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最近、「スターリンクミニを設置したい」というご相談を多くいただいています。小型で持ち運びがしやすく、電源を接続するだけですぐ使えるという点で、非常時や移動先での利用に便利だと注目されています。

ミニはアンテナとルーターが一体型になっており、設置の手軽さでは従来型に比べて優れています。

一方で、自宅にスターリンクミニを常設設置する場合には、いくつかの技術的・実用的な注意点があります。特に都市部や住宅街での運用を想定する場合、環境に適した選択が重要です。

DFS干渉とその影響

スターリンクミニは屋外使用を前提としており、常に「屋外モード」で動作します。そのため、DFS(Dynamic Frequency Selection)による制限が常時有効になります。

DFSは気象レーダーなどとの干渉を避けるための仕組みで、干渉を検知すると該当チャンネルの通信が最大30分間停止する可能性があります。これは5GHz帯の通信に限られますが、想定外の通信断が発生する原因になります。

ただし、2.4GHz帯の通信はこの制限の影響を受けません。特に屋外設置のスターリンクミニでは、屋内の端末と通信する際に2.4GHz帯がメインで使用されることが多く、通信安定性の面では重要な要素となります。

使用帯域の制限と通信範囲の課題

日本国内では、法的な制限によりスターリンクミニの5GHz帯通信はW56帯のみに限定されていると考えられます。W52やW53といった屋内専用帯域は使用できません。

そのため、通信範囲や安定性に影響が出ることがあり、鉄筋コンクリート住宅や複数階の戸建て住宅では、屋内まで安定したWi-Fiを届けるのが難しいケースもあります。

Wi-Fiの規格差による性能の違い

スターリンクミニはWi-Fi5(802.11ac)に対応していますが、標準フラットモデルにはWi-Fi6(802.11ax)対応の専用ルーターが付属しています。

Wi-Fi6は同時接続台数が多い環境や、通信の効率化に優れており、都市部や複数端末がある家庭では体感速度に差が出ることもあります。

アップロード速度の実用差に注意

スターリンクミニでもダウンロード速度は十分に出るケースが多いですが、アップロード速度では明確な差が出やすく、ビデオ会議や大容量ファイル送信などでは性能差が体感できます。

標準フラットモデルの利点(メリット)

標準フラットモデルは、アンテナとWi-Fi6対応の屋内ルーターが別体型となっており、アンテナから専用LANケーブルを引き込むことで、屋内に安定したネットワーク環境を構築できます。

LAN配線による屋内ネットワークの自由度

スターリンクミニにも専用LANケーブルを接続することは可能ですが、屋外に設置されたアンテナから屋内への配線を行う必要があり、標準フラットと手間は変わりません。

標準フラットモデルなら、最初から屋内設置を前提としたWi-Fiルーターが同梱されており、ネットワークの構成がシンプルになります。

長距離配線時の注意点(電源・LANの干渉)

スターリンクミニの配線では、電源(DC)とLANケーブルを一緒に屋内へ引き込むケースがあります。基本的には純正ケーブルを使用するため、ノイズ対策をケーブル選定で行うことはできません。

そのため、長距離配線を行う場合は、DCとLANケーブルを物理的に分けて配線したり、保護管内で触れ合わないように通すことで、通信障害のリスクを低減することができます。

スターリンクミニは一見コンパクトで便利に思えますが、屋外に恒常的に固定設置するにはいくつかの不安点があります。

例えば、付属のパイプアダプターはあくまで仮設用であり、風雨にさらされる環境での長期利用には耐えにくいと考えられます。

ただし仮設設置ではコンパクトに

短時間の利用であれば、スターリンクミニは高出力のモバイルバッテリーでも動作可能です。踏まれにくく、人に埋もれないような設置でもコンパクトに、軽量で実現できます。周りに障害物がなければ地面や車のボンネットなどに直接置いてしまってもすぐに使い始めることができます。

当社では、山奥の現場や携帯電波が届かない環境での施工時に、スターリンクミニを活用しています。工事車両にはスターリンクミニを搭載しており、ポータブル電源と組み合わせて現場用の通信回線として運用しています。

アンテナはルーフラック(梯子などを積載する車両用ラック)に専用金具で取り付けており、高速道路での移動中も脱落などは一切ありません。

※移動中の起動および通信利用は、現在の日本国内の規定では認められていません。使用は停車中に限定されます。

ルーフラックに設置したスターリンクミニ
山奥で工事をしていてもこれでつながります
スターリンクミニをルーフラックに純正金具で固定
純正金具でルーフラック(梯子用キャリア)に固定しています

また、スターリンクミニはアンテナとルーターが一体となって屋外に設置されるため、無線式の屋外防犯カメラとの相性が非常に良いという特徴もあります。

敷地内に回線を引くことが難しい現場や、電源だけで監視体制を構築したいというニーズにおいて、スターリンクミニを防犯カメラ専用ネットワークとして活用する事例も想定されます。

高性能アンテナも選択肢。ただし用途とコストに注意

スターリンクには、さらに大型の「高性能アンテナ」も存在します。耐風性や上り速度性能に優れていますが、アンテナの重量は標準フラットの約2倍となり、工事費用も大きく変わってきます。

ビジネス用途や公共施設など、より高い信頼性が求められる場合は選択肢になりますが、一般家庭での設置にはコストパフォーマンスを慎重に判断する必要があります。当社ではこうした特殊設置にも対応可能です。

高性能ムーブ(Performance)
某商業施設の屋上に取り付けた高性能ムーブ(Performance)
フェリーに取り付けた高性能フラット(Performance2)
フェリーに取り付けた高性能フラット(FHP:のちにPerformance2に改名)

クラウンクラウンでは最適な機種選定・設置方法のカウンセリングを行っています

クラウンクラウンでは、スターリンクの設置に関して、使用目的・設置環境・今後の活用方法まで考慮した機種選定と設置方法のカウンセリングを行っています。

ご相談いただければ、スターリンクミニ・標準フラット・高性能アンテナの各機種から、お客様にとって最適な構成をプロの目線でご提案いたします。

「どれを選んでいいかわからない」「本当に自宅に向いているのか不安」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

屋外電源で使えるって本当?

