アンテナケーブルにおいてCA線とは一般的に銅クラッドアルミ線(Copper-Clad Aluminum Wires)のことを言います。
アンテナ線は一般的に同軸ケーブルと呼ばれる断面が同心円状になっているものを使用します。
この中心にあるのが電波送信で一番大切な心線(芯線ともいう)となり、通常は銅を使います。
CA線はこの銅心線を銅をコーティングしたアルミ線に置き換えたものです。
利点もありますが欠点もあります。
特に同軸ケーブルの加工時に心線に少しでも傷がつくと、CA線は非常にもろくなり振動や負荷により折れてしまうことがあります。また銅心線の同軸ケーブルに比べて曲げに弱く、曲げた時に内部で断線をおこしたり電波の通りが悪くなることがあります。
上記のような特徴のため、直線で長い架空配線などでは重宝されるかもしれません。
しかし、それはコストを落とすことが一番のメリットであり、軽さはその他の欠点を補えるほどの利点とは言えません。
そのため基本的にはその性能ではなくコストを最重視した場合に使われるものと考えられ、特に家庭用のアンテナ工事では使うべきものではないと考えています。
クラウンクラウンでは原則としてS-5C-FBの上位ケーブルとなる、3重シールドのS-5C-FBTを使用しています。3重シールドのため外部からのノイズや電波漏洩に強く、4K8K放送には最適なケーブルです。
※S-5C-FBは2重シールド。
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