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スターリンクのアンテナは屋外へ設置します。日本の場合は主に北方面の空が開けている場所に設置します。
そのうえでアンテナを設置する場所としては以下の5つのパターンが考えられます。

  1. 地面
  2. 建物の屋根や屋上
  3. 建物の外壁
  4. バルコニーのフェンス・手すり
  5. 自立柱(ポール)

※例外として車や船舶への取り付けなどもあります。
上記の5か所が主なアンテナの設置場所ですが、条件によりそれぞれでなお細かく場所が分かれます。

スターリンクのルーターは屋内(屋外以外)へ設置します。屋外にルーターを置いて使用すると日本の場合は5GHz帯の電波利用になり電波法に抵触します。
※2023年12月のアプリアップデートにより屋外モードが追加されました。ただしこれだけではまだ足りず、屋外モードにしたうえで個別にサポートに連絡し遠隔で5GHzの電波を止めてもらうことで屋外使用が可能になります。
屋外ではない場所としては車の中なども含まれるため、必ずしも建造物の中でなくてはいけないわけではありません。ただしスターリンクのアンテナとルーターは専用のスターリンクケーブルで直接接続するため、屋外から屋内への配線に気をつけなくてはいけません。
なお初期型(第一世代)の丸いアンテナキットの場合はスターリンクケーブルが約30m、第2世代の四角いアンテナキットの場合は付属するスターリンクケーブルが約23m、現行キットは約15mになっています。ただし第2世代のキットはケーブルが独立しており(初期型はアンテナ本体から取り外すことができない)別売りのスターリンクケーブルとしては約45mタイプも用意されています。
第三世代のアンテナキットはRJ45のLANケーブルに変わりましたが、PoEが57V、3.42Aと高くなっていることから、純正以外のケーブルを使うことは危険ですね。

【スターリンクのアンテナの設置場所について】

スターリンクのアンテナは、北方面の空が開けている場所に設置するのが一般的です。具体的な設置場所は以下の4つがあります。

  1. 地面

  2. 地面に設置する場合、もちろん原則として土地の所有権や使用権に問題がないことが大前提ですが、固定をするのか一時的に仮置きするのかによっても異なります。
    スターリンクキットに付属の自立スタンドの足の先端には小さな穴があります。この穴に細いペグ(テントなどを固定するときに使う杭)などを打ち込んだり、地面に打ち込んだペグと結び付けるのもいいでしょう。またはペットボトルなどに水を入れた簡易的な水嚢や、大きめの石などを重りにしてもいいかもしれません。

  3. 建物の屋根や屋上

  4. スターリンクを屋根の上に設置
    スターリンクのアンテナはテレビアンテナの工事に似ていますが、電気工事特有の注意点があります。

    建物の屋根や屋上に設置する場合、建物の構造や強度を考慮して設置する必要があります。また、設置する建物が高い場合は、風の影響を受けやすく、強風の日にはアンテナが倒れる可能性があるため、注意が必要です。
    屋根の上の場合はBSアンテナなどを設置するような強度の強い屋根馬と呼ばれる脚を使い、これを四方から十分な強度のワイヤーで固定し、この屋根馬の上にアンテナを連結させる方法があります。ただしテレビアンテナと異なり、スターリンクのアンテナは本体自体が自ら動いたり、BSアンテナに比べて雪が積もりやすい角度になることが多いことなどから、ワイヤーの固定方法には十分な配慮が必要です。テレビアンテナの設置ではあまり見かけませんが、ターンバックルと言う金具などを用いた固定方法がおすすめです。

  5. 建物の外壁

  6. 破風・壁面設置
    スターリンクの設置で一番多い施工方法です。

    建物の外壁やバルコニーのフェンス・手すりに設置する場合、建物の構造や強度を考慮して設置する必要があります。
    建物の外壁の場合、アンテナ本体は軒下ではなく軒よりも高い位置まで上げる必要があります。標準の第2世代のアンテナ(レクタングルタイプ)は重量が3㎏弱あるため、しっかりとした設置が必要です。
    同様にフェンスなどに固定する場合、固定強度も注意しなくてはいけませんが、フェンス自体の強度もしっかり考慮する必要があります。

  7. バルコニーの手すりやフェンス

  8. バルコニーへスターリンクのアンテナ設置
    バルコニーの場合、最上階でなければ十分にアンテナの高さが確保できることや、フェンスや手すり自体に十分な強度があることを確認しなくてはいけません
  9. 自立柱(ポール)

  10. 自立柱(ポール)に設置する場合、地盤やポールの強度を考慮して設置する必要があります。また、ポールの高さが高い場合は、風の影響を受けやすく、強風の日にはアンテナが倒れる可能性があるため、注意が必要です。
    スターリンクから純正のポール(グランドポールマウント)も発売されていますが、日本国内ではパナソニックSPTからスッキリポールやカラーEポールと言うものも発売されています。スターリンク用ではないのでこのポールにアンテナを設置するには別途部品が必要になりますが、ポール自体には倒壊しづらくするためのオプションの他に、長さやカラーバリエーションもあり

以上がスターリンクのアンテナの主な設置場所についての説明です。ただし、条件によってはそれぞれの設置場所で細かく場所が分かれる場合があります。
クラウンクラウンはスターリンクの取付工事の実績が多く、施工に必要な電気工事業の登録もあり安心して工事をご依頼いただけるように努めています。
工事料金表も公開しておりますので是非ご確認ください。