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FAQ

中古物件に引っ越した際、テレビが映らなかった場合にやるべきこと、点検のポイントを紹介します。

最初に確認すること

  1. 以前の住人はどうやってテレビを見ていたか
  2. 建物にアンテナは設置されているか
  3. ブースター本体とブースター電源が設置されているか
  4. 屋外の引き込み線はどのようになっているか

以前の住人はどうやってテレビを見ていたか

可能であればここを確認することが重要です。アンテナで見ていたのか、それともCATVや光ケーブルで見ていたのかによって状況は大きく変わります。
アンテナの場合はそのまま映ることが多いのですが、それでも映らないという場合、原因はかなり限定されます。
点検依頼でもこういった事例がときどきあります。
CATVや光ケーブルなど要するに有料のサービスでテレビを視聴していた場合は、原則として引き継がれません。同様に有料サービスを申し込むかアンテナ工事を行う必要があります。ただし、いくつか例外があります。例えば当初アンテナでテレビを視聴していた方が途中からCATVなどに切り替え、引渡し前にCATVの解約を行った場合、CATVの工事の方がもともとあったアンテナに配線を繋ぎ変えてくれている場合があります。この場合はそのままそのまま視聴できる可能性が高いです。

建物にアンテナは設置されているか

前項と重なる部分もありますが、アンテナが設置されているかは重要です。今はもう少なくなりましたが、アンテナはついているけどよく見るとアナログの時のアンテナしかたっておらず、地デジアンテナは設置されていない、ということもあります。これは、以前の住人が地デジ化する前に引っ越してしまい長年空き家になっていたケースや、地デジ化前にCATVや光ケーブルに切り替えたものの、アナログアンテナを撤去せずに残していた場合などが考えられます。
ともかく、ここで地デジアンテナが設置されていなければアンテナ工事か別途有料サービスの申し込みが必要です。
なお、パッと見てわからなくても、地デジアンテナは屋根裏に設置されているという場合もあります。
また、CATVで地デジを視聴し、自前のBSアンテナでBSをご覧になっているケースもあるので、BSアンテナだけは設置されているという場合もあります。

ブースター本体とブースター電源が設置されているか

アンテナが設置されている場合の話ですが、ほとんどの場所でブースターは設置されていると思います。以前に点検に伺った事例でもブースターは設置されていたのですが、この写真では確認できませんね。

f4ccd7e5b9a49e644a6756477d705a8a | FAQ | 高品質工事専門会社のクラウンクラウン(テレビアンテナ・スターリンク・防犯カメラ)
2018年の点検依頼事例です

アンテナの足元に設置されているのですが、近くから見上げても屋根に隠れて見えないことが多いです。最近はアンテナのすぐ近くに地デジブースターを設置するメリットが少ないため、電源と一緒に分配器の近くに設置されていることが多いです。これは分配器がユニットバスの天井点検口の中に電源とともに設置されていたりすることで、設置しやすくなったという背景も関係します。逆に言うと、地デジアンテナだけなのにブースターが屋外に設置されているということは、分配器の近くに電源がなかったり、そもそも分配器がない(昔はアンテナ端子を数珠つなぎに配線するのが一般的でした)、分配器までアクセスできない(点検口からアクセスできないような屋根裏の中に設置されているなど)、または電波が非常に弱いなどが考えられます。
写真の事例ですが、まさにこのパターンでした。
分配器はユニットバスの上に設置されていたのですが、そこにブースター用の電源が設置されていませんでした。
そうすると、おのずと原因が絞れてきます。

屋外の引き込み線はどのようになっているか

写真のケースについてはもうすでに原因が絞れているのですが、引き込み線の状態を確認することもヒントとなります。
引き込み線がアンテナにつながっている、もしくはつながっていそうだという場合で、ここまでの条件でも絞れていない場合は総点検が必要になる場合もあります。
中にはCATVのように外部から有線がつながっているという場合もあります。それなのにテレビが映らないのであれば有線のサービス(物理的なアンテナ線というだけではなく)が建物側ではないところで切断されていると考えられます。有線が必ずしも有料のCATVとは限らず、マンションなどの電波障害補償で供給されているものや地域で立てている共同アンテナからの接続ということもあります。
この無償の有線接続の場合も、もとで切断されているのではなく、写真の事例と同様の原因ということもあります。