はい、ミニは電源さえ確保できれば使えます。ただし、スターリンクのACアダプターは通常の家庭用コンセントを前提にしており、屋外用の防水ジャンクションボックスを介して安全に接続する必要があります。

雨水が侵入しないよう、接続部は地面から離して固定し、屋外用延長コードも使用してください。

穴をあけずに配線できるの?

スターリンクミニの専用LANケーブルを屋内に引き込む場合、壁への穴あけが必要なケースもありますが、築20年未満の住宅であれば通信配管を経由して配線できることもあります。

標準フラットも同様で、標準ムーブに比べると先端形状がコンパクトになりましたが、どちらのモデルも先端成形された専用ケーブルを使用するため、事前の配管確認が重要です。

取り外して持ち出せる?

仮設置やルーフバルコニーなどで手の届く位置に設置する場合は取り外しも可能ですが、長期利用の場合は基本的に見通しの良い場所にしっかり固定するのが前提です。

再度設置する際に固定が甘くならないよう、金具やボルトの扱いには注意が必要です。当社では着脱前提の設置にも対応しています。

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スターリンクとは?

スターリンクとは、地球の低軌道上に配置された数千基(将来的には数万基)の衛星を用いて、インターネット通信を実現する革新的なシステムです。従来、日本のインターネット通信は主に海底ケーブルを介して海外と繋がっていましたが、スターリンクでは宇宙空間を経由した通信が可能となります。衛星通信自体は以前から存在しましたが、スターリンクは従来の衛星通信とは「通信速度」「応答速度」「初期費用」「運用コスト」「設備のサイズ」など、多くの面で桁違いに改善されていると評価されています。
一方、日本国内は世界的にも通信インフラが優れており、光回線と比べるとスターリンクは「高額で遅い」「災害時専用」といった認識がいまだ強いのが現状です。しかし、衛星の打ち上げが頻繁に行われ、技術的な進化が加速している現在、その認識は今後変わっていくかもしれません。

・スターリンクの通信速度と工事品質の関係を解説

今週、スターリンクアプリの速度測定画面が更新されました。最新の施工事例をもとに、それぞれの速度を比較してみましょう。

事例紹介と実測データ

千葉県千葉市の戸建て住宅:Wi-Fiルーターがボトルネックに?

chibashi starlink rev2 on the roof | 【実測400Mbps超】スターリンクの速度はここまで出る!工事で変わる通信品質 | 高品質工事専門会社のクラウンクラウン(テレビアンテナ・スターリンク・防犯カメラ)
千葉県千葉市中央区の設置事例:2025年3月23日
千葉市中央区のスターリンクスピードテスト
アプリによるスピードテスト画面

スターリンクの速度としては問題ない範囲だと思いますが、この日からアプリの速度測定画面が変更されました。以前はスターリンク本体の速度とWi-Fi速度を別々に測定できましたが、この時点ではWi-Fi経由での測定結果しか表示されませんでした。そのため、実際のスターリンク本体の速度は確認できませんでした。第2世代キットが影響している可能性もありますが、現時点でははっきりとした理由は不明です。
この測定はルーターのすぐ近くで行いましたが、それでも250Mbpsという結果でした。こちらのお宅は災害時のバックアップ回線としてスターリンクを導入されており、光回線も利用されています。神戸にお住まいのご親戚からスターリンクの導入を勧められたそうです。このような用途であれば、マルチWANルーターを導入して回線の冗長化を図ることをおすすめします。

岐阜県大垣市の工場設置:第3世代キットで実測405Mbps達成

case gifuken ogakishi starlink rev3 pedestrian bridge handrail | 【実測400Mbps超】スターリンクの速度はここまで出る!工事で変わる通信品質 | 高品質工事専門会社のクラウンクラウン(テレビアンテナ・スターリンク・防犯カメラ)
岐阜県大垣市の設置事例:2025年3月24日
岐阜県大垣市のスターリンクのスピードテスト
アプリによるスピードテスト画面

岐阜県大垣市にある工場の歩道橋に設置した事例です。当初は隣接する青い屋根上への設置を予定していましたが、歩道橋が障害物となり電波状況に影響するため、設置場所を歩道橋の手すりに変更しました。45mの専用ケーブルで接続していますが、実測速度は下り405Mbpsと非常に良好な数値が得られました。
第3世代スターリンクキットは標準ルーターがWi-Fi6に対応しており、スターリンク本来の高速性能を引き出しやすくなっています。また、有線LANポートが標準装備されているため、有線接続やネットワーク構築も容易です。工場などの産業施設では、光回線が届きにくいエリアもありますが、安定した高速通信が可能なスターリンクは非常に有効な選択肢となります。ただし、高速通信を安定させるためには、アンテナの確実な固定、障害物の回避、配線経路の工夫、ケーブルや貫通穴の適切な処理が重要です。

千葉県茂原市の伝統的和風建築への設置:実測420Mbpsを実現した工夫

千葉県茂原市のスターリンク設置工事事例
千葉県茂原市の設置事例:2025年3月25日
千葉県茂原市のスターリンクのスピードテスト
アプリによるスピードテスト画面

千葉県茂原市でのスターリンク設置事例です。こちらのお客様は、以前長野県でゲストヴィラにスターリンクを設置させていただいた方からのご紹介でした。
当初は1階の屋根側面(母屋小口)への取り付けを検討されていましたが、2階部分が障害物となって通信品質が落ちる可能性がありました。そのため、通信環境がより良好な2階の母屋小口(写真位置)に設置場所を変更しています。スターリンク付属の15mケーブルがぎりぎり届く範囲でしたので、事前に慎重な長さの測定と配線計画を行いました。※実際の工事ではケーブル長の正確な測定は難しいため、余裕を持った設計が重要です。
工事は夕方に開始し、完了後の速度測定は夜になりましたが、下り速度で420Mbpsという非常に良好な通信速度を記録しました。もし当初の予定通り1階に設置していた場合、これほどの速度は得られなかった可能性があります。

