Starlinkの工事はどこに頼む?ネットにあふれるデマに惑わされない知識を得る

スターリンクの工事はどこに頼む?

地球のあらゆる場所で高速インターネットにアクセスできる未来を約束する、スターリンク。しかし、自宅への導入には正しい知識が必要であり、ネット上にはデマや誤解が蔓延しています。そこで今回は、スターリンクの取り付けに関するデマに惑わされず、正しい知識を得るための情報をまとめました。

目次

スターリンクの工事はどこに頼むべき?

スターリンクの人気が高まる中、多くの人が興味を持っていますが、正式な取り付け業者はどこなのでしょうか?ネット上では様々な情報が出回っており、正しい情報を見つけるのは難しいかもしれません。

まずとても大切なことですが、スターリンクの設置工事は電気工事にあたります。

以前はエアコン工事も電気工事だと認識されずに、DIYの延長で工事を行う業者が多発していました。経済産業省はこれを見かねて公式資料として「エアコン工事は電気工事」と発表するに至りました。

スターリンクの工事については、スターリンクケーブルを壁に固定するなど、一部の作業は電気工事士以外はできません。
参照:Starlinkの無資格工事は違法?36Vを超える電線(PoEケーブル)の取り扱いの注意

では実際にはどこに工事を頼めばいいのでしょうか

DIY

スターリンクの取付けは原則DIYが前提に考えられています。広い庭においてケーブルを室内まで引っ張るか、屋外用コンセントを使って屋外に全て置けばそれでいいでしょう。

ですが、日本では通信が問題ないほど視界が開けた庭はなかなかありませんし、スターリンクルーターを屋外で使用するのは、現時点では日本の電波法に違反します。

スターリンクケーブルを壁に固定するためのサドルが同梱されていますが、これを使って壁に固定するには電気工事士の資格が必要です。なぜ必要なのかは電気工事士の勉強をすることで身につけられるかもしれません。ここでポイントなのは、DIYの場合は電気工事士の資格は必要ですが、電気工事業の登録は必要ありません。

アンテナ工事会社

スターリンクの設置の肝はアンテナを通信状態のいい場所にしっかりと固定することですので、アンテナ工事会社が適切、と思いがちです。
しかし前述のように配線工事は電気工事にあたりますので、電気工事会社に頼まなくてはいけない場合がほとんどでしょう。
一部のアンテナ工事会社が「スターリンクはアンテナ工事会社が工事を請け負います」と発言していますが、多くのアンテナ工事専門会社は電気工事のプロフェッショナルではありませんので気をつけましょう。

電気工事会社

原則としては電気工事会社が配線部分は工事を行わなくてはいけません。ただしアンテナ本体の固定も電気工事にあたる可能性がありますので、やはり電気工事士が設置を行うのがいいでしょう。
しかしいくら電気工事のプロフェッショナルでも、屋根の上における作業が不慣れだったり、アンテナを固定するための材料の取扱いや知識が不足していることもあります。

アンテナ工事に造詣の深い電気工事会社
またはスターリンク工事の実績の多い電気工事会社

アンテナ工事をやることもある電気工事会社でもいいかもしれませんが、スターリンクの設置は少し特殊なので、さまざまなアンテナ工事の経験がある工事会社が適当でしょう。
勉強熱心であったり、探求心が強い、言い方を変えると工事オタクのような会社の方が新しい製品の取付けには適していると思います。
ただし、工事料金が高額になっているかもしれませんので事前に詳細カウンセリングと概算見積もり、また見積もりの根拠を確認しましょう。

クラウンクラウンはアンテナ工事専門会社として設立された会社ですが、前身はさまざまな設備工事を行っている会社のクレーム処理責任者の経験やノウハウがベースになっています。クレーム処理とは営業ではなく、工事の手直しまでのことであり、代表自身も第一種電気工事士をはじめさまざまな国家資格を取得しております。是非お気軽にご相談ください。

Starlinkの工事を依頼するには?信頼できる業者の選び方とは

まず何といっても、電気工事業の登録が確認できない業者に依頼することは絶対に避けるべきです。
違法工事の可能性があるばかりではなく、違法工事を行っている会社が適正品質であること、良心的な価格であるとは考えにくく、もし安価で工事を行っている場合もどんなトラブルに巻き込まれるかわかりません。
昨今では安価なサービスをうたって家に入り込み、その時の情報が後日犯罪に使われる事例もありました。