テレビが映らなかった原因と対策

写真の事例

写真の事例ではブースターの電源がなくなってしまっていました。
前述したように、ブースター電源がユニットバス上(分配器設置場所)になかった時点でほぼ決まりなのですが、以前の住人はブースター電源を部屋の中に置いていたと考えられます。そうすると、引越しの時にテレビ関連機器だと勘違いして一緒に持って行ってしまうということがたびたび起こります。
それであれば、現在設置されているブースターに対応する電源を設置してあげれば解決です。
一般的には15Vなのですが、以前の八木アンテナ(現在の株式会社HYSエンジニアリングサービス)が販売していた地デジブースターは20Vのタイプがあるので注意しなくてはいけません。
どこかのアンテナ端子(もしくは直接引き込まれている線の場合もあります)から電気が流せる(送れる)ようになっているはずなので、一カ所ずつ電源をつなげて、テレビが映るかを確認すれば解決です。
ご自身で解決させたいという場合に、ブースターの電源は手に入りにくい、という場合に裏技があります。
それは、テレビの「BSコンバーター用電源」を利用するやり方です。
電源が流せる端子から、通常はテレビ(もしくはレコーダー)の地デジ入力にアンテナ配線を差し込みますが、この配線を分波器(もしくは分配器)を使用して二股に分けます。その二本を地デジ入力、BS入力に差し込みます(※分配器の場合BS側が電流通貨端子になっていること)。そして、テレビまたはレコーダーの設定メニューから「BSコンバーター電源」をONにすればいいのです。
ただし注意点が三つあります。
一つは、ブースターが15Vタイプであること、もう一つはテレビの場合に「連動」ではなく「常時ON」が選べること、レコーダーが設置されている場合はレコーダーで行う(アンテナ線に最初につながっている機器)ことです。
テレビの場合はBSチャンネルを選択している時だけ、もしくはテレビの電源が入っている時だけ電源がONになるというものがあります。その場合この裏技は使えませんのでご注意ください。※電気が流れていないときは家全体のどのテレビも映りません。
なお、この方法を推奨するわけではなく、本来はブースターを丸ごと入れ替えるのが一番お勧めです。

その他のパターン

ほとんどここまでで触れていることですが、今回のようにブースター電源が撤去されていた、ということ以外では以下のようなことが考えられます。

例えば県外などから引っ越しをした場合、電波塔が変わり、テレビの設定チャンネルを変更する必要があるかもしれません。その場合はテレビの設定メニューからチャンネルスキャンをすれば直ります。中にはNHKだけ映らない、なんてこともあります。例えば平塚中継局と東京スカイツリーでは民放キー局とEテレが同じチャンネル(周波数)なのですが、NHK総合が別チャンネルとなっています。ほかにTVKとTOKYO MXがトレードオフの関係にあります。(スカイツリーはTOKYO MXを発信しているがTVKは発信していない)

アンテナケーブルの断線の場合、下から見上げてもわからないことも多いのですが、屋根からアンテナ配線がぶら下がっているなど目視で確認できる場合もあります。
また、ブースターが故障している場合や、ブースター電源がつながっていないなどの場合は、テレビで電波状況を見てみると全く電波を受信していない表示になりますが、アンテナの方向がずれていたり、接触不良などの場合は、わずかながらでも電波を受信している表示になることが多いです。これはテレビの電波受信レベルなどでも確認することができ、多くのテレビのサブメニューボタンから確認できます。

