi-Fiを頻繁に使用する場所を中心に、この機能を試してみることで、メッシュルーターを設置する最適な場所を見つける手助けになります。
また、メッシュルーターを導入する前に、スターリンクルーターの設置場所や向きを変更して、接続の改善が可能かどうかを試すことも推奨します。これにより、最小限の設備変更で最大の効果を得ることができるかもしれません。
アプリの使用方法は簡単です。トップ画面から「ネットワーク」に進み、「Wi-Fiの有効範囲を確認する」を選択します。スマートフォンがスターリンクのWi-Fiに接続されていない場合は、「このツールを使用するには、Starlink Wi-Fiに接続してください」というメッセージが表示されますので、接続を確認してください。
準備が整ったら「準備できました」ボタンを押し、家の中を歩き回ります。十分に探索した後、「結果を表示」ボタンを押すと、平均信号強度が表示されます。この情報をもとに、Wi-Fiのカバレッジを改善するための最適な対策を講じることができます。
スターリンクの設置とメッシュルーターの導入は、家(建物)全体で快適なインターネット体験を実現するための重要なステップです。以下のポイントをまとめます
スターリンクミニは手軽に設置できる一方で、自宅での常設利用には注意点も。DFS干渉や通信性能、配線方法まで、プロの視点でメリットとデメリットを比較。防犯カメラ用途や現場での実例も紹介し、最適な選び方を解説します。
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キャンピングカーにスターリンクを取り付けたい方必見!固定するべきかどうか、配線の引き込み方法や注意点を徹底解説。移動中の利用制限や将来的なアップデート情報もお伝えします。スターリンクを使った快適な旅を実現するためのポイントを詳しくご紹介。
目次 【スターリンク本体0円キャンペーン対応】工事費用も今だけ特別割引中! スターリンクの設置工事において全国トップクラスの施工実績(累計350件超)を誇るクラウンクラウンでは、SpaceX公式の「スターリンク本体0円キ
クラウンクラウンによるスターリンク工事技術講習を一般公開 ※本講習は、スターリンク(SpaceX)公式の認定講習ではありません。 当社クラウンクラウンは2024年末までに300件超のスターリンク工事を手掛けてきました。
スターリンク導入実績300件超のノウハウで遠隔地でも安定通信を実現! 目次 1. 背景・課題 電線盗難トラブルの多発 無人で管理される太陽光発電所では、転売価値のある電線が盗難被害にあう事例が後を絶ちません。 自然災害・
クラウンクラウンは、福岡、大阪、愛媛、広島、岐阜、愛知でのスターリンク工事対応を開始しました。地元業者との提携により、迅速かつ高品質なサービスを提供し、全国展開を目指しています。上記以外の地域でも順次対応エリアを拡大中です。
スターリンクはとにかくしっかり安全に、そのうえでかっこよく取り付けたい、というご要望から黒い塗装(メッキの上から粉黛塗装)の金具と、黒く塗装されたステンレスの金具を用いた設置事例です。とてもスタイリッシュな建物にすっきりと設置することができました。事前に工務店が通専用の穴を確保してくれていましたが、直接打ち合わせができていればもう少し違ったやり方があったかもしれません。
神奈川県鎌倉市にてスターリンクの工事を行いました。以前別の場所でスターリンクの設置工事を行ったことのあるお客様のご親族の方にご紹介いただきました 事前のやり取り 以前工事を行った方の義父母の自宅ということで、事前にある程
東京都内でSpaceXのスターリンクの第2世代アンテナの設置事例を紹介します。この記事では、具体的な施工手順や速度テスト結果を含め、設置前に知っておくべきポイントを詳しく解説しています。特に、第1世代と第2世代のアンテナの違いや、ケーブルの取り扱いに関する注意点、さらには電気工事に関する法的な要件など、スターリンクの設置に関わる多岐にわたる情報が網羅されています。スターリンクの設置を検討している方や、最新の技術動向に興味がある方にとって、非常に参考になる内容となっています。