スターリンク設置時に通信速度を最大化するためのチップス

スターリンクの通信品質は、アンテナの位置だけでなく、屋内のWi-Fi環境にも大きく影響を受けます。アンテナからの通信速度が速くても、Wi-Fiがボトルネックとなり、十分な性能を発揮できないケースもあります。ここでは、スターリンクの性能を最大限に活用するための簡単なポイントをご紹介します。

・ルーターの設置位置で変わるWi-Fi品質

Wi-Fiの速度と安定性を高めるには、ルーターの設置場所選びが重要です。ルーターは家の中央付近、高い位置、そして障害物が少ない場所に設置しましょう。特に壁や家具、大型家電からの距離を確保すると、Wi-Fiの電波が届きやすくなります。もし速度が不安定な場合は、ルーターの設置場所を変えるだけでも改善する可能性があります。

・有線接続のすすめ

第3世代スターリンク(標準フラット)のルーターには有線LANポートが用意されています。有線接続を利用することで、Wi-Fiによる電波干渉や速度低下を避け、安定した高速通信を確保できます。特にオンラインゲームや動画配信、ウェブ会議などの安定性が求められる場面では、有線接続の利用を積極的に検討すると良いでしょう。

スターリンク工事業者選びのポイント

スターリンクの通信品質を最大限引き出すには、工事業者選びも重要です。実際、設置場所の判断や配線処理などの技術的要素が通信速度を左右することもあります。工事業者選びで気をつけるべきポイントを紹介します。

・専門業者ならではのノウハウとメリット

スターリンクの設置には、通信品質を考慮したアンテナの設置場所選定や、正確なケーブルの取り回しが求められます。スターリンクの施工実績が豊富な専門業者なら、通信を妨げる障害物の回避や電波状況を考慮した提案が可能です。実績があり、具体的な事例やデータを提示できる業者を選ぶことが、良好な通信品質への近道となります。

・設置環境に合わせた提案力の重要性

スターリンクの通信品質は設置環境や施工方法に大きく左右されます。そのため業者選びでは、アンテナやルーターの設置位置だけでなく、メッシュWi-Fiによる通信エリアの拡張、防犯カメラや動画視聴など具体的な用途を考慮したネットワーク構築力が求められます。また、有線ネットワークの導入を見越した配線計画やケーブルの最適な長さ、貫通穴の位置決めも重要です。特に戸建住宅の場合、建物の外観を損ねず防水性や気密性を維持する工事品質が求められます。スターリンクのケーブルは屋外仕様ですが、紫外線や物理的破損から守るため、配管工法が推奨されます。配管を用いることでケーブルの耐久性向上だけでなく、電波干渉など通信障害リスクも軽減できます。公共施設やビルにおいては、通信ケーブルを配管に収める工事が基本です。これらを踏まえ、設置環境に応じた最適な提案ができる業者を選びましょう。

まとめ

・通信速度は「工事品質」と「使用環境」で決まる

スターリンクの通信速度は「工事品質」と「使用環境」によって大きく左右されます。最適な速度を得るためには、アンテナやルーターの適切な設置場所選定だけでなく、配線方法、Wi-Fi環境、有線ネットワークの活用などの総合的な検討が不可欠です。特に戸建て住宅や特殊な建物に設置する場合は、経験豊富で提案力のある専門業者を選ぶことが重要になります。

・スターリンク導入前に知っておきたい重要ポイント

スターリンク導入前には、使用目的を明確にし、実際の施工事例や速度測定データを確認した上で検討することが推奨されます。通信環境に関する不安や疑問がある場合は、事前に専門業者に相談し、納得した上で導入を進めましょう。

テレビアンテナの設置を検討される際、ケーブルの色について疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。特に「白いアンテナケーブルはすぐに劣化してしまう」という話を耳にすることがあります。実際のところ、白いケーブルの寿命はどれほどのものなのか、またなぜ屋外用ケーブルは黒が主流なのかを詳しく解説します。

Table of Contents

黒いアンテナケーブルが推奨される理由

紫外線による劣化を防ぐ

屋外に設置されたケーブルは、直射日光に含まれる紫外線(UV)によって劣化します。紫外線がプラスチックの分子を破壊し、ひび割れや粉状の劣化(チョーキング現象)を引き起こすのです。

黒いアンテナケーブルにはカーボンブラック(炭素黒)が含まれており、これが紫外線を吸収・分散する役割を果たします。そのため、内部の素材がダメージを受けにくく、白いケーブルに比べて耐久性が大幅に向上します。

熱の分散によるクラック防止

「黒は熱を吸収しやすいから、逆に劣化が進むのでは?」と疑問に思われるかもしれません。しかし、カーボンブラックには熱を分散し、均一に放出する効果があります。

屋外に設置されたケーブルは、日中の高温と夜間の低温の繰り返しによって膨張・収縮を繰り返します。これがひび割れ(クラック)の原因となるのですが、カーボンブラックが熱を均一に拡散することで温度変化によるストレスを抑え、長寿命化につながるのです。

酸素・オゾンによる酸化劣化の防止

ゴムや塩化ビニル(PVC)製のケーブル被覆は、酸素やオゾンと反応することで酸化劣化を起こしやすくなります。カーボンブラックにはラジカルを吸収して酸化の連鎖反応を抑える効果があり、これにより屋外での長期使用でも劣化を遅らせることができます。

ラジカルとは?

