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クラウンクラウンの松本です。
杉並区での地デジアンテナ工事施工事例です。
弊社では「アンテナにも美しさを」をキャッチフレーズに工事を行っておりますが、どのようにアンテナの選定を行っているのか、その流れをご紹介いたします。

概要

今回は取り付け場所や使用するアンテナによって、見栄えや受信感度、工事料金の違いをご確認いただき、最終的にどのような工事で行うかをじっくりカウンセリングさせていただきました。

アンテナの引き込み線は、正面から見て右側面手前にありました。
一般的に電力引き込み線の近くにありますが、今回も同様でした。
また、屋根裏がなかったため、今回は屋根裏内設置は検討していません。
まず屋根の下端(アンテナ引き込み線近く)にて大まかに電波を測定し、十分受信できることを確認しましたので、その付近でどのようにアンテナを設置するかを検討していくことにしました。

以下の図のように、1~6までの6か所で4種類のアンテナの受信状況を測定し、最終的に4の設置方法で工事を行っています。


4~6はすべて同じアンテナですが、5は4よりも20cm上方に、6は4よりも70cm上方に持ち上げて測定しています。
1~6の測定結果は以下のようになっています。
※手持ちで測定していますので、最終的にきちんと固定した場合はそれぞれ数値が多少変化します。
各測定値は以下のようになりました。

スマホの場合は横向きにした方がわかりやすいと思います。
また、表示しきれていない場合は、左端の(+)ボタンで残りの項目を表示できます。


まず、16CHおよび21~27chは東京スカイツリーからの電波となりますが、28chの放送大学は東京タワーからの電波となり、方向としては30度くらいのずれがあります。
21~27chはいずれもMER(Modulation Error Ratio)、BER(Bit Error Rate)ともに最良値となっていますが、16chはBERはすべて最良値でありながらもMERに差が出ており、28chはMER、BERともに差が出ています。※28chは2018年9月末で廃止されるため今回の工事では重要視していませんが、アンテナの特性比較としてデータを開示しています。

数値から検討すると、3がすべてのチャンネルにおいて最高値となっていますが、28chのMERだけは5,6の方が数値がいい結果となっています。これをもとに、工事内容を検討していったわけですが、3のU2CN(ユニコーン)は目立つので避けたいというご要望があったため、まず却下となりました。
残りの5つで比べると、1、2の壁面取り付けのフラットアンテナに比べ、少し高い位置に取り付けた小型アンテナの方がバランスもよく、特にMXの受信が良かったため、4~6のいずれかの工事と絞られました。
4~6はいずれも同じアンテナで、高さを変えたものとなります。
一番高くに持ち上げた6が一番いい結果かというとそうでもなく、一部のチャンネルでは5の方がいい数値を記録しています。
これらは手持ちで測定しているため、若干の誤差は出ておりますが、いずれにしても目を見張るほどの差が出ていません。
それならば一番目立たない4の設置が望ましいという結果に至りました。
また、4の場合は黒い小型アンテナに合わせて黒い金具を使用しますが、5、6の場合はシルバーの金具とマストでの取付となるため、金具部分も目立ちやすくなります。

今回の測定結果で言いますと、高さの差は測定結果に大きく影響していますが、単純に少しでも高い方がいいというわけでもなく、受信が良くなるポイントがいくつか存在するということです。またU2CN(ユニコーン)は非常にいい結果となりましたが、SDA-5-1に比べると指向性が強いのか、東京タワーから発信されている放送大学に関してはSDA-5-1の方がいい結果となっています。

今回の工事料金

今回の工事料金は以下のようになっています。


なお、杉並区のため別途出張料金をいただいております。

工事のポイント

まず、しっかりと電波が受信できる場所に設置するということが重要ですが、当初正面左奥の建物の最頂部への取り付けはいかがでしょうか、とお客様からお話をいただきました。
一般的には高いほど電波の受信には有利であることは確かですが、左奥となると配線が非常に長くなってしまい、デメリットも色々出てきてしまいます。そこで、引き込み線の近くでどの程度受信できるかを測定しました。
結果的に良好な電波が受信できましたので、その近辺での設置を提案させていただきました。
見栄えももちろん大事ですから、アンテナも実機を見比べていただき、MXの受信の差なども考慮したうえで今回の工事となっています。
今回は黒地の部分への設置となりましたので、黒いアンテナでのご提案となっていますが、通常白いアンテナも持ち歩いています。
また、黒い金具での取付となりましたので、防水は黒い変性シリコンを使用しています。
変性シリコンは通常色付きのものとなっていますが、弊社では取り付けの金具の色に合わせるのが一般的です。
いくら取り付け場所が黒いからと言って、シルバーの金具の表面に黒いシリコンが見えると汚く見えますよね。その場合はライトグレーなど金具に近い色のシリコンを使用しています。
なお、ケーブルは弊社標準の三重シールドタイプのS5CFBTとなっています。
設置アンテナはサン電子のSDA-5-1、ブースターは日本アンテナのN42DUとなっています。
各説明書は工事明細、保証書、保証規定とともにお渡ししております。

施工時間

電波調査~カウンセリング:80分
施工時間:60分
となっています。

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