広島県尾道市で行ったスターリンク設置工事。既存配管を活用した効率的で美しい施工事例をご紹介します。 家を新築する際に、スターリンクの設置をあらかじめ想定するケースはまだ少ないのが現状です。そのため、多くの場合、スターリン
FMアンテナを設置している家庭は少ないものの、ここ数年でテレワークも増えてきた背景からか、自宅でもFMラジオをしっかり聞きたいというニーズが若干増えてきているようです。
FMアンテナはほとんどの家庭であまり設置されてこなかったことから、専用の機器などもあまり流通しておらず、一般的なテレビアンテナとは異なる工事になります。そのため後から追加しようとすると設備の入れ替えや配線のやり直しなどが必要になる場合もあります。
このコラムでは、FMアンテナの設置を検討している人にとって、役立つ情報を整理してお届けできれば幸いです。
地球のあらゆる場所で高速インターネットにアクセスできる未来を約束する、スターリンク。しかし、自宅への導入には正しい知識が必要であり、ネット上にはデマや誤解が蔓延しています。そこで今回は、スターリンクの取り付けに関するデマに惑わされず、正しい知識を得るための情報をまとめました。
スターリンクの人気が高まる中、多くの人が興味を持っていますが、正式な取り付け業者はどこなのでしょうか?ネット上では様々な情報が出回っており、正しい情報を見つけるのは難しいかもしれません。
まずとても大切なことですが、スターリンクの設置工事は電気工事にあたります。
以前はエアコン工事も電気工事だと認識されずに、DIYの延長で工事を行う業者が多発していました。経済産業省はこれを見かねて公式資料として「エアコン工事は電気工事」と発表するに至りました。
エアコンの設置業務は電気工事士じゃなくてもできるとよく言われますが、正確には
— 頑張る業者さんを応援するプラットフォーム おうちのこうじ.com (@uchi52com) April 19, 2022
エアコン設置業務は電気工事士じゃなくてもできる場合があるが、電気工事業の登録または届け出が【必須】
また、ビルなど自家用電気工作物に関わる場合は第一種電気工事士または認定電気工事従事者で第二種はだめです
スターリンクの工事については、スターリンクケーブルを壁に固定するなど、一部の作業は電気工事士以外はできません。
参照:Starlinkの無資格工事は違法?36Vを超える電線(PoEケーブル)の取り扱いの注意
では実際にはどこに工事を頼めばいいのでしょうか
スターリンクの取付けは原則DIYが前提に考えられています。広い庭においてケーブルを室内まで引っ張るか、屋外用コンセントを使って屋外に全て置けばそれでいいでしょう。
ですが、日本では通信が問題ないほど視界が開けた庭はなかなかありませんし、スターリンクルーターを屋外で使用するのは、現時点では日本の電波法に違反します。
スターリンクケーブルを壁に固定するためのサドルが同梱されていますが、これを使って壁に固定するには電気工事士の資格が必要です。なぜ必要なのかは電気工事士の勉強をすることで身につけられるかもしれません。ここでポイントなのは、DIYの場合は電気工事士の資格は必要ですが、電気工事業の登録は必要ありません。
スターリンクの設置の肝はアンテナを通信状態のいい場所にしっかりと固定することですので、アンテナ工事会社が適切、と思いがちです。
しかし前述のように配線工事は電気工事にあたりますので、電気工事会社に頼まなくてはいけない場合がほとんどでしょう。
一部のアンテナ工事会社が「スターリンクはアンテナ工事会社が工事を請け負います」と発言していますが、多くのアンテナ工事専門会社は電気工事のプロフェッショナルではありませんので気をつけましょう。
原則としては電気工事会社が配線部分は工事を行わなくてはいけません。ただしアンテナ本体の固定も電気工事にあたる可能性がありますので、やはり電気工事士が設置を行うのがいいでしょう。
