2023年3月8日時点で、日本でもスターリンクメッシュWi-Fiルーター(メッシュノード)が公式ショップで購入可能になりました。
メッシュノードと言っても実際は標準キットのルーターです。例えば2セットスターリンクを持っている場合、一つのキットを使っていない場合は残りのキットに同梱されたルーターをメッシュノードとして接続することもできます。発売前にはLANポートがついている別物などのうわさもありましたが、実際には有線接続するためには使えません。
メッシュノードにはLANポートがあるというのはあくまで噂だけかもしれません。当社では調査のために購入開始直後に注文しましたが、1か月半以上経った今でも発送されません。
似た方法としてLANポート付きの中継器を使う方法があります。
安いもので言うと、TP-LinkのRE330などでも有線接続ができるようになります。またこちらはTP-LinkのOneMeshに対応しているので、その他のTP-LinkのOneMesh対応ルーターを増設すると簡単にメッシュWi-Fiを構築することもできます。夜中のタイムセールでは2000円程度で購入できる場合があります。
※アフィリエイトリンクです。
今更ですが、スターリンクを有線でつなげる比較的安い方法として、LANポート付きの中継器を使う、という方法があります。
現在TP-LinkのRE330でつないでいます。
先日2190円になっていたので買ってしまいましたが、まあまあな感じです。https://t.co/6JVjn9D2fY pic.twitter.com/QBTLO2V3l7— アンテナ工事のクラウンクラウン(スターリンク工事割引キャンペーン中) (@9696cojp) April 20, 2023
STARLINKの工事と言うと
上記の流れを想定しています。
アンテナの設置場所検討にあたっては、お客様のスマートフォンでアプリを用いて検討することを推奨しておりますが、弊社スマートフォンにアプリをダウンロードして行うことも可能です。
ルーター本体やアプリの設定は、原則として弊社では行っておりません。
アンテナ本体のアタッチメントについては、公式で販売されているもの以外でも使用できることがありますが、事前にご相談ください。
使用する可能性があるものは事前にご用意いただくと、工事の再訪問の手間や費用が節約できる場合があります。
※使用しなかったオプション品は返品してください。
多くの場合、代替品の方が取り付けの自由度が高く、コストも抑えて工事ができます。
もうずいぶん前の話になりますが、テレビ放送がアナログ時代は、電波測定器(レベルチェッカー)では電波の強さしか測ることができず、実際にテレビにつなげてみないと細かいノイズを確認することができませんでした。電波が非常に強く受信できているのに、高圧電線などの影響でメダカが泳いでいるようようなパルスノイズ(メダカノイズ)やゴースト(二重映像)が出現することがありました。当時はテレビを見ながら何度もアンテナの方向や高さを調整し直すということが多くありました。
今はデジタル放送になったことでそういったノイズはありませんので、測定器で受信する各チャンネルの電波強度、MER(またはSNR)、BERなどを確認します。つまりアンテナ工事をするときにテレビは無くても大丈夫です。
アンテナ工事の際にテレビがあってもなくても基本的な確認は測定器で行うことが肝心です。テレビの画面でも電波状況を確認するメニューがありますが、専門の機械と異なりテレビの補助的機能であり、メーカーなどによっても基準がさまざまです。
なおクラウンクラウンではテレビの初期設定などは無料で行っております。テレビ裏の配線は有料となりますが、それぞれ必要に応じてついでにご依頼いただけます。
弊社では明確な工事料金を採用しておりますため、工事料金の確認のためだけの現地確認は行っておりません。
メール、電話によるカウンセリングにより、アンテナの取り付けイメージから工事料金のご案内まで無料で行っております。
なお、ご自宅の竣工前にアンテナ取り出し位置を決めるための事前電波調査(工事とは別日程)などは行っておりますが、有料の作業となります。
最終的な電波調査、カウンセリング、工事内容の決定と料金のご案内は、工事と同日に無料のサービスとして行っております。
弊社の現地調査の内容や料金は以下の通りです。
一般的にアンテナの電波レベルは1年を通して天候や季節の変化により6前後数値が変化すると言われています。