おおよそ以上となりますが、この場合は原則として専門業者に見てもらうのが一番です。なお、長年人が住んでいなかった場合や、引越し直前にリフォーム、リノベーションを行った場合は配線がうまくつながっていないなどのトラブルもわずかながらに考えられます。
仲介業者、前の住人、リフォーム会社などと連絡が取れる場合は、以前の状況を聞いてみると解決の糸口になるばかりか、無料で対応してもらえる可能性もありますので、まずはそちらに連絡を取ってみましょう。
なかなか答えが返ってこなかったり、対応がいまいちだと感じた場合はお気軽に弊社までご相談ください。
中には、テレビの電源は挿したものの、アンテナ線を挿していなかったなんてこともあります。ご自身でつなげたことがない方は意外と気づかないこともありますね。

考えられる原因と確認方法・対象方法

  1. レコーダーのアンテナ配線が間違っている

    考えやすいのはレコーダー側のアンテナ配線の差込が間違っている場合です。よくあるのは

    などです。
    入力と書かれている端子に、壁からのアンテナ線をつなげます(電波が入ってくる)。そして出力(テレビへ、と書いている場合も)からテレビへ配線します。
    これが逆になった場合はテレビでは問題なく視聴できていても、レコーダーでは録画がうまくいかないことがあります。
    同様に地デジアンテナしか設置していないのにレコーダーのBS端子にアンテナ線をつなげてしまっている場合も同様のことが起こりえます。
    ごくたまにレコーダーにはアンテナ線をつないでいなかったという事例も目にします。

  2. レコーダーのチャンネル設定ができていない

  3. 関東のスカイツリーエリアなどでもそれほど気にする必要もないのですが、エリアによっては放送されているチャンネルが異なります。また同じチャンネルが視聴できるからと言って、実際の周波数(物理チャンネル)が異なる場合もあります。マンションなどではCATV(ケーブルテレビ)などが導入されている都合上、ケーブルテレビ用のチャンネルで視聴できている場合もあります。
    環境が変わった時や新しく購入したときに、今の状況に合わせた設定を行っていればいいのですが、レコーダーのチャンネル設定(チャンネルスキャン)は見落とされがちです。
    あらためてレコーダーの設定画面んでチャンネルスキャンをやってみるのもいいでしょう。ただし後述する「電波が弱い」場合においては、最悪受信から除外されてしまう場合もありますのでご注意ください。

  4. レコーダーとテレビ間のHDMIケーブルやRCAケーブルの不具合

  5. これは録画も実はうまくいっている可能性のある事例です。レコーダーから再生されるメディアがきれいに映らないといった場合に考えられます。
    HDMIケーブルやRCAケーブルがしっかりささっていない場合や、内部で断線しているまたはしかかっている場合に起こることがあります。
    再生中にケーブルを軽く振ってみて映像が乱れるようなら、ケーブルがしっかりささっているか確認の上、そうであれば新しいケーブルに取り換えましょう。

  6. 電波が弱い

  7. レコーダーとテレビのチューナーの差によってこういった症状が出る場合があります。
    テレビ画面などで電波受信レベルを確認してみてください。
    視聴範囲ギリギリの場合、テレビとレコーダーのチューナーの性能や特性の差によって、片方では問題ないが片方では不具合が出てしまうことがあります。
    電波レベルを上げる必要がありますが、必ずアンテナに問題があるとも限らず壁からレコーダーまでの配線に問題がある場合もあります。

  8. レコーダーの故障

  9. レコーダー自体に何らかの不具合があるかもしれません。録画方法が複数選べる場合(HDDとBDなど)は両方で同じ症状が出るか確かめてみましょう。
    どちらかのみ録画に失敗する、または異音や異臭がする場合は、メーカーや販売店に相談しましょう。

