ナビゲーション  高品質アンテナ工事のクラウンクラウン » 施工事例一覧 » さいたま市見沼区でBSアンテナの手直し工事

クラウンクラウンの松本です。
今回はどのくらいかわからないほど昔に取り付けたというBSアンテナが突然見られなくなった、ということでご相談をいただきました。
その原因の調査方法と解決方法について解説します。

ハウスメーカー様等の敬称は記事中で省略させていただいております。

概要

突然BSが映らなくなったということで、まずは電話でカウンセリングを行ったのですが、E202のエラーが出ていること、すべてのテレビで同じ症状であること、BSアンテナが10年以上前の古いものだということで、工事の必要があると判断して訪問手直しでのご依頼となりました。

点検の手順

症状の確認

電話でも伺っていましたが、BSは全く映らないのに地デジは問題ないということでした。
この場合、ブースターとBSをつないでいる配線に問題があることが多く、断線や浸水などによりBSアンテナに電源が供給されていない、または配線が外れてしまっているということが考えられます。
BSアンテナはベランダ横にあり、地デジアンテナは屋根の上ということでしたので、まずはBSアンテナ本体への電源を確認しました。

BSアンテナの電源を測りました

測定してみるとやはり0Vの表示でした

配線の確認

年季の入った建物であったため、アンテナ配線は壁のテレビ端子ではなく、エアコンの配管穴からの引き込みとなっていました。
しかしよく見ると、数本のアンテナケーブルが一カ所から引き込まれています。
また、最初に点検した2階のテレビの裏に、ブースター電源が設置されていました。
手で触るとすぐに接触不良を起こし、ショートします。ですが、これは地デジブースターの電源で、BSはどうやらブースターを使用していないようでした。
よく見るとBSアンテナからつながっているアンテナケーブルは屋外で2分配され、1階と2階のテレビにつながっているようでした。
ここで、地デジブースターは今回関係のないものと分かったのですが、ちょっとしたことでショートしてしまう状況だったため、こちらはついでに手直ししておきました。

アンテナケーブルコネクターの接続不良

この画像ではわかりにくいですが、どうやら中の配線の状態が良くないようです


アンテナケーブルの加工不良

コネクターから外してみると、同軸ケーブルの中心にある心線と周りにある編組線が接触しかかっていました


このような状況ではちょっとしたことで真ん中の心線と周りの網状の編組線へんそせんが接触してしまいます。特にブースターと電源の間やBSアンテナへつなげるケーブルで、この心線と編組線のショートが起きると、電気がちゃんと流れずに最悪機器の故障にもつながります。
アンテナケーブルの正しい剥き方

アンテナケーブルをきれいに剥き直しました


今回はこちらは簡易的な補修として、きれいにケーブルを剥き直して接続しました。
ブースター電源の接触不良

接触不良を起こしているため、少し動かすと電源ランプが消えてしまいます


分配器の点検

驚いたことに、屋外に屋内用の分配器がついていました。
古い家というか、昔の工事屋さんは平気でそういうことをする人が多かった印象がありますが、それでもせめて軒下などの雨が当たらない場所に取り付けていたものです。しかし、今回は雨どいに固定されていました。
とはいえ、雨どいを塗り直した形跡があったため、リフォーム(壁などの再塗装)の際に移動したのだと思うのですが、いづれにしても軒下についていたわけではなさそうです。(ビニルテープの一部だけ塗装していたので、外さずに再塗装したのかと思ったのですが、分配器の下も塗装してありました。不思議ですね。)

屋外に設置された屋内用分配器

防水はパテで行っていました


パテで防水をしていただけだったので、上部から浸水したのかと思ったのですが、本体自体が紫外線でボロボロになっていたので、もしかするとパテの防水は役目をはたしていて、割れた本体の隙間から雨水が入ったのかもしれません。
屋内用の分配器にひび

屋内用の分配器なので耐候性の弱い素材なのでしょうか、ひびが入ってしまっています


ボロボロになった屋内用分配器

軽く触っただけでボロボロと外装が割れていきました

テレビの確認

今回はブースターを使用していなかったため、テレビからBSの電源を流していました。
ここでテレビから問題なく電源が流せるかの確認を行いましたが、ショートしてしまったせいか、うまく電気が遅れないようになってしまっていました。これは一時的な不具合で、電源をしばらく切っていれば直ることもありますが、今回はもしかしたら完全に壊れてしまったかもしれません。
最終的に補修工事が終わった後にも確かめましたが電気を流そうとするとエラーになってしまいました。

分配器のショートで壊れたテレビ

テレビから電源が送れなくなってしまっていました

補修工事

分配器の交換

分配器を屋外用分配器に交換しました。

屋外用の分配器に交換

屋外用の分配器に交換しました


オーバースペックですが弊社標準の4K8K対応モデルに交換しました。
また、今までは1端子電流通過型の分配器だったため、1階と2階のどちらか決まった方から電気を流す必要があったのですが、今回は全端子電流通過型の分配器を使用しています。
ついでに長すぎたケーブルは短くしました。
長すぎるアンテナケーブル

BSアンテナに付属のケーブルをそのまま使用したのでしょうが、長すぎたので余分なところはカットしました

テレビの設定変更

2階のテレビは工事が終了するまで電源を落としていたのですが、いざBS電源をONにすると0.7V程度の電圧は出るものの、数秒で電気が流れなくなり画面にエラーが出てしまう状況でした。
そのため、2階のテレビはBS電源をオフに設定し、1階のレコーダーのBS電源をオンに設定し直しました。
また、テレビのBS電源もオンになっていたので、こちらはオフに変更しています。

今回の工事料金

今回の工事料金は以下のようになっています。

工事内容屋外用分配器交換工事

さいたま市見沼区のため、出張料金はいただいておりません。
アンテナ点検+簡易補修は10000円となりますが、今回は分配器の交換もあったためこの金額とさせていただいております。

手直しのポイント

今回は電話でのカウンセリングの際は、ご自宅全部のテレビでBS放送をご覧になっているということからブースターを使用していると考えていました。
ですが、実際には2台のテレビはそれぞれ屋外から配線を引き込んでおり、ブースターを使用しない分配配線となっていました。
配線がエアコンの穴から引き込まれている、という情報があれば電話口でも原因の特定ができた可能性もありますが、どちらにしても出張修理が必要な案件には変わりなかったですね。
アンテナを設置したのは10年以上前とおっしゃっていましたが、15年以上は前に設置しているような気がします。分配器自体はその当時のものであれば、あのような防水でよく持ちこたえたと思いますが、もしかすると雨どいなどの塗装工事の際に取り換えているかもしれません。
今回はテレビにも不具合が出てしまいましたが、視聴自体には問題がなかったのでよかったと思います。
※BSが映らなくなった時から、地デジを見ていても「ショートしています」という表示が画面に出るようになり邪魔だったことは間違いないでしょうが。

施工時間

原因調査~交換工事:90分
となっています。

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