しかしいくら電気工事のプロフェッショナルでも、屋根の上における作業が不慣れだったり、アンテナを固定するための材料の取扱いや知識が不足していることもあります。
アンテナ工事をやることもある電気工事会社でもいいかもしれませんが、スターリンクの設置は少し特殊なので、さまざまなアンテナ工事の経験がある工事会社が適当でしょう。
勉強熱心であったり、探求心が強い、言い方を変えると工事オタクのような会社の方が新しい製品の取付けには適していると思います。
ただし、工事料金が高額になっているかもしれませんので事前に詳細カウンセリングと概算見積もり、また見積もりの根拠を確認しましょう。
クラウンクラウンはアンテナ工事専門会社として設立された会社ですが、前身はさまざまな設備工事を行っている会社のクレーム処理責任者の経験やノウハウがベースになっています。クレーム処理とは営業ではなく、工事の手直しまでのことであり、代表自身も第一種電気工事士をはじめさまざまな国家資格を取得しております。是非お気軽にご相談ください。
まず何といっても、電気工事業の登録が確認できない業者に依頼することは絶対に避けるべきです。
違法工事の可能性があるばかりではなく、違法工事を行っている会社が適正品質であること、良心的な価格であるとは考えにくく、もし安価で工事を行っている場合もどんなトラブルに巻き込まれるかわかりません。
昨今では安価なサービスをうたって家に入り込み、その時の情報が後日犯罪に使われる事例もありました。
電気工事業の登録には4種類ありますが、それぞれ各自治体(都道府県)が管轄になる事例と経済産業省が管轄になる事例があります。自治体が管轄になるのは事業所や営業所が一つの自治体にのみある場合で、複数の自治体に営業所がある場合は経済産業省の管轄になります。
弊社のように営業所が埼玉県内にしかない場合は、埼玉県知事の許可を持って登録になり、多くの場合自治体に問い合わせれば登録業者かどうかの照会が可能です。ですが経済産業省管轄の場合、登録業者は公開されておらず、直接問い合わせても紹介することができません。
ですが、電気工事業者は営業所や2日間以上にわたり電気工事を行う施工場所には標識を掲示する義務があるように、一般的に公式サイトの会社概要には登録番号を掲示しています。特に業を請け負うために会社概要のページを作っているなら、そこに許認可について表記するのは至極当然のことでしょうから、会社概要ページに電気工事業登録番号の表記が無い会社は電気工事業者ではないと思った方がいいでしょう。
明確な料金表が掲示されていることは信頼できる証の一つです。
設備工事業界ではよくあることですが、担当者ごと、お客さまごとで工事料金が変わることがあります。特におとなしい人、知識のない人には高額請求を行う事例が多くあります。
「工事一式 〇〇円」と書かれた伝票しか発行せず、領収書も複写ではなくお客さま控えしかない場合もありますが、それで後日適切なアフターフォローができるのかも疑問です。
料金表が公開されていることで、おおよその工事料金が事前に予測できたり、実際の工事の際にも料金表と見比べることでおかしな点がないか確認できます。
ここで注意するのは、料金表も一般的ではない最安値のみ掲示していて、〇〇円~と言った表記になっている場合です。こういった場合も担当者やお客さまごとに料金が異なる可能性があります。
施工事例を公開するのは手間がかかります。お客様から写真の使用許可が得られない場合もあります。特にウェブサイトを自社で運用・管理していないと、コンテンツを一つ作るだけでも高額費用がかかることもあります。ですが最近では無料でSNSやブログサービスを活用している会社も多くあります。
施工事例を公開することは施工の品質を公開することでもあります。
もちろん掲載する写真は工事会社が選びますから、多少の演出はあると思います。下手な工事写真を載せる会社はないでしょうから、施工写真を見る時は以下のポイントに注目してみてください。
もう一つ施工事例に重要なのは、その工事の価格がいくらなのか、また工事で請求した明細(工事項目)が公開されているかどうかです。