参考リンクテレビは見られるのに録画ができない

竣工後であれば屋根裏にどのように配線があってもあまり邪魔にはなりませんね。
ただし、屋根裏の内部を点検しようとしたときにアンテナ線が邪魔で通れないとか、機械(全館空調など)のメンテナンスの邪魔になるような配線は好ましくありません。
それらのバランスを見つつ、できるだけアンテナ配線にストレスをかけず、電波障害の置きにくい配線を行っています。
本来アンテナ線などの弱電配線と100Vや200Vの電気(強電)配線は多少間隔をあけるべきとされています。
ですがほとんどの戸建てでは、あらかじめ配線されたものの多くは弱電も強電もぴったりと寄り添いながら配線されていることが多いです。
この方が仕上がりもきれいだし、大工さんの邪魔にもなりませんね。
屋外では見た目も非常に大切なのですが、屋根裏の中など見た目が気にならないところでは、機能性を重視することが本来の施工ではないでしょうか。
綺麗に柱などに沿わせて配線すると見た目はきれいなのですが、工事会社の自己満足になってしまわないような気づかいが大切だと考えています。

途中で出てきましたが、アンテナ線を変形させるような固定や、無理に直角に曲げるようなストレスは電波の劣化やノイズの発生の原因となることがあります。
それでも電波がギリギリのところなどでなければ目に見えた影響はないかもしれませんが、知識としては理解したうえでどうするかを決めるべきでしょう。
例えばインターネット用のLANケーブルの配線などの場合は、余計なストレスや余計な長さは通信速度という誰でも計測しやすい数値で変化が起きますので、気を付ける人が多いと思います。※LANケーブルの配線工事は工事担任者という国家資格がない場合でもグレーな扱いで違法とまでは言えない場合が多いのですが、しっかり国家資格を取得した日とはこういった知識も持っているのではないでしょうか。
また電線と距離をとった方がいい理由として、電線からノイズを受ける場合があるということが想像できると思いますが、実例が思い浮かばないかもしれませんね。
機会があれば紹介しますが、とある照明メーカーの照明をONにすると一部の民放が観れなくなる、といった電波障害に4件遭遇しました。
あとは業界の知人からはエアコンを付けたら映らなくなったケースもあったと聞いたことがありますが、こちらは現地を見ていないのでどの艇の障害かはわかりません。
様々な電気機器から生じたノイズは電線を伝わって近くのアンテナ線に侵入することがあります。
これも実際に遭遇しないとなかなか信じられないことかもしれないですね。

様々な経験や特性などから考えて屋根裏などのアンテナ配線は柱に沿わせた配線をあまりやらないことにしていますが、人によっては手抜き工事のように思われるかもしれません。
見えないところでも、手抜き工事のようで気持ち悪い、という場合などはおっしゃっていただけましたら屋外配線のようにきれいに配線をとめていくことも可能です。
どんな些細なことでも気になったことは聞いてみる、頼んでみる、といったことが大切で、それができる信頼関係を築けるように我々工事業者は日々努力する必要があると思っています。

アンテナ自体に問題があるかもしれませんが、テレビは大丈夫でレコーダーでは問題があるというときは、主にアンテナ以外に問題があり、その多くは以下の対処で解決できると思います。

録画ができない問題と解決方法

  1. テレビとレコーダーの配線間違い

    多くの場合はこの配線間違いです。
    当社に寄せられるご相談の最も多い内容だと思います。
    特にテレビは見えているのに録画がうまくいかない場合はレコーダー裏の配線に問題があります。
    地デジとBSのさし間違いや入力と出力のさし間違いなどが多いです。
    地デジと書いているところに2本のケーブルが挿さっています、ということが多いのですがその「地デジ端子」には入力と出力の区別があります。
    壁とつながっているのは「(アンテナから)入力」、テレビとつながるのは「(テレビへ)出力」と書いている端子です。
    レコーダーによっては書いてある説明の文字がどの端子なのか見づらい場合もあるので、しっかり正面から確認するか説明書で確認しましょう。
    入力だと思っていた端子が出力だったということもよくありますので、ここで勘違いをすると挿し間違いに気づきにくいです。

  2. ケーブル自体に問題がある

    特に先端のふたが開くタイプのコネクタの場合は、コネクタの内部で接続不良が起きることが多いです。また4K8K放送を視聴する際には電波漏洩や電波障害が起きやすいため原則使用しないこととなっています。また元々の電波が弱い場合は細すぎるケーブルや長すぎるケーブルによる電波の劣化が影響しますので、4Cや5C程度の太さのケーブルで長すぎず、両端が一体成型されているような(先端だけを取り外すことができない)ケーブルを使って配線し直してください。

