アンテナケーブルにおいてCA線とは一般的に銅クラッドアルミ線(Copper-Clad Aluminum Wires)のことを言います。
アンテナ線は一般的に同軸ケーブルと呼ばれる断面が同心円状になっているものを使用します。
この中心にあるのが電波送信で一番大切な心線(芯線ともいう)となり、通常は銅を使います。
CA線はこの銅心線を銅をコーティングしたアルミ線に置き換えたものです。
利点もありますが欠点もあります。
特に同軸ケーブルの加工時に心線に少しでも傷がつくと、CA線は非常にもろくなり振動や負荷により折れてしまうことがあります。また銅心線の同軸ケーブルに比べて曲げに弱く、曲げた時に内部で断線をおこしたり電波の通りが悪くなることがあります。
上記のような特徴のため、直線で長い架空配線などでは重宝されるかもしれません。
しかし、それはコストを落とすことが一番のメリットであり、軽さはその他の欠点を補えるほどの利点とは言えません。
そのため基本的にはその性能ではなくコストを最重視した場合に使われるものと考えられ、特に家庭用のアンテナ工事では使うべきものではないと考えています。
クラウンクラウンでは原則としてS-5C-FBの上位ケーブルとなる、3重シールドのS-5C-FBTを使用しています。3重シールドのため外部からのノイズや電波漏洩に強く、4K8K放送には最適なケーブルです。
※S-5C-FBは2重シールド。
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BERとは[Bit Error Rate]の略で符号誤り率のこと。ビット誤り率ともいう。
地上デジタルテレビ放送の場合、2×10-4(1万ビット毎に2ビットの誤り:2E-4)以下であれば、誤り訂正によって障害のない画質で受信できる。
通常数値が小さいため指数表示となる。
MERとは[Modulation Error Ratio(モジュレーション・エラー・レシオ)]の略で変調誤差比のこと。
単位は[dB]。
復調されたデジタル信号の源信号からの劣化状態を表します。
またC/N(CNR:Carrir to Noise Ratio キャリア・トゥ・ノイズ・レシオ)と相関関係にあります。(線形領域内において)
C/Nは一般的には「シー・エヌ比」と言います。
地デジアンテナ工事の際に重要な3要素(LEVEL、MER、BER)のうちの一つです。
V-ONUとはVideo-Optical Network Unitの略で、光ファイバーで配線された加入者端末のこと。特に光通信でテレビを視聴するための端末のこと。
特にテレビとは関係ないインターネットの光通信端末はONUと言う。
FTTHとはFiber To The Homeの略で、CATV中継局から各家庭まで光ファイバーでつなぐこと、またはその施設のことをいう。
CSとはCommunications Satelliteのことで通信衛星のこと。
BSとはBroadcasting Satelliteの略で放送衛星のこと。
SHFとはSuper High Frequencyの略で、3000~30000MHz(3~30GHz)の波長のことを言う。衛星放送には11.7~12.75GHzが割り当てられている。
波長は1cm~10cmで、センチメートル波(センチ波)とも呼ばれる。
電波の中では直進性が強いので衛星から地上までまっすぐ届く電波として使用されていますが、ほとんど回析しないため受信方向に電波遮蔽物があると電波が届かないという特徴がある。
雨などの影響は受けにくい。
UHFとはUltra High Frequencyの略で300~3000MHzの極超短波のこと。(300MHz~3GHz)
地上デジタルテレビ放送、業務用、アマチュア無線などに使用されている。
地上デジタルテレビ放送としては470~710MHzが使用されている。※以前は470MHz~770MHzまで使用されていた。
波長が10cm~1mでデシメートル波とも呼ばれる。