また壁面のテレビ端子で計測した数値も、実際にテレビのチューナーに届くまでには弱くなっています。さらにケーブルによっては周囲の雑音を拾ってしまうこともあります。4K放送ではアンテナ線が電子レンジの近くを通っている場合、電子レンジを使用している間は視聴障害が起きてしまうといった実験データもあります。
そのため、テレビ端子で計測した際の推奨値は、実際に視聴できる数値よりも十分な余裕を加味したものとなっています。
実際にテレビが視聴できるレベルはどのくらいかというとテレビのチューナー性能によっても異なりますが、以下の数値が確保できれば通常のチューナーでは視聴できるとされています。
チューナー入力値において
ただし望ましい性能としては
参考資料:JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)|受信システム計算事例集 3224MHz対応 追補版(2019年2月版)
なお最新版に当たる上記の資料ではBERの適正値は記述が省略されています。2011年12月版の資料では要求性能値として2×10^-4(0.0002)以下と明記されています。同様に衛星放送の要求性能値ではBSが17dB以上と記載されているのに対し、CSは11dB以上とも書かれています。※2 ARIB(一般社団法人 電波産業会)標準規格デジタル放送用受信装置STD-B21(白色雑音のみ)
クラウンクラウンではこれらの適正レベルを考慮したうえで事前電波測定から工事の可否を判断したり、ブースターの調整を行っています。
アンテナ工事と分配器は密接な関係にあります。
屋外に出されたアンテナ配線が、各部屋に分かれるために設置されているのが分配器ですが、ブースターを設置する場合は、この分配器の手前に設置する必要があります。
最近はブースターの電源を分配器近くに設置することが当たり前のようになっており、分配器の近くにブースター用の電源(100Vコンセント)が設置されていることが多くなりました。
ブースタ用電源を室内に設置する場合は、分配器の「電流通過端子」にブースター電源を設置する部屋の配線を接続する必要があります。
また、この分配器が対応している周波数帯によって、BSや新4K8K衛星放送の電波が弱くなってしまうこともあるため、必要に応じて交換する必要があります。
アンテナ工事の際には分配器の場所を確認する必要があることがほとんどです。そのため、分配器のある場所で作業ができるように事前に荷物を移動していただく必要があります。また、浴室天井点検口の場合は、作業中には浴室の仕様はできませんのでご注意ください。
どこにあるかわからない場合は、浴室点検口、クローゼットの中、屋根裏点検口、と確認していきます。クローゼットに屋根裏点検口がある場合は、クローゼットの中身を出しておいていただく必要があります。
2000年よりも以前に建てられた建物の場合などでは、分配器を使用せず、直列つなぎですべてのアンテナ端子がつながっている場合や、軒下やアンテナのマストなどの屋外に分配器が設置されている場合もあります。
分配器がどこに設置されているかはハウスメーカーによって特徴があります。
上記の写真はAが20素子のアンテナ、Bが14素子のアンテナです。どちらもDXアンテナの現行製品です。
とすると、Aの20素子のアンテナの方が高性能だと思いますよね。
以下の表は写真のアンテナを含め、クラウンクラウンで一般的に用いる八木式アンテナの性能をグラフで表したものです。
写真のアンテナはAがUA20、BがUL14です。
グラフではAが緑、Bが青で表されています。
高性能アンテナとは何か、という問題もありますが、一般的に【動作利得が高い=高性能】と考えてもいいと思います。
そうすると一番性能の高いアンテナはUL20で次はUL14、以下UA20、UA14と続きます。(※東京スカイツリーなどローバンドエリアに限る)
UL20、UL14はローバンドタイプと呼ばれるアンテナです。低い周波数に特化したアンテナであるため、グラフでは途中で線が終わっています。
UHF(地デジ)では物理チャンネル13~52(470~710MHz)までのチャンネルが使えますが、東京スカイツリーの電波は物理チャンネルの16ch、21~27chしか使用していないため、ローバンドタイプのアンテナで十分です。そのためハイバンドの受信を考えず低い周波数の電波が十分に受信できるように作られたアンテナが適しているということになります。