  3. 受信チャンネルの設定が間違っている(適切ではない)

    スカイツリーの視聴エリア以外の場合や、そういったエリアからスカイツリーのエリアに持ってきたテレビやレコーダーの場合、チャンネルの設定がずれている場合があります。
    都内でも23区以外の場所や神奈川県などでよくあるのですが、スカイツリーのエリアでもあるけれど他の中継局の電波がよりよく受信できるといったこともあります。
    アンテナがどちらを向いていてどの電波を一番受信しているかにもよりますが、スカイツリーや中継局など複数の電波を受信している場合があります。
    その場合テレビではチャンネルスキャン(や初期設定)を行うことによって正常に視聴できていても、レコーダーのチャンネルスキャンを忘れてしまっているときにこういった症状が出ることがあります。いくつか届いている電波のうち一番良好な電波を受信するよう(例えば東京スカイツリーよりもみなとみらい中継局、など)チャンネルスキャンを行いましょう。

上記の方法でも解決できない時は

アンテナ工事を行った工事会社や、当社のようなアンテナ工事専門会社に相談しましょう。

参考リンクBSテレビ放送が映らない時の原因は
雷が鳴った後にテレビが映らなくなった
テレビ(地デジ)の映りが悪い時の原因と解決方法が知りたい
急にテレビが映らなくなったときの対処方法が知りたい
ブースターの故障事例(保証対象外)

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雷が近くに落ちてテレビが映らなくなった場合

原因を探る

落雷により停電になり、電気が復旧した後にテレビが映らない、ということがあります。この場合の原因としては

  1. テレビが壊れた
  2. アンテナやブースターなどが壊れた
  3. 雨がアンテナ線の亀裂などから侵入し、アンテナ線接続部でショート、または腐食して断線した
  4. 暴風でアンテナ線が接続口から外れた

おおむね上記のいずれかまたは複数の組み合わせになります。
特に多いのはブースターの故障です。
ブースター本体もしくは電源部分、または両方が故障した場合はブースターをセットで交換しましょう。
ブースター電源は最近の戸建ての場合浴室天井点検口や屋根裏点検口、またはマルチメディアボックスに設置されています。
2000年代以前の建物の場合は、部屋の中(テレビ裏など)におかれている場合もあるでしょう。
もしこれが目に見える場所、点検しやすい場所にあれば、焦げていたりしないか確認してください。
万が一焦げていたり煙が出ていたらすぐにコンセントを抜いて工事会社に連絡しましょう。
電源ランプが消えている場合はコンセントを抜いてしばらくしてから再度挿しこんでみてください。これで復旧する場合もあります。
異音がしたり焦げ臭いにおいや煙が出る場合はすぐにコンセントを抜いてください。

テレビ本体は電源が入るかどうかだけ確認しておきましょう。
電源が入ってもテレビが映らない場合、テレビの故障なのかアンテナの不具合なのか確認は難しいです。
原因が不明で映らない場合は、復旧するまでコンセントを抜いておいた方がいいでしょう。

テレビを複数台設置していて、そのうちの一台でも問題なくテレビが視聴できる場合は、一般的にテレビの故障です。
この場合もテレビのコンセントは抜いておきましょう。

保険の確認をする

加入している火災保険のチェックポイントは大きく5つです。

  1. 雷などの自然災害に対応しているか
  2. 保険対象は家屋だけか、家財も対応しているか
  3. 自己負担額はあるか
  4. 最低利用額などの縛りはあるか(被害額が30万円以上の場合のみ、など)
  5. 家財の購入に使ったクレジットカードなどに特約が付いているか