あいまいな料金表と、工事価格が非公開の施工事例を結び付けて、そこから想像した工事料金が実際の料金とはかけ離れている事例は珍しくありません。お客様をだますつもりがなければ、工事にかかった料金や明細は公開できると思います。
施工事例が公開されている会社であれば、自身の環境と照らし合わせて事前に工事の内容や料金が予測しやすいだけでなく、公開されている施工事例をもとに電話やメールで打ち合わせがしやすくなるでしょう。
スターリンクはまだ新しいサービスなので、施工事例が公開されていることでしっかりと経験があるのかどうかの判断がしやすくなるのではないかと思います。
クラウンクラウンはスターリンク工事の実績が30件以上になりました。
さまざまな設備工事業界に30年以上関わってきたノウハウと、アンテナ工事専業で間もなく12年になる経験を活かし、丁寧な仕事を心がけています。
料金や明細もわかりやすく、明朗会計に努めています。工事の仕様も細かく説明しておりますので、他社さまで見積もりを取っている場合でも是非合い見積もりをお試しください。
2023年3月末までは最大10%の割引キャンペーンと、従来からの子育て割引10%オフがあります。
Starlinkのアンテナの種類(旧型・新型・高性能型)などもお知らせください。
当社では本記事の執筆にあたり、2022年末に経済産業省と数日間にわたる協議を行い、スターリンクの専用ケーブルにPoEで流れる電圧・電流の観点から、スターリンクの固定配線工事は「電気工事士の資格が必要であり、電気工事業の登録も必要な工事に該当する」との見解をいただいております。
この見解は、スターリンクが公表している技術仕様や例外規定を当社側から共有した上で、慎重に検討いただいた結果です。単なる断片的な情報提供ではなく、工事内容の具体的な実態を踏まえた総合的判断として確認を行っています。
しかしその後、X(旧Twitter)にてあるユーザーが経済産業省に確認したところ「無資格で工事できる」との回答を得たと発信し、大きな反響を呼びました。
当社でもこの発信内容を受け、同様の問い合わせ内容をもとに改めて経済産業省電力安全課に確認を行った結果、「スターリンクの固定配線工事は電気工事に該当する」との見解に変更はないとの明確な回答を、2023年12月27日付で再度いただいております。
この際、当社ウェブサイトに掲載している本ページの内容も経済産業省側でご確認いただいたうえでの回答です。
なお当社では、誤解を招く表現や答えを誘導するような問い合わせは一切行っておらず、事実と意見を明確に区別して情報提供を行っています。判断を下すのはあくまで、法令の解釈に責任を持つ省庁であり、私たちはその公式見解に基づいた正確な情報発信に努めております。
この記事では、スターリンクの一般的な設置工事において求められる資格・届出に関する事実を、中立的かつ客観的にお伝えすることを目的としています。
2022年10月11日に日本でもサービスが開始されたSpaceXの衛星インターネットサービスのStarlinkですが、工事の際には注意が必要です。
工事の内容と資格・許認可の有無によっては違法工事になります。
無資格業者へ依頼して工事を行ってしまった場合、ただちに何かしらの罰則があるとは限りませんが、知識や技術がある人であれば資格は持っているでしょうし、法令順守で丁寧な工事を行う会社なら許認可は取得しているだろうと考えています。
Starlink が日本でのサービスを開始しました - アジアでは初めてのサービス国です → https://t.co/slZbTmHdml
— SpaceX (@SpaceX) October 10, 2022
Starlinkの導入に熱心なファンがSNSで導入報告を競う中、複数の工事会社がStarlink設置工事の受付を開始しています。
衛星アンテナの確実な固定が重要であるため、アンテナ工事を専門とする会社への問い合わせが増えています。
アンテナ工事の経験がこの工事にも大いに役立つと思われますが、実際にStarlinkの設置工事を行う際には、特別な資格や許認可が必要なのでしょうか。
