テレビのアンテナは少しでも高くした方が電波がよくなると思っている方が多いのですが、そうとは限りません。 地デジアンテナと電波の良さは比例の関係ではありません。 これをハイトパターンと言います。 単純に高い方が電波がいいというわけではありませんが、一般的には高い方が電波がいいことが多く、障害物を超える高さかどうかも大きな違いとなります。
地デジの電波は、放送塔からの直接波と地上などに跳ね返って届く反射波の合成波として受信します。 そのため単純に設置高さをあげると受信状況が必ず改善するというわけではありません。 環境によって変わりますが、下図のグラフのように上がったり下がったりを繰り返します。 また高圧線などが真上にある場合などは、アンテナを高くするとノイズが入ってしまう場合もあります。 そのためアンテナ設置の際には単純に少しでも高い場所に設置するのではなく、設置できる範囲で最適な高さを探す必要があります。 下のグラフはハイトパターンをイメージしたものです。 地デジアンテナは少し高くすると受信状況が悪化する場合もあります