ラジカルとは、不対電子を持つ非常に反応性の高い分子のことです。これが周囲の物質と反応することで、酸化や分解が進行します。紫外線や熱によって生成されやすく、ゴムやプラスチックの劣化の原因になります。カーボンブラックはこのラジカルを吸収・安定化することで、酸化の進行を防ぎます。

白いケーブルでも高品質なら長持ちする?

結論から言うと、白いケーブルでも高品質なものであれば比較的長持ちします。 しかし、次の点を考慮する必要があります。

  1. 白いケーブルの多くは屋内用で、紫外線対策が施されていない。
  2. 耐候性が強化された白いケーブルもあるが、カーボンブラックを含む黒いケーブルほどの耐久性は期待できない。
  3. 安価な白いケーブルは特に紫外線に弱く、短期間でひび割れや硬化が進む。

クラウンクラウンでは屋外配線には黒いケーブルを推奨

当社では、以前は外観に合わせて白いケーブルも積極的に使用していました。高品質なケーブルを選んでいましたが、結局、白いケーブルは汚れやすい、劣化が目立ちやすいなどの欠点もありました。そのため、現在では屋外配線については黒いケーブルを使用することを推奨しています。

結論:屋外用には黒いアンテナケーブルを選ぶべき

白いケーブルがすぐにダメになるというわけではありませんが、

  • 紫外線耐性
  • 熱分散性
  • 酸化劣化の抑制
といった点から考えると、屋外使用には黒いケーブルが圧倒的に有利です。
もし、屋外のアンテナ設置を検討されている場合は、ケーブルの色だけでなく、品質や耐久性にも注目し、適切なものを選ぶようにしましょう。

関連FAQ

近年、アンテナ工事での「防水処理ミス」が原因となり、外壁が深刻なダメージを受ける事例が増えています。特に寒冷地では、わずかな水分浸入が冬季の凍結・融解を繰り返すことで、サイディングを内部から破壊し、建物の寿命を大幅に縮めてしまうケースが少なくありません。以下は、その深刻さを物語る実例の一つです。

このような事態を防ぐには、アンテナ工事時に正しい防水処理を行うことが不可欠です。しかし、多くの工事業者が「ビス頭にコーキングをのせるだけ」といった不十分な処置にとどめており、その結果として外壁の劣化を招いている現実があります。本コラムでは、外壁を長く健全に保つための「正しい防水処理」と、法令に則った安全・確実な施工の重要性について、当社の施工事例や他社との比較を交えながら詳しく解説していきます。

もくじ

よくある間違った防水処理の実態

アンテナ工事において、しばしば見受けられる誤った施工方法の一つが「ビス頭にのみコーキングを施す」処理です。一見するとビス部分がしっかり保護されているように見え、消費者は「ちゃんと防水対策がされている」と安心してしまいがちです。しかし実際には、ビス頭だけにコーキングしても、壁とアンテナ金具の隙間から水分が侵入します。その水分は毛細管現象などによってビス穴へ引き込まれ、内部でサイディングを破壊してしまう可能性があるのです。

なぜこのような不十分な手法が広まったのでしょうか?一つの背景には、かつて変成シリコーンコーキングが一般的に流通しておらず、安価な標準シリコーンコーキングのみが主流だった時代があります。当時はクリア(ほぼ透明)の変成シリコーンが入手困難で、色合わせの手間やコストもかさみました。しかし現在は、クリアタイプの変成シリコーンコーキングが入手可能になっており、当社(株式会社クラウンクラウン)ではこれを積極的に採用しています。

とはいえ、標準シリコーンコーキングは変成シリコーンコーキングに比べて5~7倍ほど安価で、まとめてビス頭にコーキングを打つだけの簡便な作業工程によって、大量施工や低価格工事を実現できてしまいます。その結果、長期的な建物保護よりも即時的なコスト削減を優先する業者は、今なおビス頭コーキングという誤った防水方法を続ける傾向があります。

当社は、ビス穴内部へ変成シリコーンコーキングを施す正しい防水処理法や、防錆効果の高いビスの使用によって、外壁の長寿命化を実現しています。短期的なコストだけを追求するのではなく、建物全体の健全性を守るための施工こそが、結果的にオーナー様の資産価値を高めると確信しています。

【よくある間違った施工例】一見、防水対策がなされているように見えますが、実際にはビス頭部分にのみ一般的なシリコーンコーキングを塗り付けただけです。これでは壁面とビス穴を十分に保護できず、水分が内部へ侵入してビスの錆やサイディング破損を引き起こすリスクが高まります。

他社施工の防水仕上げ例
こちらは破風への取り付けで金具周りにもコーキングをやっていますが、コーキングに隙間もあり、金具にある残った穴からも水が浸入します。

正しい防水処理とは何か

外壁を長く健全に保つためには、単にビス頭へコーキングを施すのではなく、「ビス穴内部」に適切な防水処理を行うことが欠かせません。当社では、ビスを打ち込む前に下穴を開け、内部の切粉や粉塵をハンドブロワーで丁寧に除去したうえで、変成シリコーンコーキングをビス穴に充填します。この手間をかけることで、ビス周りに水分が侵入する経路を確実に断ち、外壁内部への湿気・水分トラブルを根本から防ぐことができるのです。※ビス穴が小さい場合はビス本体に変成シリコーンコーキングを塗り付けてビスを打ちこんでいます。

また、当社ではステンレスやステンレス相当の防錆効果があるビスを採用しています。これにより、たとえ微量の水分が浸入した場合でも、ビス自体が錆びにくくなり、内部での膨張によるサイディング破損や防水性能低下を大幅に抑えることが可能です。さらに、ビス頭部分から発生した錆が雨水に混ざって外壁を汚すようなトラブルも防ぎ、美観を長期的に維持できます。費用面では多少の負担増がありますが、「建物を守る」という観点から見れば、防錆効果の高いビスの導入は非常に価値のある投資といえるでしょう。