Starlinkのインストールにおいて、アンテナの設置・据え付け自体は電気工事には当たりません。ルーターの設置、および付属のLANケーブルの接続も問題ありません。
では何が電気工事になるのでしょうか。
ここでまず、当社でもよく訊かれる「アンテナ工事は電気工事士ではなくても工事ができる理由」について説明します。
家庭用のブースターは主にセパレートタイプと呼ばれるものが使われており、ブースター電源ユニットとブースター本体間のアンテナ線には15V~20V(現在の主流は15V)前後の電気が重畳(ちょうじょう:電気信号以外に機械の動作電流が重ねて流されること)されています。またBSアンテナは15Vの電気を使うため、BSアンテナに直接繋がっているアンテナ線にも電気は流れています。
電気の流れている線、つまり電線の取扱いにおいて、電気工事士の資格や電気工事業の許認可は不可欠ですが、電気工事士法施行令第一条では、小型変圧器の二次側の配線が36V以下の場合は、この配線の工事についてはそもそも電気工事ではないとされています。
そのため、電気工事士以外が配線工事を行うことも問題はなく、会社が電気工事業の許可を取得していなくても問題ありません。
※ブースター用も含めコンセントの作成など電気工事に携わる場合やエアコン工事については許認可が必須です。
また経済産業省のよくある質問(電気工事)のQuestion1には以下のように記述されています。
Question1:電気工事業法における、「電気工事」とは何か。
引用:https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/electric/files/kouzi-gyo-QA201803.pdf
Answer:・・・家庭用電気機械器具(ラジオ、テレビ、扇風機、冷蔵庫、ストーブ、こたつ、電灯等で、主として家庭で使用されるもの)の販売に付随して行う工事も、この中に含まれません。
これはエアコンの販売に伴う取り付けや、アンテナやブースターを販売に伴う取り付けの場合は電気工事にあたらない、とも解釈できます。
ただし、販売店の下請け業者が行う取り付けはこの例外に含まれません。
電気工事業の業務の適正化に関する法律
(定義)
第二条
この法律において「電気工事」とは、電気工事士法(昭和三十五年法律第百三十九号)第二条第三項に規定する電気工事をいう。ただし、家庭用電気機械器具の販売に付随して行う工事を除く。引用:e-GOV:電気工事業の業務の適正化に関する法律(昭和四十五年法律第九十六号)
- この法律において「電気工事業」とは、電気工事を行なう事業をいう。
- この法律において「登録電気工事業者」とは次条第一項又は第三項の登録を受けた者を、「通知電気工事業者」とは第十七条の二第一項の規定による通知をした者を、「電気工事業者」とは登録電気工事業者及び通知電気工事業者をいう。
- この法律において「第一種電気工事士」とは電気工事士法第三条第一項に規定する第一種電気工事士を、「第二種電気工事士」とは同条第二項に規定する第二種電気工事士をいう。
- この法律において「一般用電気工作物」とは電気工事士法第二条第一項に規定する一般用電気工作物を、「自家用電気工作物」とは同条第二項に規定する自家用電気工作物をいう。
電気工事士法
(用語の定義)
第二条
この法律において「一般用電気工作物」とは、電気事業法(昭和三十九年法律第百七十号)第三十八条第一項に規定する一般用電気工作物をいう。引用:e-GOV:電気工事士法(昭和三十五年法律第百三十九号)
- この法律において「自家用電気工作物」とは、電気事業法第三十八条第三項に規定する自家用電気工作物(発電所、変電所、最大電力五百キロワット以上の需要設備(電気を使用するために、その使用の場所と同一の構内(発電所又は変電所の構内を除く。)に設置する電気工作物(同法第二条第一項第十八号に規定する電気工作物をいう。)の総合体をいう。)その他の経済産業省令で定めるものを除く。)をいう。
