さいたま市内に於いて、2018年5月24日から、各携帯電話事業者が新しい電波(700MHz帯)を使用する予定です。
これに伴い、テレビ映像に影響が出る恐れがあります。
この影響を防止するための工事を700MHz利用推進協会が実施し、工事費用は700MHz利用推進協会が全額負担します。つまり地域にお住まいの方には一切請求はありません。

700MHz利用推進協会とは

一般社団法人700MHz利用推進協会とは総務省から700MHz帯の周波数の認定を受けた携帯電話事業者(株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社、ソフトバンク株式会社の4社)が、700MHz帯の周波数を使用した移動通信サービスを早期に提供できるよう、事業を一元的かつ円滑に推進するために設立した団体です。
一般社団法人700MHz利用推進協会
700MHz帯を使用する携帯電話基地局の開設に伴うテレビ受信障害対策について(総務省ホームページ)

対策とはいったいどんなことか

新しく700MHz帯の周波数基地局、アンテナなどの使用開始時に、近隣の建物のアンテナで使用しているブースターが動作不良を起こしテレビにノイズが入ったりブラックアウトしてしまう可能性があります。そのため、既存のブースターに電波干渉を起こさないようにフィルターを設置するなどの処置を行います。つまり、家屋内に入っての作業となります。
なお、この処置は完全に無料となり、対策工事は身分証明書(テレビ受信障害対策員証)を携帯しているため、怪しいと思った時には対策員証の提示を求めたり、700MHz利用推進協会に電話をして確認を取ることが大切です。

チラシの投函

受信対策が行われる建物には、事前にチラシが投かんされています。また、チラシにはその対策内容によって2種類(※旧タイプを除く)あります。

チラシの種類

受信に影響が出る可能性がある地区へのチラシ


こちらのチラシが入った地域は、チラシ記載の日時以降に受信に影響が出た場合、コールセンターに連絡をする必要があります。

受信に影響が出る可能性が特に高い地区へのチラシ


こちらのチラシが入った地域は、対策員が訪問してきますので、調査に協力してください、ということになります。また、必要に応じて対策工事を行ってくれます。

対策内容

主な対策工事作業は以下のようになっています。

受信に影響が出る可能性が高い地区(コールセンターに連絡して、来訪した対策員が実施)

  1. テレビ受信設備の確認

    テレビアンテナ、ブースター(旧型)の有無等、
    受信設備の設置状況を確認
    ※作業場所:室内、屋上や屋根上、ブースター設置場所(浴室天井点検口、屋根裏などの可能性もあります)

  2. テレビ受信状況の確認
    入居者(視聴者)立会いのもと、以下の作業

    • テレビ受信状況の確認
    • ブースター、およびテレビ端子のレベル測定

    ※作業場所:室内

  3. 回復作業
    ブースターへのフィルター取付け(またはブースター交換)および作業箇所の撮影
    ※作業場所:主に屋上や屋根上、ブースター設置場所
  4. 回復確認
    正常に回復したことを確認するため、再度2の作業

受信に影響が出る可能性が特に高い地区(巡回している対策員が実施)

  1. 訪問・調査
    テレビアンテナを設置している住宅へ調査のため対策員が訪問し、地デジの視聴法を確認します。
    アンテナがなく、ケーブルテレビや光ケーブルでの視聴が明確な場合は対策対象外となります。
  2. テレビ受信設備の確認

    テレビアンテナ、ブースター(旧型)の有無等、
    受信設備の設置状況を確認
    ※作業場所:室内、屋上や屋根上、ブースター設置場所(浴室天井点検口、屋根裏などの可能性もあります)

  3. テレビ受信状況の確認
    入居者(視聴者)立会いのもと、以下の作業

    • 対策作業前のテレビ受信状況(正常性確認)
    • ブースター、およびテレビ端子のレベル測定

    ※作業場所:室内

  4. 対策作業
    ブースターへのフィルター取付け(またはブースター交換)および作業箇所の撮影
    ※作業場所:主に屋上や屋根上、ブースター設置場所
  5. 対策後確認
    作業後もテレビ映像やレベルに変化が生じていないことを確認するため、再度3の作業

注意事項

地デジアンテナが見えづらい場合

対策工事は2017年から始まっており、今までの経験を踏まえ各対策員には周知されていると思いますが、地デジアンテナを屋根裏に設置している場合などは一見光ケーブルでテレビを受信しているとも見える場合があります。おそらく対策が必要な地域に関しては、声がけがされていると思いますが、不在が続くなどの際にはアンテナが設置されていても対策対象から見逃されてしまう可能性もあります。
ご近所で対策工事を行っているにもかかわらず、ご自宅に対策員が来ていない、チラシが入っていない、という場合には一度700MHz利用推進協会まで連絡してみましょう。

詐欺や悪質な類似商法に注意

こちらの事業は原則として対策員が地域を回って一軒一軒確認し、作業を行っています。突然電話で確認されたり、対策作業費を請求されるなどはありません。
※電話の確認があった場合は、折り返すなど必ず700MHz利用推進協会に確認をしましょう。また、付随してセールスを行うことは禁止されているはずです。「ついでにBSアンテナを設置しませんか?」や「アンテナが古いので有料で新しいものに取り換えましょう」等ということはないはずです。少しでもおかしいと思った場合はすぐに700MHz利用推進協会に電話して確認しましょう。

犯罪に結びつかないような予防措置を

このような対策では、複数名の対策員が何度も部屋を出入りします。目につく場所に現金や財布などを置いておくと、対策員にも魔が差すということがあるかもしれません。万が一窃盗被害などがあった場合、悪いのは100%犯罪を犯した側ですが、目につくところに置かないことが犯罪の可能性を大きく減少させる要因ともなります。
また、一方的にすべてお任せするよりも、すぐに目の届く場所にいる(すぐ隣などにずっといると邪魔になってしまうので避けましょう)ことや、お年寄りやお子さんだけの時に作業をお願いしないようにしましょう。おそらく、お子さんだけの場合は作業をしないようにという通達はあると思いますが、念のためお子さんにも「お子さんだけが留守番をしている時は出直してもらう」ということを伝えておきましょう。

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