一見すると面倒に感じられるこの工程は、長期的な安心と建物価値の維持につながります。当社が変成シリコーンコーキングを積極的に導入しているのは、決して「手間」や「コスト」だけが理由ではありません。「建物を長期的に守る」というポリシーのもと、高品質な材料と確実な施工プロセスを追求し、オーナー様が安心して暮らせる環境を提供するための選択なのです。

防水処理にも影響する“意外な”資格と法令遵守の重要性

アンテナ工事における防水処理を語るうえで、石綿(アスベスト)を含む建材への対応は、見過ごせない要素です。一般住宅には石綿が使われていないと決めつける業者もいますが、実際にはモルタル仕上げ材や古い窯業系サイディングなど、石綿含有の可能性がある建材は確かに存在します。こうした建材に接する工事は、建物解体時だけでなく、改修工事においても法的に事前調査が義務付けられており、2023年10月1日以降は国家資格を有する専門調査者による確認が必須となりました。

「建築物石綿含有建材調査者」や「石綿作業主任者」などの国家資格保有者が関わることで、石綿含有の有無を正確に特定し、粉塵飛散を防ぐための適切な対策を講じることが可能です。これらを軽視すれば、施工現場の安全性はもちろん、防水処理を含む全体的な施工品質にも疑問符がつきます。しかし、法令順守と資格保持を徹底する業者は、こうした“意外な”面にも配慮し、建物内部からのダメージを回避。結果的に、防水性能を最大限に引き出し、お客様の資産価値を長期的に確保できるのです。

当社では、これらの有資格者を適切に配置することで、石綿含有建材の調査や対策を自社内で一貫して行える体制を整えています(必要に応じて外注対応も可能です)。法令遵守を実践することで、あらゆる工程の品質が底上げされ、防水処理に関しても安心・確実な施工を提供できると確信しています。

当社が実践する正しい防水処理の実例紹介

外壁寿命を延ばすためのメンテナンスアドバイス

防水処理を正しく行った後も、外壁の状態を長く健全に保つには、定期的な点検や適切なメンテナンスが欠かせません。たとえば、数年ごとにアンテナ固定金具まわりのビスやコーキング部分を目視確認し、亀裂や浮きがないかチェックするだけでも、早期発見・早期対処が可能です。また、外壁全体の洗浄や塗装の塗り替えを行う際には、防水処理を行った箇所との相性(変成シリコーン使用部位の塗料付着性など)を考慮し、トータルで外壁の健康状態を維持することが重要となります。

さらに、環境条件(降雪地域や海風が当たる地域など)によって劣化要因は異なります。こうした外部要因を踏まえたメンテナンス計画を立て、必要に応じて信頼できる施工業者に相談すると、外壁寿命をより長く引き伸ばせるでしょう。定期点検と適切な対策の積み重ねが、建物の資産価値を保ち、安全で快適な居住環境を持続させる鍵となります。

まとめ

アンテナ工事時の防水処理は、ビス穴への適切なコーキングや防錆ビスの使用、そして石綿含有建材調査などの法令遵守を含め、建物の長寿命化に欠かせない重要な要素です。誤った防水処理は、サイディング内部での水分侵入やビスの錆による膨張・破損を招き、外壁寿命を大幅に縮めてしまいます。一方、正しい防水処理と資格・法律に基づいた施工を行うことで、外壁の健全性と美観、ひいては建物の資産価値を長期にわたり守ることが可能です。

キャンピングカーでのスターリンク設置を検討する際のポイント

キャンピングカーやバンコンなどで、アウトドア中に高速インターネット接続を求める方々から、スターリンクの設置に関する相談が増えています。今回は、キャンピングカーにスターリンクを固定する方法や、配線の引き込みのコツについて解説します。スターリンクの設置は、車両の構造や配線の計画が重要となるため、事前にしっかりとした計画を立てることが推奨されます。

スターリンクの車両設置に関する基本情報

まずは、スターリンクの車両設置に関する基本的な現状を把握しておきましょう。スターリンクは、現時点で**海上での移動中(ボートプラン)**では利用が可能ですが、日本国内の道路上で移動中に利用することはできません。これは、スターリンクがGPSを使ってアンテナの位置を把握しており、高速で移動中に通信を遮断するためです。そのため、車両を停車した状態でのみ利用することが推奨されています。今後、移動中の利用が認められる可能性もあるため、情報がアップデートされ次第、この記事にも反映する予定です。

スターリンクを固定するべきか、しないべきか?

スターリンクを車両に固定するか、固定しないかの判断にはいくつかのポイントがあります。それぞれの利点・欠点を整理してみましょう。

固定する場合のメリット・デメリット

メリット

  1. 手間の軽減:設置のたびに準備や片付けの必要がなく、利用開始までの時間を短縮できます。
  2. 安全性の向上:スターリンクが車両にしっかりと固定されるため、盗難や落下のリスクが減ります。
  3. 配線の一体化:車体に直接配線を引き込むことで、ケーブルが外部に露出せずスッキリした見た目を保てます。

デメリット

  1. 車両への加工が必要:車両の屋根に穴を開けたり、固定マウントを取り付けたりするため、車体に傷がつく可能性があります。
  2. 設置場所の制約:ルーフラックやソーラーパネルなどが設置されている場合、スペースの確保が難しいことがあります。
  3. 再調整が困難:一度固定してしまうと、設置場所や角度の変更が難しく、最適な受信状況を得るための調整が制限されます。

固定しない場合のメリット・デメリット

メリット

  1. 車両へのダメージなし:車両に穴を開けたり加工する必要がないため、車体に対するダメージが一切ありません。
  2. 柔軟な設置場所の選択:スターリンクを使用する際に、自由に設置場所を変更できるため、状況に応じて最適な電波を受信しやすい場所を選ぶことができます。
  3. 取り外しが簡単:固定されていないため、必要に応じてスターリンクを簡単に取り外し、他の場所で利用することが可能です。