- この法律において「電気工事」とは、一般用電気工作物又は自家用電気工作物を設置し、又は変更する工事をいう。ただし、政令で定める軽微な工事を除く。
- この法律において「電気工事士」とは、次条第一項に規定する第一種電気工事士及び同条第二項に規定する第二種電気工事士をいう。
電気工事士法施行令
第一条 電気工事士法(以下「法」という。)第二条第三項ただし書の政令で定める軽微な工事は、次のとおりとする。引用:e-GOV:電気工事士法施行令(昭和三十五年政令第二百六十号)
- 電圧六百ボルト以下で使用する差込み接続器、ねじ込み接続器、ソケット、ローゼットその他の接続器又は電圧六百ボルト以下で使用するナイフスイッチ、カットアウトスイッチ、スナップスイッチその他の開閉器にコード又はキャブタイヤケーブルを接続する工事
- 電圧六百ボルト以下で使用する電気機器(配線器具を除く。以下同じ。)又は電圧六百ボルト以下で使用する蓄電池の端子に電線(コード、キャブタイヤケーブル及びケーブルを含む。以下同じ。)をねじ止めする工事
- 電圧六百ボルト以下で使用する電力量計若しくは電流制限器又はヒューズを取り付け、又は取り外す工事
- 電鈴、インターホーン、火災感知器、豆電球その他これらに類する施設に使用する小型変圧器(二次電圧が三十六ボルト以下のものに限る。)の二次側の配線工事
- 電線を支持する柱、腕木その他これらに類する工作物を設置し、又は変更する工事
- 地中電線用の暗渠又は管を設置し、又は変更する工事
前述した電気工事士法施行令によると、36V以下の二次側電線の工事はそもそも電気工事ではない、ということがわかりました。
Starlinkもテレビ放送のBSアンテナのように電気を使って動いています。ではStarlinkのアンテナにつながる配線には何ボルトの電線がつながっているのでしょうか。
※BSアンテナは15Vで動いています。たったの15Vですが電気の流れてるアンテナ線をショートさせると火花が出ます。
SNSなどでStarlinkのACアダプターの画像やスペック表が公開されていますが、それをみるとPoE(Power over Ethernet)電圧は(最大)56Vのようです。 アンテナに雪が積もるのを防ぐ融雪機能も付いているようなので、そのせいかもしれません。今日StarLinkをやっと見れました!標準ケーブルを交換できた方いませんか??PoEのイーサケーブルが本体から伸びてると思いますが、長すぎて、引っこ抜いて短いものに交換できそうですかね? pic.twitter.com/gzwwQUjG8s
— TAP-J (@TeamAPJapan) November 4, 2022
第二世代のアンテナキットはACアダプターを使っておらず、ケーブルも独自形状の専用ケーブルをルーターからアンテナに接続する仕様に変わっています。
2023年の山開き前に設置し、閉山後に撤去したスターリンクのアンテナです。消費電力が大きいこともあり、スターリンクケーブルは標準タイプより太いものが使われています。
12月11日から米国で通常販売され始めたモデルで、アンテナの自動調整機能(アクチュエーター)のないモデルです。ですがアンテナの面積が大きくなっており、フェーズドアレイアンテナの特性上、それなりに電力を消費します。
海外バージョンの電源ユニット(power supply)の表記を見ると、57.0V、3.42Aとなっていますのでさらに取り扱いに注意が必要になりそうです。
ここで電気工事士法施行規則第二条第一項を見てみましょう。 この条項では、電気工事の中でも軽微な作業(施工者本人に電気工事士の資格を求めないもの)について記述があります。
電気工事士法施行規則
第二条 (軽微な作業)法第三条第一項の自家用電気工作物の保安上支障がないと認められる作業であつて、経済産業省令で定めるものは、次のとおりとする。引用:e-GOV:電気工事士法施行規則(昭和三十五年通商産業省令第九十七号)
- 次に掲げる作業以外の作業
- 電線相互を接続する作業(電気さく(定格一次電圧三百ボルト以下であつて感電により人体に危害を及ぼすおそれがないように出力電流を制限することができる電気さく用電源装置から電気を供給されるものに限る。以下同じ。)の電線を接続するものを除く。)
