東京都台東区の新築マンションで、バルコニーへStarlinkを設置した事例です。 お客様がお住まいのマンションでは建物側でインターネット回線が用意されていましたが、住民で回線を共有する環境のため、夜間には通信速度が極端に低下することがありました。 一方で、各住戸へ別の固定回線を新たに引き込むことも難しく、独立した通信回線としてStarlinkを導入したいというご相談をいただきました。 今回の設置場所は、14階建てマンションの一室にある北向きの小さなバルコニーです。 高層階へのStarlink設置では、通信条件だけでなく、アンテナや取付金具が万一外れた場合の落下リスクを特に慎重に考える必要があります。 そのため今回は、一般的なパイプアダプターではなく、アンテナ固定部にボルトを備えるモビリティマウントを採用しました。 さらに、既製の取付金具だけでは今回のバルコニー手すりへ適切に固定することが難しかったため、モビリティマウントを取り付けるための専用金具を新たに設計・製作しています。 アンテナを固定するモビリティマウントと、バルコニーへ固定する金具の双方について、ステンレス製ワイヤーロープによる二次的な落下防止措置も追加しました。 今回の施工では、実際に設置して初めて分かった改善点もありました。これをもとに固定金具の形状や施工性をさらに見直し、より扱いやすく安全性にも配慮した次期仕様を検討しています。 この固定方法はマンションのバルコニーだけでなく、ビル屋上など、アンテナの落下リスクへ特に配慮する必要がある場所へのStarlink設置にも応用できる可能性があります。 既製品だけでは対応しにくい現場でも、建物条件、通信環境、安全性を確認しながら、必要に応じて固定方法そのものから検討することも当社のStarlink工事の特徴です。