デメリット

  1. 毎回の設置作業が必要:使用するたびにスターリンクの設置と撤去を行う必要があり、準備に時間と手間がかかります。
  2. 盗難や破損のリスクが高まる:地面や車の周辺に設置する場合、スターリンクが外部に露出しているため、盗難や破損のリスクが増加します。
  3. 電波の遮蔽が増える:車両の上に設置する場合に比べ、地面や周囲の障害物によって電波が遮られやすく、通信品質が低下する可能性があります。

ケーブルの引き込み方法

スターリンクのケーブルを車内に引き込む際は、いくつかの選択肢があります。ソーラーパネルやファンユニットと一緒に引き込むことが一般的ですが、車両の構造によって異なるため、事前に確認が必要です。

  1. ルーフラックを使用して引き込む:ルーフラックがある場合、配線をルーフラックの隙間を通して車内に引き込む方法があり、ケーブルが外部に露出せずスッキリとした見た目を保てます。
  2. ケーブルホールを使って引き込む:車両の下部やルーフに設置するケーブルホールを利用することで、配線が見えず、外部からのダメージも最小限に抑えられます。
  3. 太陽光パネルのケーブルと併設:すでに太陽光パネルが設置されている場合、そのケーブルの引き込みに合わせてスターリンクのケーブルも通すことが効率的です。

まとめ:最適な方法を選ぶための検討

キャンピングカーにスターリンクを設置する際、固定するか、しないかは利用スタイルや車両の構造に応じて決める必要があります。また、ケーブルの引き込みについては、太陽光パネルやルーフラックとの兼ね合いを考え、最適な方法を選ぶことが大切です。

現在の技術では移動中の使用は制限されていますが、将来的にアップデートがあれば、この記事も改訂し、最新情報をお届けします。スターリンクの設置に関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

目次

2022年10月に日本でもサービスが開始されたスターリンクですが、2024年8月8日から第3世代スターリンクキット(Starlink Gen3)が発売されました。
当社では発売日に注文したものが8月27日に到着しました。当初取り付け金具(別売り)などは同時発売されていなかったのですが、8月23日に注文できるようになっていました。
購入時に到着予定は9月5日となっていましたが、こちらは8月29日に到着しました。
発売がいつになるのかわからなかったので、社外品を中国とオーストラリアから取り寄せていたのですが、それらも併せてレヴューしていきたいと思います。
現在車や船に設置するためのモバイルアダプターも注文済みなので、これらのレポートも順次行っていく予定です。是非ブックマークし、当社のXアカウントのフォローをお願いします。
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第2世代と第3世代の比較

梱包サイズ

第2世代キットはアンテナを自立させる台座が同梱されており、第3世代と比べると梱包も大きく、重量も重いです。第3世代からデフォルトの自立方法が背面についているキックスタンド(ほかのアダプターと取り換え可能)で、本体にモーターも内蔵されていないため梱包は非常に薄くなっています。

スピードテスト

条件ができるだけ同じになるように、二つのアンテナを並べて、アプリからスピードテストを行いました。
計測当日は天候が悪かったこともあり、若干不安定だったため、順番ではなく同時にスピードテストを行っています。ところが、アンテナをすぐ隣り同士に並べた時は、片方のスピードが著しく落ちてしまいました。公式からもアンテナを複数設置する際の最低離隔距離が示されていたと思いますが、この時は3mほど離して設置しなおした結果、2台とも十分な速度で通信することができました。
計測の様子や計測結果はまた改めてこちらに更新します。

スターリンク第3世代キットの中身

段ボールの開梱

第2世代キットと大きく異なり、梱包をあけるとすぐにむき出しのアンテナがお目見えしました。角には保護剤が仕込まれており、キックスタンドは装着済みでした。

付属部品

写真の左上から時計回りに

  1. パワーサプライ(電源ユニット)
  2. 電源ユニット接続用AC100V電源ケーブル
  3. スターリンクケーブル(アンテナ-ルーター間接続)
  4. Wi-Fi6ルーター
コンパクトできれいに収められており、第2世代キットと比べて洗練されている印象があります。説明書はグラフィカルな一枚のボール紙が入っており、梱包時のアンテナ表面の保護も兼ねていると思います。

第3世代スターリンクWi-Fi6ルーター

第2世代のルーターは転倒防止用に前足のでっぱりがありましたが、第3世代のルーターは横長になり安定性が増したためか、でっぱりのないスッキリとしたデザインになりました。背面にはアンテナと接続するためのスターリンクケーブル端子とパワーサプライと接続する電源端子があり、中央のパッキンを外すと有線LAN端子が二つ出てきます。左右の端子に差し込むケーブル(すーたリンクケーブルおよび電源)はパッキン付きのケーブルになっています。

第3世代スターリンクキット用パワーサプライ

パワーサプライのスペック表記抜粋

項目 内容
型式 UTP-232L
入力 100-240V ~ 2.5A 50/60Hz
出力 57.0V 3.42A 195.0W
防水防塵 IP66 Type4
生産国 ベトナム
パワーサプライの電源ケーブル差込口は防水パッキン付きの眼鏡ケーブル用になっています。ここを見てもお分かりのように、第2世代がアース付き3P型コンセントプラグだったのに対し、通常の平行プラグに変わっています。

アンテナ背面の表記

キックスタンドを取り外すと、アンテナ背面のスペック等の表記が確認できます。右下の方には電源のスペック、つまりスターリンクケーブルのPoEスペックについて書かれています。

項目 内容
型式 UTA-232
入力 PoE 57V 1.7A(x2)
防水防塵 IP67 Type4
生産国 アメリカ合衆国

アンテナの表面積が大きくなり、内蔵された電子フェーズドアレイアンテナの数も増えています。またヒーターの面積も大きくなっていることが考えられ、その分アンテナに供給される電圧が上がっています。使われているケーブルの中身は第2世代と変わりませんが、先端は防水パッキン付きで特殊な爪付きのRJ45タイプになっています。
入力電源が57V 1.7A(x2)と表記されていますが、内蔵アンテナが2系統に分かれていてそれぞれで1.7Aを使用するのだと考えられます。