代理店経由での加入であれば代理店担当者に聞いてみてもいいでしょう。

修理の手配をする

アンテナ修理の費用

ブースターだけが壊れている場合、またブースターが屋内に設置されている場合は作業が簡単なこともあり、交換費用だけなら2万円程度で修理ができることもあるでしょう。
しかしブースターを交換しても他に不具合が出るかもしれないので、基本的には多少の点検が必要になります。
当社の場合、基本点検費用10000円(税込11000円)と必要に応じて屋根上の作業費用やブースター交換費用が必要になります。
※2022年より、労働安全衛生法の改定により、屋根の上の作業は原則として命綱+フルハーネスの装着が義務付けられました。そのため屋根上の作業は時間がかかることと点検費用なども相場が上がっています。逆に命綱を使わずに格安で点検を行う業者の利用は控えましょう。
屋根の上に地デジアンテナ、BSアンテナ、ブースターなどがすべて設置されており、これらをすべて交換する必要がある場合は10万円を超える場合があります、雷の被害ですべて交換する必要があるケースは少ないです。逆に言うとすべて交換しても保険で全額が賄えない場合もあるので慎重に考えてください。
ただし今は弊社の得意な壁面へのアンテナ設置や屋根裏へのアンテナ設置などで今後の被害を抑制することができるかもしれません。
まずはお気軽に無料カウンセリングを。

参考リンクテレビの映りが悪い時の原因と解決方法が知りたい

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もうずいぶん前の話になりますが、テレビ放送がアナログ時代は、電波測定器(レベルチェッカー)では電波の強さしか測ることができず、実際にテレビにつなげてみないと細かいノイズを確認することができませんでした。電波が非常に強く受信できているのに、高圧電線などの影響でメダカが泳いでいるようようなパルスノイズ(メダカノイズ)やゴースト(二重映像)が出現することがありました。当時はテレビを見ながら何度もアンテナの方向や高さを調整し直すということが多くありました。
今はデジタル放送になったことでそういったノイズはありませんので、測定器で受信する各チャンネルの電波強度、MER(またはSNR)、BERなどを確認します。つまりアンテナ工事をするときにテレビは無くても大丈夫です。
アンテナ工事の際にテレビがあってもなくても基本的な確認は測定器で行うことが肝心です。テレビの画面でも電波状況を確認するメニューがありますが、専門の機械と異なりテレビの補助的機能であり、メーカーなどによっても基準がさまざまです。
なおクラウンクラウンではテレビの初期設定などは無料で行っております。テレビ裏の配線は有料となりますが、それぞれ必要に応じてついでにご依頼いただけます。

参考リンク受信環境クリーン協議会|受信障害ってなぁ~に?
総務省|受信障害対策 受信不良の主な原因と改善方法
総務省|複数台のうち1台だけ受信できない
総務省|700MHz帯を使用する携帯電話基地局の開設に伴うテレビ受信障害対策について

分配器や壁のアンテナ端子は対応周波数が決められています。

4DMS
対応周波数は10~3224MHz

DXアンテナの商品紹介ページ
FD 74L | FAQ | 高品質工事専門会社のクラウンクラウン(テレビアンテナ・スターリンク・防犯カメラ)
対応周波数は書いてありませんが10~2150MHzです

この対応周波数が低いと、4K放送の電波が著しく弱くなってしまう場合があります。
FD-74Lはやや古い分配器ですが、対応周波数で言うとBS4Kの一部のチャンネル(BS右旋のBS4Kチャンネル)は対応しています。
ただし、直付けタイプなので電波漏洩や混入を考えると交換も検討しましょう。
※2017年に改正・2018年に施工された電波法により、一定以上の電波漏洩は違法となりました。設置場所などによっては交換が必要とされる場合もあります。
※同様に新しい分配器でも使っていない分配端子にはダミー抵抗の設置が必要です。

もっと古いと対応周波数が10~770MHz(BS非対応)のものや、初期のBS対応品として10~1895MHz対応品などもありますが、通常のBS放送とBS4K(右旋)を視聴するには1490MHz程度まで対応していれば大丈夫です。とはいえ、そのくらい古い規格だと電波の劣化も現在のものより大きいので、新品に変えた方がいいでしょう。