ローバンドタイプのアンテナでカバーする範囲には、東京スカイツリー以外にテレ玉やチバテレの周波数も含まれます。
アンテナの性能が良く、小型で軽いということから、一般的なアンテナ工事会社が使用しているUA20や同等品ではなく、UL14を標準アンテナとしています。
アンテナ本体の価格はもちろんUA20の方が安く、全国的にも普及していますが、東京スカイツリーの電波を受信する際にローバンドタイプ以外の選択肢は考えにくいところです。
多くのメーカーがアンテナ線の外装に採用しているPVC(ポリ塩化ビニル)はそもそも紫外線に強い素材ですが、紫外線や熱による酸化反応により分子結合破壊が起きるのは事実です。
黒いケーブルに含まれるカーボンが紫外線を多少吸着することによって、PVCの分子結合破壊を和らげることになりますが、ケーブルメーカーとして公式にどの程度差があるのかのデータは発表されていないと思います。
原則として日光に当たりにくいところで使用するころを推奨していますが、目立ちにくい白色のアンテナケーブルの使用も場所によってはありうると考えます。
クラウンクラウンでは上記のリスクをご説明したうえでアンテナケーブルの色をお選びいただいています。
屋外での対紫外線耐性が気になる場合は、S-5C-FBではなく、JIS規格で屋外用として定められたS-5C-HFLを使用するのもいいでしょう。
S-5C-HFLは外装がPEとなっています。
その他配管やモールなどを使ってケーブルに紫外線が当たらないようにする方法もおすすめです。
他にアメリカのMIL規格で屋外用と定められているRG6ケーブルを使う方法もあります。CATVなどはこのRG6を屋外用ケーブルとして使用していることが多いようです。
ブログなどで「白いケーブルは1年でボロボロになる」などと書かれているのを見ることもありますが、ケーブルによるものと思われます。
写真は撮影時築7年のセキスイハイムで屋根の上に配線されていたケーブルです。
常に日光に曝され、金属屋根の熱にも直接触れていたにも関わらず、表面上の劣化は全く見られませんでした。
価格の安いケーブルの場合は色に関わらず、耐久性、性能などが落ちてしまうと考えられます。
すぐにボロボロになる、と言っているのは使っているケーブルが低品質のものだからと考えられます。
弊社ではいくつかのケーブルの曝露試験を行っています。
実際に日光に曝したケーブルが数年単位でどのような変化を起こすか、自社施設内で検証しています。
またクラウンクラウンではご希望に応じてS-5C-HFLでの配線工事も承っております。
以下内容は日本産業標準調査会事務局に問い合わせた結果をもとに構成しています。
工事のご依頼やお問い合わせはお気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。
BSの無料放送として放送大学がありますが、放送大学は1局最大3チャンネルとカウントしています。
BSNHKは原則として2局2チャンネルですが、まれに3チャンネル放送を行うこともあるため3チャンネルとカウントしています。
WOWOWは3チャンネルとしてカウントしています。
BSアンテナを設置すると、上記のように多くのチャンネルが受信できます。
BSアンテナからテレビまでの配線や施設により、いくつかのチャンネルはテレビで受信できない場合があります。
また有料チャンネルは別途有料契約を結ばないと視聴できません。
4K8K放送は対応チューナーがないと視聴できません。
BS放送は1984年にアナログ試験放送を開始したのち、BSデジタル化、110°CS統合化などと段階を追って規格が変更されています。
そのため、既存施設の施工年によっては現在の規格(3.2GHz規格)に対応していないことが考えられます。
BSアンテナとブースターが対応していない場合はその時点で多くの4K放送と8K放送は受信できませんが、アンテナとブースターが対応しており、分配器、アンテナ線、テレビ端子、分波器などが対応していない場合でも状況によっては受信できる場合があります。
なお、一部のBS4K放送は既存のBS/110°CSの規格内で放送が開始されたため、3.2GHz規格に対応していなくても問題なく受信できる可能性があります。※あまり古い設備だと受信できない場合もあります。
NHK衛星契約が必要ですが、契約前でも視聴することができます。
無料チャンネル無し
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