セットアップ

モーターがないということは手動で方向を調整するということ

5d2f3f9cd10d62dc92d6e379aa14c8f5 | 第3世代スターリンクキット検証(随時更新予定) | 高品質工事専門会社のクラウンクラウン(テレビアンテナ・スターリンク・防犯カメラ)

アプリには新たに「調整」メニューが追加されました。アンテナ本体の向きを変えるとほぼリアルタイムにアンテナの向いている向きがアプリ上に反映されます。
写真のように、適切な方向を向くと枠が太く光り、ちょうどいい向きだということを示してくれます。ただし、必ずしもこの方向にまっすぐ向けなくてはいけないわけではなく、諸具合物の状況によってはわざと方向を変える方が効率的な場合も考えられます。ただし注意点として、BS放送の電波干渉を防ぐため、BSアンテナと同一方向では電波が弱くなってしまう可能性が考えられます。そう考えると南西に向けて設置するのは避けたほうがよさそうです。

オプション

Xフレーム台座の発売

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8月30日に発売されたXフレーム台座(12000円)

2024年8月30日に突然日本のショップにラインナップされた新型台座です。キックスタンドで自立させるだけではなく、この台座を使うことでアンテナに少し高さを出すことができるようになりました。
雪や草などに埋もれてしまうことや、泥などでアンテナ本体が汚れることを多少防ぐことができるようになりそうです。4脚部分は第2世代の付属品と同じもののようです。
キット内容:Xフレーム台座、マストアダプター、マスト
推奨ツール:特になし
パッケージ寸法: 380 x 640 x 145 mm
パッケージ重量:2.9kg(6.4ポンド)

標準から標準ムーブマウントアダプター

スターリンク標準から標準ムーブマウントアダプター
わかりづらいネーミングですが、第2世代キット用のマウントアダプターを利用するためのアタッチメントです

これも突然発売開始になったマウントですが、実際のところ、標準フラットの下部に、第2世代キットのマストと同等のパーツがくっついてくる部品のようです。そのため、以前第2世代キットを設置したウォールマウントがある場合、そのマウントに標準フラットアンテナを差し込むことができるようになるもののようです。上のXフレーム台座と上の部品は共通だと思います。(未検証)

設置コストの違い

第3世代スターリンクキットは、標準では地面に直接置いて使用するための部品しか入っていません。そのため、建物や乗り物に固定する場合はそれに応じた金具を別途注文する必要があります。

追加部品

通常の建物への固定については、改良された純正品のパイプアダプターがおすすめです。当社では社外品の同等品を複数取り寄せ検証してみましたが、社外品を使用するメリットが考えられませんでした。中には格安の部品もありましたが、剛性や耐紫外線性能などに不安があり、手の届かない場所に長期使用のために取り付ける部材としては不適切です。他に高額の金属製のアダプターもありましたが、重量も重く、特別こちらを選ぶ理由も考えにくいです。
しかし、この標準パイプアダプターは送料、消費税込みで5900円するため、この金額も初期費用に見積もる必要があります。
※現在当社では工事の際にこちらの標準アダプターをサービスしています(2024年10月末までの工事限定)。

割安になるパターン

第3世代キットの取り付けには別売りの固定用部材が必要になりますが、第2世代キットとことなり有線LAN端子が備わっています。そのため、有線接続したい方は第2世代キットの場合はイーサネットアダプター(送料、消費税込み10400円)を購入する必要があったので、それに比べると標準パイプアダプターは安いですね。

スターリンク設置工事が増加する中で、「アンテナ工事業者こそが適している」という声が一部で聞かれますが、果たして本当にそうでしょうか? 私たちは、スターリンク設置において求められるスキルや知識は、アンテナ工事だけでは十分ではないと考えています。今回は、なぜ専門的な知識と技術が必要なのか、そして私たちが提供する高品質な工事の背景について詳しく解説します。

多古町での災害支援とスターリンクとの出会い

2019年に千葉県を襲った台風15号では、多古町が甚大な被害を受けました。この時、通信インフラが完全にダウンし、住民が情報を得られず、支援の手も届かない状況でした。私たちは、当時の経験を通じて通信インフラの重要性を痛感し、将来的にどのような方法で支援ができるかを考え続けてきました。数年後、スターリンクが登場したときに、これはまさに災害時に必要とされるソリューションだと確信しました。

日本でスターリンクサービスが開始された際、業務として導入するか迷いはありましたが、調査を重ねる中で、専門的な工事が必要であることが明確になりました。そこで、徹底的に取り付け方法や材料をリサーチした結果、いくつかのアンテナ工事業者が行っている施工事例に問題点を見出しました。これが、私たちがスターリンク工事に本格的に参入する決意をしたきっかけです。

なぜアンテナ工事だけでは不十分なのか?

スターリンク設置において重要なのは、アンテナ自体の固定だけではありません。特に以下の3つのポイントが肝要です:

これらの作業は、通常のアンテナ工事業者が行う範囲を超えた技術と経験を必要とします。例えば、私たちはエアコン工事の経験を活かし、高気密住宅向けに気密性や防水性、防虫性を考慮した工事を行っています。これにより、ただの「穴あけ」ではなく、住環境に適した施工が可能になります。

施工事例から見る当社の強み

これまでに行ったスターリンク設置工事の一部は、当社ウェブサイトで公開しています。実際の施工事例や詳細については、以下のリンクからご覧ください(別タブで開きます)。

スターリンク設置工事の施工事例はこちら

私たちは、数多くの施工を行ってきましたが、特に高所や特殊な建物への設置実績が豊富です。標高3000mを超える高所や、大使館、ゴルフ場、高層ビル、マンションなど、他の業者では難しいとされる案件でも対応しています。