電気工事業の登録を確認するには

電気工事業の登録には4種類ありますが、それぞれ各自治体(都道府県)が管轄になる事例と経済産業省が管轄になる事例があります。自治体が管轄になるのは事業所や営業所が一つの自治体にのみある場合で、複数の自治体に営業所がある場合は経済産業省の管轄になります。
弊社のように営業所が埼玉県内にしかない場合は、埼玉県知事の許可を持って登録になり、多くの場合自治体に問い合わせれば登録業者かどうかの照会が可能です。ですが経済産業省管轄の場合、登録業者は公開されておらず、直接問い合わせても紹介することができません。
ですが、電気工事業者は営業所や2日間以上にわたり電気工事を行う施工場所には標識を掲示する義務があるように、一般的に公式サイトの会社概要には登録番号を掲示しています。特に業を請け負うために会社概要のページを作っているなら、そこに許認可について表記するのは至極当然のことでしょうから、会社概要ページに電気工事業登録番号の表記が無い会社は電気工事業者ではないと思った方がいいでしょう。

料金表が公開されている

明確な料金表が掲示されていることは信頼できる証の一つです。
設備工事業界ではよくあることですが、担当者ごと、お客さまごとで工事料金が変わることがあります。特におとなしい人、知識のない人には高額請求を行う事例が多くあります。
「工事一式 〇〇円」と書かれた伝票しか発行せず、領収書も複写ではなくお客さま控えしかない場合もありますが、それで後日適切なアフターフォローができるのかも疑問です。
料金表が公開されていることで、おおよその工事料金が事前に予測できたり、実際の工事の際にも料金表と見比べることでおかしな点がないか確認できます。
ここで注意するのは、料金表も一般的ではない最安値のみ掲示していて、〇〇円~と言った表記になっている場合です。こういった場合も担当者やお客さまごとに料金が異なる可能性があります。

施工事例が公開されている

施工事例を公開するのは手間がかかります。お客様から写真の使用許可が得られない場合もあります。特にウェブサイトを自社で運用・管理していないと、コンテンツを一つ作るだけでも高額費用がかかることもあります。ですが最近では無料でSNSやブログサービスを活用している会社も多くあります。

施工事例を公開することは施工の品質を公開することでもあります。
もちろん掲載する写真は工事会社が選びますから、多少の演出はあると思います。下手な工事写真を載せる会社はないでしょうから、施工写真を見る時は以下のポイントに注目してみてください。

  1. 写真の枚数
  2. 細かい作業場所の写真があるか

もう一つ施工事例に重要なのは、その工事の価格がいくらなのか、また工事で請求した明細(工事項目)が公開されているかどうかです。
あいまいな料金表と、工事価格が非公開の施工事例を結び付けて、そこから想像した工事料金が実際の料金とはかけ離れている事例は珍しくありません。お客様をだますつもりがなければ、工事にかかった料金や明細は公開できると思います。

施工事例が公開されている会社であれば、自身の環境と照らし合わせて事前に工事の内容や料金が予測しやすいだけでなく、公開されている施工事例をもとに電話やメールで打ち合わせがしやすくなるでしょう。

スターリンクはまだ新しいサービスなので、施工事例が公開されていることでしっかりと経験があるのかどうかの判断がしやすくなるのではないかと思います。

Starlinkの工事を安心して任せるために押さえておきたいポイント

無資格工事業者に工事を依頼した場合のリスク

  • 工事が不適切で不具合が起きるリスクが高くなる
  • もし違法工事だという認識がないのであれば、それは知識不足であり、技術不足にもつながります。
  • 万が一の漏電火災で火災保険が適用されない可能性がある
  • 違法工事が原因で起きた災害(人災)は通常の火災保険では適用されない可能性があります。
  • 工事料金がぼったくりの可能性がある
  • そもそも違法工事を行っている会社が適正価格で工事を行っているとは思えません。

Starlinkの工事に必要な知識をまとめたガイド:デマに騙されないために知っておくべきこと

まずはクラウンクラウンにご相談

クラウンクラウンはスターリンク工事の実績が30件以上になりました。
さまざまな設備工事業界に30年以上関わってきたノウハウと、アンテナ工事専業で間もなく12年になる経験を活かし、丁寧な仕事を心がけています。
料金や明細もわかりやすく、明朗会計に努めています。工事の仕様も細かく説明しておりますので、他社さまで見積もりを取っている場合でも是非合い見積もりをお試しください。
2023年3月末までは最大10%の割引キャンペーンと、従来からの子育て割引10%オフがあります。

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