旧製品の利用による電波漏洩・電波障害について

総務省では「4K・8K普及促進等のための衛星放送受信環境整備支援等(BS/CS-IF対策)」として、既存の無線システム(無線LAN等)への悪影響を取り除くべく対策を行います。

以下引用

各家庭で使われている衛星放送用受信設備の中には、旧製品の使用や、不十分な施工方法等により、中間周波数帯(BS/CS-IF)の電波を家庭外に漏えいしているものがあることが認識されている。
特に、2018年以降に4K・8K実用放送(左旋円偏波)が開始された場合、新たな中間周波数帯が利用されることとなるため、漏えい電波により、当該周波数帯を既に利用している無線システム(無線LAN等)への干渉が発生することが懸念される。
そこで、4K・8Kに対応した衛星放送受信環境整備に向けた支援を行うことにより、漏えい電波による他の無線システムへの干渉を防止するための対策を進める。

以上総務省 電波利用ホームページより引用


同ホームページより引用

問題点

旧来の製品では、今回新たに使用される電波帯域の利用を想定していなかったため、製品また施工方法によっては電波漏洩が起きてしまいます。また、その漏洩した電波が現在すでに使われている無線LANや携帯電話(BWA)の速度低下や通信不良を引き起こす可能性があります。そのため、現在の仕様に適したものに改善しましょうということです。また、漏洩の度合いが強いと違法となり、法律によって処罰の対象となる可能性があります。

電波干渉が発生する主な事例

  • 旧規格のブースターや分配器、壁面テレビ端子などに見られる直付けによる接続
  • 不適切な施工(いわゆる「手ひねり接続」など)

なお、BS左旋偏波(4K8K)対応のBSアンテナを設置していない場合は原則として不要となります。

弊社の対策

過去に弊社で施工したお客様につきまして、弊社施工機器等は新基準に適合したものとなっております。
ただし、既存のブースターを利用した場合など一部の事例においては今回の回収対象となる場合もあります。
また、4K8K対応BSアンテナを設置した時点でご新築ではなかった場合など、分配器や壁面テレビ端子が基準に満たない場合も考えられます。なお、弊社ではアンテナ配線の接続に手ひねり接続は行っておりませんのでご安心ください。

改修工事に関する助成事業

一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)が国の補助金を受け、この改修工事にたいして経費の一部を助成するなどの支援を行います。
助成金につきましては、登録業者が適切な手順で行った改修工事に対して、その費用のおおよそ2/3にあたる金額を助成するものとなります。
弊社も現在業者登録を進めており、登録されましたらまた改めてご案内をいたします。

助成金が交付される機器のリスト

A-PABの「総務省 衛星放送用受信環境整備事業 中間周波数漏洩対策事業」のページで公開されています。
助成金対象機器リスト

助成金交付の条件

助成金の交付には以下の条件があります。

  1. 平成29年(2017年)5月11日以前に衛星基幹放送の受信設備が設置されていること。(右旋のBS受信設備が設置されていること)
  2. 平成30年(2018年)6月1日以降に右左旋対応アンテナを設置すること。
  3. アンテナ出力から壁面端子までの間の機器で助成金交付対象機器リストの技術基準不適合機器であり、かつ助成金交付対象機器であること。
  4. 住居を含む建物に設置されている受信設備の改修であること。ただし以下の設備を除きます。
    • 国、地方公共団体等が所有するもの
    • 登録業者が所有するもの
    • 放送法第136条第1項の技術基準のみが適用される電気通信設備
    • 受信設備の主たる目的が住居用でないもの
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