- がいしに電線(電気さくの電線及びそれに接続する電線を除く。ハ、ニ及びチにおいて同じ。)を取り付け、又はこれを取り外す作業
- 電線を直接造営材その他の物件(がいしを除く。)に取り付け、又はこれを取り外す作業
- 電線管、線樋ぴ、ダクトその他これらに類する物に電線を収める作業
- 配線器具を造営材その他の物件に取り付け、若しくはこれを取り外し、又はこれに電線を接続する作業(露出型点滅器又は露出型コンセントを取り換える作業を除く。)
- 電線管を曲げ、若しくはねじ切りし、又は電線管相互若しくは電線管とボックスその他の附属品とを接続する作業
- 金属製のボックスを造営材その他の物件に取り付け、又はこれを取り外す作業
- 電線、電線管、線樋ぴ、ダクトその他これらに類する物が造営材を貫通する部分に金属製の防護装置を取り付け、又はこれを取り外す作業
- 金属製の電線管、線樋ぴ、ダクトその他これらに類する物又はこれらの附属品を、建造物のメタルラス張り、ワイヤラス張り又は金属板張りの部分に取り付け、又はこれらを取り外す作業
- 配電盤を造営材に取り付け、又はこれを取り外す作業
- 接地線(電気さくを使用するためのものを除く。以下この条において同じ。)を自家用電気工作物(自家用電気工作物のうち最大電力五百キロワット未満の需要設備において設置される電気機器であつて電圧六百ボルト以下で使用するものを除く。)に取り付け、若しくはこれを取り外し、接地線相互若しくは接地線と接地極(電気さくを使用するためのものを除く。以下この条において同じ。)とを接続し、又は接地極を地面に埋設する作業
- 電圧六百ボルトを超えて使用する電気機器に電線を接続する作業
- 第一種電気工事士が従事する前号イからヲまでに掲げる作業を補助する作業
上記に書いてある作業は電気工事の中でも軽微な作業ではないということになり、電気工事士の免許が必要になるという意味です。 すると、上記ハ、ニにあたるような作業は電気工事士ではないとできないことになります。 Starlinkのルーターからアンテナ本体までのLANケーブルを投げっぱなし(転がし配線)にするのであれば問題ありませんが、多くの方がきれいに配線したいと思うのではないでしょうか。これは電気工事士の作業になるので、個人的な使用(DIY)の場合でも資格は必要です。自宅の電気コンセントを無資格で勝手にいじってはいけないのと同様です。 また業として行う場合(つまり、仕事として請け負う場合)は個人(個人事業主)か法人かにかかわらず、電気工事業の登録が必要になります。 一般の方にはわかりにくいルールなので、実は電気工事業の登録のない(電気工事においては素人の)アンテナ工事会社などもStarlinkの工事を請け負います、などと言っている場合があります。※本人が無自覚でも違法工事です
富士電線株式会社さんの公開している資料(https://www.tokyo-fuji.co.jp/pdf/products/faq/trt-4-2.pdf)では以下のような解説があります。
電芯線、電話線に用いる銅線、ケーブルをさしており次のようなものが考えられる。
電磁開閉器の操作回路又は呼鈴、警報ベル等に接続する電路であって、最大使用電圧が60V以下のもの(最大使用電流が、最大使用電圧が15V以下のものにあっては5A以下、最大使用電圧が15Vを超え30V以下のものにあっては3A以下、最大使用電圧が30Vを超えるものにあっては1.5A以下のものに限る)で、かつ、対地電圧が300V以下の強電流電気の伝送に使用する電路と変圧器で結合されるもの。
第2世代(国内現行型)スターリンクはPoE Output 48V 2.0Aと書かれていますので、この定義に照らし合わせると小勢力回路ではなく、つまり弱電流電線にはあたらないと考えられます。
車両にスターリンクを設置する場合は、電気工事士法の範疇ではなくなります。この場合管轄は国土交通省になります。
