実はこれを探すのに時間がかかっていました。マルチメディアボックスがないか伺ったのですが、コンセントプレート内に直接来ている仕様で、お客様もピンと来ていなかったようです。
このようにコンセントプレートまで直接来ている場合以外に、マルチメディアボックス、浴室天井点検口、屋根裏などにつながっている場合もあります。
写真に写っているのはガイドワイヤーと保護管(PFD管)です。このガイドワイヤーは全長60mの超ロングタイプです。10mごとに色分けされているので、配管の長さをある程度確認できます。
今回は配管の長さが17m程度でしたので、標準ケーブルでは届かないと判断しました。
多くの場合、空配管がある場所には穴の開いたプレートでわかるようにしているのですが、今回はめくら(ブランク)チップでふさがれたプレートの奥に外につながる配管がありました。手前の配管(LAN端子につながるLANケーブル用)に比べて太いのが分かりますね。
一般的には壁の中はCD管(オレンジ色の配管)を通していることが多いのですが、このように事故消化性のあるPF管を入れてある方が安心できますね。
第3世代スターリンクはアプリを使って方向の調整を行います。
ケーブルはしっかり固定したいですね。むき出しのままだと強く固定することも難しいのですが、このように配管に収めていれば、配管ごとしっかりと固定することが可能です。なお使用しているのは未来工業のミラフレキMFという高耐候性電線管です。
ケーブルを通した後、隙間から風や虫が入りにくいようにパテを使います。あとから光ケーブルを追加したり、今回のケーブルを抜く必要があった際も簡単に外すことができます。
防水性もあがりますが、もともとパッキン付きの防雨入線カバーが設置されているのでそこまで気にしなくても大丈夫です。
スターリンクを設置した後はスピードテストを行います。設置直後は特にスピードテストの数値は安定しにくいので、複数回テストを行っています。
クラウンクラウンではスターリンクの設置だけではなく初期設定や動作確認、アプリの使い方の説明、また必要に応じて建物内のLAN配線やメッシュWi-Fi構築、またアドバイスなども行っております。
今回のスターリンクルーターの設置場所には居住スペースへ続くLAN端子があり、必要に応じて居住スペースでWi-Fiルーターなどを設置してもいいでしょう。そうすることで店舗のWi-Fiと自宅のWi-Fiを明示的に分割することもできます。ただし、今発売されている他メーカーのメッシュWi-Fiルーターを組み合わせると、ゲスト用のWi-Fiを制限付きで解放することができるものもあります。特に店舗のように不特定多数の方が来る場合、スマホ決済のためのWi-Fiなどを用意しておくのもいいでしょう。
そういったネットワークの構築についてもお気軽にご相談ください。
外壁への取付け及び以下の項目を含む
事前にいただいた写真や情報から、設置方法や工事料金等をお伝えしています。また現地にて実際に使用する部品などを確認していただき、選択できる部品や方法についてはお選びいただくこともあります。
現在は白・灰・黒の3色からお選びいただいています。耐候性(耐紫外線性)の弱いPF管ではなく耐候性の強いPFD管を使用します
穴あけをせず既存配管内を通す場合も標準工事になります
純正45m長尺ケーブルを配線するときの追加作業代
工事にはスターリンクキット本体以外に純正パイプアダプターが必要です。また今回は別売りの長尺ケーブルを使っていますが、これらの部品は当社でも手配することが可能ですが、標準料金より割高になります。