今回はテレビ(またはモニター)の選定段階からご依頼をいただきました。エディオンサポートチェーンの エムエス商会と連携し、販売や配送も含めてサポートしています。
選定の主な条件は以下のとおりです:
- 55インチ程度の大画面
- 予算をなるべく抑えたい
- タブレットやスマートフォンと直接ワイヤレスで接続できる
- PCをワイヤレスで使用できる
- 複数のPCを切り替えながら使いたい
これらを踏まえ、AirPlay2やスクリーンミラーリング機能に対応した東芝REGZAを採用しました。Apple製品との相性が良く、Android端末との接続も比較的スムーズに行える点が決め手です。
Apple製品であればAirPlayを使うのが簡単で便利です。Apple TVを外付けする方法もありますが、テレビそのものにAirPlay機能が内蔵されていれば、配線を最小限に抑えることができます。最近はAndroid端末とのワイヤレス連携機能を搭載したテレビも増えています。
一方、カメラとPCをワイヤレス化することが大きなポイントでした。一般的には壁掛けモニターの横に専用の小型PCを設置し、必要に応じて起動する方法がシンプルです。しかし、今回のご要望には「複数のPCを切り替えて使えるようにしたい」という点が含まれています。各スタッフが自分のノートPCに保存している資料をすぐに共有・表示できるようにしたい、というニーズがあったためです。
そこで、モニター(テレビ)とワイヤレスHDMIシステムを使って映像を無線化し、さらにモニター側に設置した4KカメラをワイヤレスUSBシステムでPCと接続することにしました。ワイヤレス対応カメラも存在しますが、今回はより高画質な4Kモデルを選び、USB部分をワイヤレス化することで対応しています。
これにより、事務所内のどのスタッフのノートPCでも簡単に画面ミラーリングを行えるほか、カメラも共有できるので、ほかのメンバーはわざわざ各自のPCを起動する必要がありません。正面の大型モニターを見ながら効率よく会議に参加できるようになりました。