実際に行動を走行する車両に取り付ける場合は、電気工事よりも固定方法や寸法などの制限が出てくると思われますが、今回は調査していません。私有地に置かれたトレーラーハウスの場合はそれらの制限もありませんが、トレーラーハウスを移動する際には事前に確認を行い、状況によっては一時的に取外しが必要になるかもしれません。
こちらは電気事業法第二条にて示されています。
電気事業法(昭和三十九年法律第百七十号
(定義)
第二条
引用:e-GOV:電気事業法(昭和三十九年法律第百七十号)
- 電気工作物 発電、蓄電、変電、送電若しくは配電又は電気の使用のために設置する機械、器具、ダム、水路、貯水池、電線路その他の工作物(船舶、車両又は航空機に設置されるものその他の政令で定めるものを除く。)をいう。
今回再確認のきっかけとなった一連のポストですが、その中に以下のようなものがありました。
表現にあいまいな部分がありますが、この文章だけでは「総務省の権限によってスターリンクケーブル(スターリンクアンテナ線と表記されたものがこれを指していると当社で判断)およびLAN配線について、電気工事士の資格や電気工事業の登録が必要ない」とも読み取れます。そのため当社では念のため総務省に以下の質問を行っております。
1について「こちらで判断することはない。電気工事に関連する法律は経済産業省が管轄です。」
2について「省をまたぐ取り決めなどは本庁に確認してください。」
3について「スターリンクケーブルの加工には工事担任者の資格が必要です。」
大代表の受付の方からの代弁として「もろもろ管轄外だと思うので別のところへ」
1について「管轄は経済産業省なのでこちらで何か言うことはありません。」
2について「この件について特別な取り決めなどはありません。」
3については既に明らかだったため質問しませんでした。
この工事担任者と言う国家資格ですが、LANケーブルや電話線等の加工をする際に必要な国家資格です。当社では防犯カメラやLAN配線工事を本格的に始めるにあたり、以前このあたりの必要資格について確認したことがあります。その際に言われたことはISP(インターネットサービスプロバイダ―)が設置するルーターの一次側(ルーターよりも上流)のケーブルの加工には工事担任者の資格が必要だが、二次側は必要ないと言われていました。今回はこのISPの一次側のケーブルということになるからではないかと考えています。
余談ですがこの件に関しては工事担任者の資格を管理する一般財団法人日本データ通信協会では見解が異なります。こちらでは総務省の見解を伝えたうえでもルーターの二次側も工事担任者の資格が必要だと言っています。当社では安全を考慮し、二次側であってもLANケーブルの加工は工事担任者が行うことを原則としています。
違法工事にならないためには、その会社概要に電気工事業の登録が明記されているか確認しましょう。
電気工事業の登録業者はその表記を会社のよく見える場所に掲示する義務があります。
古物商許可等と異なり、自社のウェブサイト上で表示する義務はありませんが、登録業者が自社のホームページに登録番号を明示しないメリットはなく不自然ですので、明示されていない会社はほぼ電気工事業の登録がされていない会社だと思っていいでしょう。
多くのアンテナ工事専門会社は電気工事業の登録がなく、電気工事について知識が足りていないように思います。
スターリンクの工事について電気工事だと一切触れない会社はNGです。
くれぐれも無免許・無許可営業の業者への工事依頼を行ってトラブルに巻き込まれないようにお気を付けください。
電気工事だとピンとこないかもしれませんが、タクシーに置き換えるとわかりやすい話。
— 頑張る業者さんを応援するプラットフォーム おうちのこうじ.com (@uchi52com) January 14, 2023
電気工事士免許 ⇒ 自動車運転免許
電気工事業登録 ⇒ 一般乗用旅客自動車運送事業許可
その他登録にあたって
主任電気工事士 ⇒ 運行管理者・整備管理者等#なくそう無免許工事 #なくそう無許可営業 pic.twitter.com/GbRn9i1ZpI