参考リンクWikipedia|BS放送(衛星基幹放送のIFと論理チャンネル)

ケーブルに関しては5C2Vなどのシールドのない古いケーブルや3Cなどの細いケーブルは取り替えなくてはいけないと言われることもありますが、これも配線の経路や長さによっては問題なく視聴できることもあります。
実際に視聴に影響があるのか計測してから必要に応じて工事を行うのでもいいでしょう。特に壁の中の配線は後から取り替えられないことが多いので、費用もかさみ、見た目にも大きな影響があります。
地デジ化した時に「今のアンテナ線は古いので取り替えなくてはいけません」という押しつけなのか工事担当者の知識不足なのかわかりませんが、不要な配線引き直し工事が多発しました。
もちろん最新規格に取り替えるのは悪い事ではありませんが、必ずやらなくてはいけない工事なのかどうかは確認したうえで工事を依頼しましょう。

現在のBSアンテナは、BSと110度CSの二つの衛星の電波を受信しています。 更に、それらの衛星は従来の右旋円偏波に加えて左遷円偏波による4K8K放送を開始しています。 もともと4K放送を見るには新しい左遷円偏波を受信する必要があったのですが、4K普及のために右旋チャンネルの整理を行うことで4K放送用の電波帯域を確保し、従来のBS受信設備でもテレビさえそろえれば4K放送が視聴できるように変更されました。 従来のBSアンテナやBSブースターでも受信できる放送は以下のようになっています。

弊社では明確な工事料金を採用しておりますため、工事料金の確認のためだけの現地確認は行っておりません。
メール、電話によるカウンセリングにより、アンテナの取り付けイメージから工事料金のご案内まで無料で行っております。
なお、ご自宅の竣工前にアンテナ取り出し位置を決めるための事前電波調査(工事とは別日程)などは行っておりますが、有料の作業となります。
最終的な電波調査、カウンセリング、工事内容の決定と料金のご案内は、工事と同日に無料のサービスとして行っております。

弊社の現地調査の内容や料金は以下の通りです。

  1. お見積りでの訪問とは、現地調査を伴うことを前提としております。そのため、料金といたしましては調査料金(10000円)、その他必要に応じて出張料金、有料駐車場料金、特殊作業料金が必要となります。※出張料金(遠方料金)につきましては、【出張料金一覧】ご覧ください。
  2. 以下の場合は調査・お見積り料金が割引、もしくは無料となります。
  3. 特殊作業(屋根裏内調査や3階以上の高所作業など)や長時間(1時間以上)のお見積もりは追加費用がかかる場合があります。
  4. お見積りの際に有料駐車場を利用する必要がある場合は、駐車料金相当額もご負担いただきます。
  5. 十分な現地調査を行わないお見積りに関しましては、最終金額が現地調査後に変わる場合がございます。
  6. 現地調査を行った場合でも、実際に工事を行ってみないと最終工事金額がわからない場合がございます。その場合はいくつかの条件を想定した工事料金パターンの提示となりますが、実際にはそれ以上料金がかかってしまう場合もあります。
    (例:築30年の建物にBSアンテナを新設した場合など、壁の中の配線の状態等によって新規配線が必要かどうかが変わってしまう。)
  7. 分配器の位置など配線の状況が不明である場合、配線の確認は別料金となる場合があります。
  8. 原則として、弊社スタッフによる家具の移動は行っておりません。押し入れの天井点検口を確認する際の、押し入れ内の荷物の搬出などはお客様にて行っていただく必要がありますが、それらも調査時間に含まれますので事前に調査に必要そうな箇所は荷物を移動しておいていただくことをお勧めいたします。
  9. 想定外の出来事により、工事内容が変わる場合があります。工事は一般的な事例をもとに見積りとさせていただいております。
  10. 調査・お見積り費用につきましては各種キャンペーン値引きなどは行っておりません。あしからずご了承ください。