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防犯カメラに隣家が映るのは違法?トラブルを防ぐ対策と設置のコツ

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防犯カメラの設置において、意図せず隣家が映ってしまうケースは少なくありません。撮影された側のプライバシー侵害や、場合によってはご近所トラブルの火種になることも。この記事では、クラウンクラウンが実際に行っている対策や、合法的に問題を回避する方法をご紹介します。

防犯カメラが隣家を映してしまうと問題になる理由

プライバシーの侵害になる可能性

防犯目的であっても、常時録画やズーム撮影で隣家の室内が映ってしまうような場合には、プライバシー権の侵害とされる可能性があります。民法709条に基づく不法行為として損害賠償を請求されるケースもゼロではありません。

ご近所トラブルに発展することも

「監視されている」と感じる心理的不安から、クレームやトラブルに発展するケースもあります。防犯目的であっても、設置の仕方によっては「トラブルの種」になってしまうのです。

隣家の映り込みを防ぐ3つの対策

防犯カメラの目隠し

1. カメラの角度と設置場所を工夫する

まずは物理的な対策が基本です。バイザー(ひさし)や遮蔽物を使って、カメラの撮影範囲を制限したり、屋根下から斜め下方向のみを撮影するように調整することで、隣家の映り込みを回避できます。

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2. プライバシーマスキング機能付きカメラを使う

最近の高性能防犯カメラやレコーダー(NVR)には、特定のエリアにマスキング(黒塗りやモザイク)をかける機能があります。クラウンクラウンでは、このような機能を備えたカメラの導入や、設定サポートも行っています。

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3. AIカメラや人体検知のみ記録する設定

一部のAI対応カメラでは、人や車などの「動体」のみを検知・録画する設定が可能です。隣家の静止した風景が録画対象にならないため、誤解を避けやすくなります。

設置前に「一言」あるだけでトラブルを防げる

防犯カメラの設置は、相手の気持ちへの配慮がとても重要です。可能であれば「防犯目的で設置する」ことを伝えておく、張り紙などで録画範囲を明示するなどの対応をしておくと、相手も安心できます。

まとめ|正しい設置で安全と安心を両立

隣家を映す防犯カメラは、場合によってはトラブルの原因になりますが、正しい設置方法や機器の選定で十分に回避可能です。クラウンクラウンでは、録画範囲の調整やマスキングの設定も含め、トラブルのない安全な防犯カメラ設置をサポートしています。

防犯カメラ設置をご検討の方は、お気軽にご相談ください。

よくある質問(防犯カメラとプライバシー)

Q. 隣家の敷地や玄関が映っているのは違法ですか?

A. 原則として、防犯目的での設置であっても、隣家の私的空間(玄関・窓・庭など)が常時録画されている場合は、プライバシー侵害と見なされる可能性があります。必要以上に他人の私生活を撮影・録画しない配慮が必要です。

A. 必ずしも撤去する必要はありませんが、カメラの向きやマスキング機能の活用などで、誤解やトラブルを避ける配慮は必要です。再設置や調整を検討しましょう。

A. 少し映る程度であっても、継続的に録画・保存する場合は問題視されることがあります。できる限り死角やマスキングでの対策を講じ、トラブル回避に努めましょう。

A. 原則として自宅敷地内への設置であれば許可は不要ですが、近隣への映り込みや共同住宅などでは管理組合や大家の確認が必要な場合もあります。

A. 最近では比較的安価な機種でもマスキング機能を備えているものが増えてきています。当社ではご予算に合わせた機種選定も可能ですのでお気軽にご相談ください。

A. まずは誠意をもって隣家と話し合いましょう。録画設定の変更や角度調整などを行うことで、問題解決に繋がるケースも多くあります。当社では設置後のサポートも対応しています。

A. 一般的に公道はプライバシー保護の対象外とされますが、住民の通行や敷地への出入りの様子を過度に記録すると、トラブルになるケースもあります。必要最小限の範囲に抑えましょう。

A. 音声の録音は映像よりもプライバシーの侵害とされやすく、盗聴と見なされるリスクもあります。録音機能は基本的に無効にするか、設置場所を限定することを推奨します。

A. 近隣からの通報により、警察や市区町村から確認・指導が入ることがあります。その際、設置目的や撮影範囲の説明を求められることもあり、対応次第で改善勧告を受ける場合もあります。

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A. 最近の防犯カメラはスマートフォンなどで遠隔から確認できる機能がありますが、安全に使うにはいくつか注意が必要です。
特に、カメラやアプリにアップデートがあった場合は、必ず最新の状態に保つようにしましょう。
また、万が一のセキュリティリスク(乗っ取り・不具合など)に関するニュースにも注意を払い、必要に応じて設定を見直すことが大切です。

A. 自宅内や敷地内の家族であれば問題はありません。ただし、来客や業者など一時的に訪れる第三者の映像も保存されるため、必要に応じて告知や同意を得るのが理想的です。

A. 映像に他人が映っている場合、肖像権やプライバシーの問題があります。防犯目的以外での公開・共有は避け、無断でのアップロードはトラブルの元になります。

A. 録画方法はカメラによって異なりますが、以下のような方法があります:
・カメラ本体にSDカードを挿して録画するタイプ
・Wi-Fiなどネットワークを使ってクラウド上に保存するタイプ
・専用の録画装置(NVR)で長期間録画するタイプ などです。

また、録画方法には「常時録画(ずっと撮り続ける)」と「自動録画(動きを検知したときだけ録る)」があり、用途に応じて選ぶことができます。録画した映像をスマホで確認できる機種も増えており、外出先からでも確認できて安心です。

ナイトモード

A. 多くの防犯カメラには赤外線(IR)機能が搭載されており、夜間や暗所でも自動で切り替わって白黒で録画できます。
また、赤外線ライトの性能によっては、10m以上先まで映るカメラもあります。

さらに、最近のカメラでは動きを検知すると白色LEDライトを点灯させてカラー録画を行えるモデルもあり、威嚇効果足元の灯りとしても活用できます。

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A. 録画の保存期間は、カメラの画質・録画方式・台数・保存先の容量により大きく変わります。以下は目安です。
※800万画素(4K・H.265圧縮)・常時録画での想定です。

保存先 容量 カメラ台数 録画方式 録画可能期間の目安
SDカード 128GB 1台 常時録画 約1~2日
SDカード 256GB 1台 動体検知録画 約1週間~10日
NVR(HDD) 2TB 4台 常時録画 約1週間~10日
NVR(HDD) 3TB 4台 常時録画 約10~14日
NVR(HDD) 4TB 4台 動体検知録画 約1~2ヶ月

録画がいっぱいになると、古い映像から自動上書きされるのが一般的です。
夜間や人通りの少ない場所では動体検知モードを活用することで保存期間を大幅に延ばすことが可能です。

防犯カメラの設置でお悩みの方、近隣とのトラブルを未然に防ぎたい方は、クラウンクラウンまでお気軽にご相談ください。