適切な材料と工法へのこだわり

スターリンク設置には、アンテナ固定に必要な材料だけでなく、ケーブルの保護や外壁貫通部分の処理など、特別な材料が求められます。例えば、ケーブル保護チューブや貫通穴の保護パイプ、防雨入線カバー、パテ、気密テープ、コンセントプレートなど、通常のテレビアンテナ工事では使わない材料を使用しています。また、施工には振動ドリルや特殊工具も必要です。これにより、長期間安全に使用できる高品質な設置が可能になります。

昨日の #スターリンク工事 です。アンテナ工事が得意なら工事が簡単に思えるかもしれませんが、アンテナの固定よりもその他に重要な工程がいくつもあります。
その中でも住宅の穴あけ工事は非常に気を遣う部分の一つです。#住友林業 の住宅で、1階外壁から引き込んでいますが、… pic.twitter.com/RnHF0WfG5I

— クラウンクラウン【日本全国でスターリンク(starlink)工事中・富士山/大使館/ビル/戸建て等】 (@9696cojp) August 18, 2024

電気工事士の資格が必須である理由

スターリンクのケーブル配線には電気工事士の資格が必要ですが、テレビアンテナ専門会社の多くはこれを明言していません。しかし、法律に基づいて適切に工事を行うためには、この資格が不可欠です。当社では、経済産業省からの確認を得ており、スターリンクのケーブル工事は電気工事に該当することを確認しています。詳細は、当社の解説記事でご覧いただけます。

スターリンク設置に電気工事士資格が必要な理由について解説した記事はこちら

石綿対応の重要性

2023年10月から、石綿調査者の資格を持つ者しか石綿調査を行えなくなりました。当社では、全スタッフがこの資格を保持し、必要な場合には石綿作業主任者が指揮を取って対応します。石綿の取り扱いは、古い建物での工事では特に注意が必要です。他の業者がこうした対応を行っているかどうかはわかりませんが、当社では万全の体制を整えています。

品質と安全を追求した施工体制

私たちは、リサーチと情報発信に力を入れ、常に最新の技術や材料を取り入れています。第2世代のスターリンクキットには当社独自開発の取り付け金具を用意していますが、第3世代キットに関しても現在対応を検討中です。また、作業は必ず2名以上のチームで行い、安全性と品質を確保しています。このような体制を維持し、今後もさらに高品質な施工を提供していきます。

最後に

スターリンク設置工事は、単なるアンテナ工事ではありません。専門的な知識、経験、そして適切な資格が必要です。当社では、これらすべてを備えた体制で、お客様に安心してご利用いただける施工を提供しています。他社では対応が難しい案件もぜひご相談ください。

テレビを壁掛けする際、多くの人が下地補強の重要性を認識しています。しかし、使用する壁掛け金具の形状によっては、一般的な下地補強方法が適していない場合があります。特に、縦一文字型の金具を使用し、上下2か所でのみ固定する設計の場合、合板を使用した下地補強では強度が不足することがあります。

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延長コードの安全な取り扱いについて

延長コードは私たちの日常生活や業務において非常に便利なツールですが、その取り扱いには十分な注意が必要です。特に、延長コードの固定や収納方法に関しては、安全性を確保するために適切な方法を選択することが重要です。

延長コードの固定方法について

一般的に、延長コードを固定する際には、ステープル(ステップル)や釘などで直接壁や床に打ち付ける方法は避けるべきです。これは、ステープルがコードを圧迫し、内部の絶縁体を損傷させる可能性があるためです。被覆が弱いビニルコードの場合、このような固定方法は特に危険とされています。

電気工事士の資格が必要な作業は?

電気工事士がステープルで固定して使用するのは、通常屋内配線用のケーブルに限られます。法律上、コードとケーブルは明確に区別されており、ケーブルの固定作業は専門の資格を持つ電気工事士に限定されています。

ケーブルとコードの違い

コードとは、銅などの導体に絶縁性の被覆を施しただけの構造で、ケーブルはさらに外装(シース)でカバーしたものをいいます。
そのためコードは柔らかく取り回ししやすいのですが、その反面圧迫などに対して弱い特徴があります。

安全な延長コードの使用に向けて

延長コードの使用にあたっては、以下の点に注意しましょう:

延長コードは私たちの生活を便利にする一方で、その取り扱いには十分な注意が必要です。安全な使用方法を心がけ、事故のない快適な環境を維持しましょう。

スターリンクにはいくつかの料金プランがあります。

レジデンシャルプラン

固定して使う(決まった場所で使う)なら月額6600円(非課税)のレジデンシャルプランになるでしょう。こちらは使用場所を登録し、アンテナのGPS情報をもとに固定場所で使われているかどうかを判断しています。登録住所と異なる場合は「登録された住所と異なります」などといったエラーが出て使うことができません。
当社でも引っ越しに伴ってスターリンクをしっかり固定したいというお客様がいらして、住所の変更をしておらずに設置後にすぐ使うことができなかった事例があります。もちろんアプリから設定を変えればほどなく使えるようになるのですが。

使用住所の設定をしなければ

当社では複数のスターリンクを所持しています。
災害時の支援や、導入を検討されている方の事前テスト、当社の独自テスト用などとして在庫を持っています。
そのうちの一つのスターリンクを本社と離れた事務所に設置しました。
特別に使用住所を設定しなければ、最初の登録住所がそのまま使用住所に割り当てられています。
なおスターリンクの設定画面上では「岩槻橋」と出ていますが、実際に本社と岩槻橋は1.8km離れています。
設置してある大宮営業所は、スターリンクの契約住所である本社と5.6kmしか離れていませんが、本社はさいたま市岩槻区、事務所はさいたま市見沼区と別の区です。

少し離れていても問題なく使える

そもそも登録住所は番地まで指定したピンポイントではなく、郵便番号で指定されています。
当社があるさいたま市岩槻区岩槻は比較的広い住所で、飛び地もあります。もしかするとそれも一因かもしれませんが、そこまで厳密に位置情報を適用しているわけではないようです。